◯【74点】クワイエット・プレイス破られた沈黙【解説考察:人類救世へあと一歩】○

『ラスト・オブ・アス』を思い出す

製作

★目次★

2021年アメリカ映画

丁寧な映画でした

キャスト

エミリー・ブラント
・オール・ユー・ニード・イズ・キル
・プラダを着た悪魔
・アジャストメント
・砂漠でサーモン・フィッシング

ノア・ジュープ
・ハニーボーイ
・ワンダー君は太陽
・フォードvsフェラーリ
・クワイエット・プレイス

キリアン・マーフィー
・28日後…
・インセプション
・サンシャイン 2057
・レッド・ライト

ジャイモン・フンスー
・ブラッド・ダイヤモンド
・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
・イン・アメリカ/三つの小さな願いごと
・アミスタッド

ネタバレあらすじ

物語はエリアン襲来の日に戻る。
長男マーカス（ノア・ジュープ)の
少年野球の観戦にきたアボット一家。

しかしテレビでは
隕石襲来で人々が暴徒と化す映像が
流れ始めていた。

気にせず観戦していると
空から巨大な隕石が降ってくるのを目撃する。
不安になった人々は野球を中止し、
帰路に着こうとするのだが、
その途中で高速で動く多足型の宇宙怪獣に
多くの人々が殺害されてしまう。

彼らは音にとても敏感だった。
多くの人々が音を立てて殺されてしまう。

銃も効かない装甲を持つ彼らの
電撃襲撃により強力な兵器を使うまもなく
人類は壊滅してしまうのだった。

父のリーを失いながらも
イヴリン(エミリー・ブラント)は出産。
そして聴覚障害を持つリーガンの
リーが作成した特注補聴器の放つ
特殊な周波数が宇宙怪獣の苦手な音であり
行動不能になり
弱点の装甲内部の顔面や口などが
露わになり、そこを銃撃することで
脳を破壊し殺害することができるのだ。

人類救世の機会を得た家族だったが、
リーという大黒柱を失い、
赤子も抱え以前ピンチであることは
変わらなかった。

自宅を失った彼らは、
生存者を探しに旅をする。

廃工場に来た彼らだったが、
マーカスは運悪く足を負傷。
窮地を救ったのは
リーのかつての同僚の
エメット(キリアン・マーフィー)だった。
しかしエメットは宇宙怪獣の襲撃により
子供を失い、妻もまた病気で失い、
精神的にも限界が近かった。

だがアボット一家はその地で、
ラジオからメッセージを受け取り、
東海岸の先の島に人が暮らしていると
推測する。
長女のリーガンはラジオ塔を使うことで
宇宙怪獣から人類を救えると考え、
そこに向かいたいと思うが、
皆反対する。

だがリーガンは1人旅立ってしまう。
イヴリンに連れ戻すことを懇願された
エメットは渋々ながら協力し、
リーガンを追うのであった。

そしてイヴリンは、
傷ついたマーカスや
赤子をしまうのに使用している
酸素ボンベ切れを補充するために
単身街のドラッグストアに向かう。

2021年6月20日劇場鑑賞
2021年32本目

2018年の高利益映画の続編が公開

2018年アメリカで公開された本作。
マイケル・ベイ製作の
低予算ホラー映画シリーズの中で
大ヒットし、
2018年で一番利益を出した映画になった。
監督脚本はテレビドラマ俳優の
ジョン・クラシンスキー。
主演も務め、
実生活の嫁のエミリー・ブラントと共演し、
夫婦役で音を立てたら襲ってくる
凶悪な小型宇宙怪獣との
サバイバルが描かれた作品の
続編がコロナ禍を乗り越えたアメリカで公開。

2021年の中では好評価を得て
大ヒットを記録し、
公開ラグなく日本でも劇場公開したので
鑑賞してきました。

監督は前回同様ジョン・クラシンスキー。
今回は前作の終盤でお亡くなりになったので
監督業に専念した模様。
代わりにキリアン・マーフィーを追加し、
宇宙怪獣の弱点を得た家族の
その後の人類反抗の機会を繋ぐまでの
第二幕が描かれる。