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◎【88点】オッペンハイマー【解説 考察:難解さとアカデミー賞的作風の調和】◎

核戦争の恐怖を再認識すべき時

はじめに

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

製作

2023年アメリカ映画

え?音が急にデカくなるからホラー映画の扱いにされているの?

監督

クリストファー・ノーラン
TENET テネット
インターステラー
ダークナイト
ダンケルク

キャスト

キャスト一覧
キリアン・マーフィー
・28日後…
・サンシャイン2057
インセプション
・ピーキー・ブラインダーズ

エミリー・ブラント
・プラダを着た悪魔
砂漠でサーモン・フィッシング
オール・ユー・ニード・イズ・キル
アジャストメント

ロバート・ダウニー・Jr.
アイアンマン
シャーロック・ホームズ
アベンジャーズ/エンドゲーム
トロピック・サンダー/史上最低の作戦

マット・デイモン
・リプリー
ディパーテッド
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
オデッセイ

フローレンス・ピュー
・フォーリング 少女たちのめざめ
・レディ・マクベス
トレイン・ミッション
デューン 砂の惑星 PART2

ジョシュ・ハートネット
・ラッキーナンバー7
・ブラック・ダリア
・パラサイト
30デイズ・ナイト

デイン・デハーン
・クロニクル
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
アメイジング・スパイダーマン2
・キル・ユア・ダーリン

ジェイソン・クラーク
ゼロ・ダーク・サーティ
・猿の惑星: 新世紀
マッドバウンド 哀しき友情
・エベレスト 3D

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
1954年ソ連との冷戦下のアメリカ。
原子爆弾を開発した物理学者の
オッペンハイマー
(キリアン・マーフィー)は
ソ連のスパイの容疑がかけられ
弁護士、検事同席のもと
原爆の技術などの
国家機密保持許可をかけた
聴聞会が行われることになった。

ここには彼が原爆を開発した
マンハッタン計画の参加者たちが
証人として現れる。
その中でオッペンハイマーは
いかにして原爆を開発することに
なったのかを
学生時代から記憶を辿る。

傍には彼の妻のキャサリン
(エミリー・ブラント)の姿もあった。

そして映画は同時に別の時間軸も
描くのであった。
1959年
アメリカ原子力委員会の委員長の
ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr.)は
商務長官の任命承認に向けた
公聴会にて水爆開発推進及び
プリンストン高等研究所の所長に
オッペンハイマーを抜擢したが
その後のオッペンハイマーの
不祥事について言及される。
全ては共産主義に傾倒する
オッペンハイマーの責任かと
思われていたが。。。

1926年イギリスにて
物理学の勉強のために留学しにきた
オッペンハイマーは
理論は優れていたが実験は苦手だった。
しかし彼の躍進は止まらず
すぐさま教授に上り詰める。

多くの論文を発表し成功を収めるが
第二次世界大戦が幕開けになり
ヒトラーが原子爆弾を用いた
爆弾を開発している情報を得た
オッペンハイマーは陸軍将校で
国内の軍事設備の立役者である
レズリー(マット・デイモン)により
オッペンハイマーの才覚を見出され
世界を救う為にナチスドイツよりも
早く原子爆弾を生み出すことを
オッペンハイマーに依頼する。

多くの人々のオッペンハイマーなら
できると確信を受け
オッペンハイマーは全米以外にも
連合国の学者にも声をかけて
原子爆弾を生み出す為に
荒野のど真ん中に街を作り出そうと
するのであった。

オッペンハイマーは
チームに大恐慌を経て
富の平等化から始まった
共産主義に傾倒するものも
抜擢しているのであった。

2024年3月29日IMAXGT版鑑賞
2024年18本目

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2024年アカデミー賞作品賞受賞作品鑑賞

2024年に開催された
アカデミー賞作品賞受賞作品
『オッペンハイマー』を鑑賞しました。

全然日本では公開しなかったですが
噂で確証はないですが
ユニバーサル映画の配給をしている
東宝東和に電通が関連していて
この映画の公開に際して
ヤクザが乗った凱旋カーのデモ活動を
起こされたくなかったとか。
噂ですが。

だから小さい配給会社が購入し
アカデミー賞絡みで結果が出た時期に
公開日程を組んだみたいだね。

his
予告編の質がめちゃめちゃ高くて、ヒットのために社運をかけて宣伝費注ぎまくってる感じがすごい

ノーラン受賞おめでとう!!

