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【映画 レビュー】エクスペンダブルズ3 ワールドミッション 【69点】

「往年のアクションスターの同窓会にとどまらない」

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(吹替版)
アメリカ2014年アメリカ映画アメリカ

『リーサルウェポン』VS『ランボー』
何食わぬ顔で、3を完成させ、普通に公開していた『エクスペンダブルズ3』。
気がつけば、3です。
『スパイダーマン3』だって続編に3年かかったのに、『エクスペンダブルズ』は、2年で3まで漕ぎ着けた。
普通だったら、ネタ切れして失速するのにネタ切れ感が無いのがすごい!!
事前に過去作を復習していると、飽き飽きしてしまう人がいるかもしれないが、自分はかなり楽しめた。
3作目なのに、高いモチベーションで楽しく観れた、その理由はただ一つ。
往年のアクション映画スター再生工場!!
2で、ジャンクロード・バンダムとチャック・ノリスという俺たちの心を温めてくれる人選をしたスタローン。
しかし1作目から、スタローンと新世代ハゲのステイサム、そして我らが小さいドラゴン、ジェット・リー。なんだかんだで常連のドルフ・ラングレン、さらにここから復活が始まった!!なアイルビー番長のシュワちゃん。最近やる気ない小さいハゲことブルース・ウィリス。
誰もがなしえなかった、むしろ暗黙の了解で、やらなかったとも言える、オールスターの共演をスタローンはやってのけた!!
それはやはり、俳優としての経歴の他にも、『ロッキー』を自身で脚本を書いたという映画を創造できる彼の本質な能力としてのプロジェクトの創出力の賜物なんだろう。
そして本作3では、『マッドマックス』『リーサルウェポン』などで一世を風靡したメル・ギブソン
と我らが『インディー・ジョーンズ』のハリソン・フォードが参戦。そして僕らの黒人吸血鬼の『ブレイド』ことウェズリー・スナイプスも登場!!
さらに、あのミスターデスペラードこと個性派俳優のアントニオ・バンテラスも特異なキャラで登場!!
ちなみに小さいハゲは出てこなかったが…。
特に注目はウェズリー・スナイプス!!
彼はこれまで脱税の関係で、刑務所にいたので、その彼が本作の冒頭で脱獄させられるところから始まり、大暴れ!!
というプロットはとことんマニア心をくすぐってくれる。
そういったサービスを大事にするスタローンの映画作りの方式が本作では濃厚である。
映画の本筋は、アクションスターが銃をマシンガンを撃って人を虐殺するだけの映画なのだが…
往年のアクションスターたちが、彼らのアクション映画に出演しているように、マシンガンを撃ちまくって、人を殺す。
時代は90年代か?80年代の後半か?
死んでいく人のバックボーンはどうなんだ?
そんなことは、どうでもいい。『エクスペンダブルズ』の根底は同窓会なんだから
それでも挑戦を辞めないスタローン!!
と同窓会映画らしい、大スペクタクルな戦場乱闘以外にも、2000年代を意識したアクション映画の要素を果敢に盛り込んできたスタローン。
前作までのチームを使い捨て軍団と銘打っているのに、愛着湧いちゃって使い捨てにできなくて、辛くなったスタローンは愛着のない若者たちを採用して、新たなチームに!!
その若者たちは、ギークだったり、モトクロスライダーだったり、ハイテクマシンガンだったり、女性だったりと、90年代の戦いを皮肉るような、スパイの戦いのような頭脳戦が根底にある戦いを披露してくれる。
その目線はやっぱり、映画を創造してきた人間らしい、面白さがあるなと思いました。
僕は本作の脚本好きですよ。
前作のようにアジアファンドを感じさせる不必要なアジアヒロインにイライラすることもなく。
本作はアメリカ映画らしい、アホ丸出しに人が死ぬだけの娯楽大作。
また脚本も出てくるキャストに対して愛情を持っているし、前半で解散して、中盤で若者たちを入れてアクション映画に対して違うアプローチをして、終盤では結局元サヤに戻りつつも若者たちのアクションを取り入れてくれるし映画としてもそれぞれのキャストが活躍する。
もう少しウェズリー・スナイプスのブレイド的なアクションが見たかったのも本音だし、ジェット・リーが今回マシンガンしか撃たなかったのは不満だったが。(健康上の問題らしい。)
海外ドラマの『アロー』のようにトレーニングシーンと称してウェズリー・スナイプスとジェイソン・ステイサムの肉弾戦とかあればもうちょっとテンション高まったんだけどな。
でも普通に楽しい時間を送れました。
90年代に映画ばっか観てた人は是非チェック!!
メモ得点メモ
物語と上映時間 7/10
映画の奥深さと世界観 4/10
キャラクターの魅力 10/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 6/10
音楽 7/10
俺の趣味 8/10
69
パンフレットが今回も最高でした。キャスト一人一人にライターさんたちがラブレターのように文章を寄稿しているのが印象的。番外編で色々な企画もあって、別冊映画秘宝のような面白さ。
確かにマンネリ気味ではあるものの、シリーズごとに見て喜びを得れる貴重な映画だなぁ。
地上波でやっていたので、録画して吹き替え版鑑賞
吹き替えやばいね。
スタロンはささきいさお
ステイサムは山路さん
ドルフラングレンは大塚明夫さん
メル・ギブソンは磯部勉さん
シュワちゃんは玄田さん
ウェズリー・スナイプスに江原さん
バンデラスに東地
そしてジェットリーに池田さん
全てが、映画の主役を張りそうな吹き替え陣!!
吹き替えで見るとその豪華さが際立つ。やっぱり彼らの映画を見て育ったんだなと改めて実感!!
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