自分は2000年の監督2作目『メメント』の
初アメリカ映画にて
ノーランの映画を新作レンタルで
見守ってた勢で
監督4作目の『バットマンビギンズ』から
ノーラン大ファン

以降は全作品を劇場で鑑賞。
2010年の『インセプション』から
リアルタイムでIMAXで鑑賞。
『ダンケルク』に関しては
無職でありながらも
大阪に夜行バスで映画を見る為に
遠征してIMAXGT版を鑑賞。
2020年の『テネット』は
東京のIMAXGTで鑑賞。

再上映で『ダークナイト』は
IMAX版そしてIMAXGT版を
鑑賞するほどの
ノーランファン。

ファンとして
2024年のアカデミー賞受賞に関しては
感動が一味違いましたね。
WOWOWOに再加入して鑑賞しちゃいました。

イギリス出身ながら
ハリウッド映画大好き人間ながらも
アカデミー賞とは微妙な距離感ありながらも
本人はハリウッド映画的な
特大フォーマットに対して
常に愛情を注いでいるので
それに連なるアカデミー賞は
めちゃめちゃ意識しているようで
今回のアカデミー賞受賞本人以上に
感慨深かったし、
彼がしっかりIMAX社にも感謝していて
これからもノーランを
応援しようと思いました。

そんなわけで
2024年アカデミー賞そして
ゴールデングローブ賞にて
作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞
撮影賞、編集賞、作曲賞という
主要部門の受賞という

まさしく2023年を代表する素晴らしい映画

2024年3月31日現在
北米の映画データベース再度
IMdbにて
高評価映画TOP250にて
90位という超高い評価を得ている。

自分の感想としては2023年に相応しい
アカデミー賞らしい深いテーマを
世界に発信する映画と感じました

概要:原子爆弾を生み出したアメリカの英雄であり悲しき天才の物語

1945年8月6日、8月9日に
第二次世界大戦中の日本に対して使用された
原子爆弾。

それの生みの親、
計画のリーダーである
オッペンハイマーの栄光と失墜と再生が
同時並行で描かれる複雑な作品。

いつものノーランで映画の時系列が複雑

ここがマニア向け:相変わらずのノーランらしい難解な映画

難解ポイント1:時系列がめちゃめちゃ

ノーラン映画といえば
映画の時系列がめちゃめちゃ

2作目の『メメント』では
チャプターが逆から再生される
という凄まじいトリックが映画に施されており
そこが本編に真相とうまくリンクしている

古畑任三郎逆回転

今作では
1.1954年のオッペンハイマーに向けて行われる聴聞会
2.1959年のハゲメイクしたロバート・ダウニー・Jr.に向けて行われる公聴会
3.1926年〜1954年頃までの聴聞会内でオッペンハイマーが行う回想
4.1963年のエピローグ+1947年の回想

という主に3つの時間軸で描かれる。

his
こうやってみると『ダンケルク』並みにめちゃくちゃだけど
やはりノーラン好きなので慣れてしまってるの自覚する

基本的には3の回想が物語の中心になり
オッペンハイマーが原子爆弾を生み出すまでの
学生時代→教授時代→
プロジェクトリーダー時代
→原子爆弾反対側に主張変更開始
と進んでいく。

それらは主に回想として描かれ
映画の種時間軸は1954年にあたり
過去の回想のそれぞれで
オッペンハイマーの半生が解き明かされる

また彼自身が共産主義に傾倒
していた時期があり
それについて問われ続けるという

落とし込まれる展開

また1959年のロバート・ダウニー・Jr.が
主体のパートは白黒で描かれる。

ロバート・ダウニー・Jr.パートについては
ネタバレに当たるが
「融合」という副題がついており
その理由については映画終盤でわかる

his
ちなみに聴聞会については「分裂」という副題がついてるので
そういうことなのだ。

またノーランは映画に文字的な情報を
入れるのを嫌うタイプの人らしく
描かれてる年代などは
全く表記してくれない。

歴史的な日である第二次世界大戦の
進行の日とか原爆落とした西暦とか
全く描いてくれないし
公聴会と聴聞会の日も最初に
描いただけで全く描いてくれない。

his
庵野秀明とは正反対だねぇ!

ここが難解:登場人物多すぎ

難解ポイント2:登場人物多すぎ

過去の名作映画の脇を固めた俳優陣が
多数登場。
もちろんノーラン映画を支えた
ケネス・ブラナーやら
デヴィッド・ダストマルチャン等も
登場するが、近年賞レースを沸かせた
ラミ・マレック、ケイシー・アフレックや
それ以外にも多数の
顔知ってるけど
名前わからない
味のある俳優がオッペンハイマーの
原子爆弾製作メンバーとして多数登場。

登場人物がそれぞれが著名で
それぞれが賢いわけで結構重要。
一堂に合いして会話する展開も
多く全体的に情報量も多く。
難解になっている。

ここが難解:シーン多すぎ、みんな早口、音楽うるさい

難解ポイント3

これは上の登場人物多いけど
めっちゃそいつらよく出てくるなぁ
って思ったけどみんなしっかり
喋るんだけどその量がすごい。

上映時間が3時間あって
しかもシーンも
めちゃめちゃ多く
賢い人特有の早口での会話が中心
だけでにとどまらず

終始素晴らしい音楽が流れ続けてて
脳みその疲労が異常

会話も重要だが
アカデミー賞を受賞するほどの
素晴らし楽曲が終始流れまくってる。

情報の洪水が凄まじく脳の理解が追いつかないよ

映像も綺麗だし構図も素晴らしい。

his
指折りの難解濃厚映画ですわ。

ここが凄い:圧巻の映像

アカデミー賞も受賞した本作。
またIMAXGTにて鑑賞すると
画角が1.43:1と大きくなる。

IMAXGTで見ると通常のシネスコ、
IMAX、IMAXGTと3種が混在するが

やはり1.43:1の迫力と解像度の美麗さが全然違う

1.43:1のところは
IMAXフィルム65mmで撮影している
らしい本作。
そして今作はさらにこだわりを高め
白黒フィルムでの撮影も行なっている。

ダウニー・Jrパートは
ほぼほぼ白黒撮影ということ。

his
相変わらずノーランはキャメロンとは別方向で映画の技術レベル高めてるわ。

しかし

そこまでIMAXGTで見る必要はないかなぁ?

と思う。

全体的に動きのあるショットは少なく
むしろ構図や画角のこだわりを強く
感じました。

映画内では
荒野に街を作るという
怒涛の展開もあり
西部劇のような掘立て小屋が
多数ある街を闊歩するシーンやら

荒野を馬でかけるシーンこそあるが
一番のインパクトは
原子爆弾の実験成功シーンの爆炎の映像。
劇中ないで原子爆弾はほぼ0%だが
大気中の原子と爆発が連鎖すれば
地球全土に爆発が広がってしまうという
恐ろしいパワーがあるという
描写があったが
それの発端にもなりうる
火山の爆発のような
地面から上空に巻き上がる炎の映像は
IMAXGTでなければ
どんな映像になったのかわからんぐらい
特殊な映像だった。
その映像をどう作ったかなどは
極秘にするほど特撮スタッフが
こだわった映像のようです。

凄まじい映像こそあるが
全体的にIMAXGTを用いた
情報量のある映像などは
見当たらず綺麗な荒野の映像などが
主なのでそこまでおすすめではない

his
ちなみに結構爆音なので耳が翌日とか痛い

感想:長いんだがトリックがあって面白い

と映画は3時間というクソなが
映画なのだが
オッペンハイマーのリフレインする
幻視のようなトラウマのような
シーンからエピローグのように
失墜していく。

とその後のエピローグっぽい
聴聞会の展開が
え?まだ続くの??と思う
ところもあったのだが
そっから白黒パートの秘密
ダウニー・Jr.の復讐劇だったことが明かされる
わざわざ別パートで
しかも別視点のオッペンハイマーとの
絡みの薄いシーンが描かれ
当初はこのパートそのものの
意味も理解ができなくなってくるが
アメリカを英雄にした男を
失墜させた男の一方的な恨みと
復讐により失墜させ自分は
アメリカにてより高い官職に
つこうと企んでいることが
明かされるのであった。

だがそれもまた
驚くべきキャラクターが突如現れ
オッペンハイマーに渡し船を渡すという
ノーランらしい奇を衒った展開に
流石にびっくり。
ちょっと退屈だった話も
見事に再度の興味とこのパートに
意味をもたらせ本当の
エピローグに物語は帰着し
そしてオッペンハイマーの
過去の恐れる未来の幻視を通して
クリストファーノーランの
世界中に住む人々の
直面する核戦争の危機に
警報を鳴らして映画は終わる。
まるで彼自身が
これからも映画を撮り続けたいから
踏みとどまり融和する未来を
見つけて行こうという
願いを見たような気がする。

his
その反戦的なメッセージ性も現実のウクライナやガザ地で起きていることに連なっていくので
今作がアカデミー賞受賞に至ったのかなぁと思う。
ノーランが世界に必要な映画をようやく生み出した。

え?:フローレンス・ピューよ

気鋭の異彩を放つ女優
フローレンス・ピューが
ノーラン組に参戦。

しかしまさかの
オッパイ要因というびっくりな
役っぷり。
しかもオッピーの愛人役。

オッピーのお股にオッパイ
丸出しになって
インドの言語で書かれた
文章を読ませ
騎乗位でいくとう

謎の変態展開

his
クローネンバーグっぽいやつですかね??

しかしフローレンス・ピューの先見の明は
とても卓越していて
映画で大胆に脱ぐなら
アカデミー賞を受賞するぐらいの
すごい映画でないといけないという
ノーランの映画の初オファーを
受けてあの変態ヤンデレキャラを
演じるなんて。

his
でもこのキャラ映画に必要だったのかな?

聴聞会のシーンではあの密度の中で
セックス描写という
マジクソ変態展開の衝撃すごかった。

ここが好き:結構ロマンチックな映画

物理学者の映画だが
なかなかのロマンチックな映画。

大学時代の彼は衝動的に
人殺しを目論んだり
うなされたり物理学に思いを
馳せたりとメランコリックで
不思議な映像があったり。

そんな彼が共産主義に傾倒しながらも
妻に出会い馬に乗ってデートしたり
弟とキャンプしたり
大学で学生たちに指導して仲間を
作ったり
そして米軍より
ナチスより先に原子爆弾を作り
世界を救うために
荒野の真ん中に街を作ったりと
天才が世界を変えるために
邁進していく前半の展開すっごい
夢があってなんだか
ロマンチックだった。

編集のキレが凄まじく
そもそも複数の時間軸が
並行する映画ながらも
素晴らしく心地い音楽と
調和させて流れるような
物語運びにしたのは
さすがアカデミー賞を受賞する
だけあって素晴らしかった。

ただこのロマンチックな心地よさは
『博士と彼女のセオリー』でも
味わったような

his
そっかあっちは若くして亡くなったヨハン・ヨハンソンさんだったか。

また天才学者の成功と失墜を
描く映画といえば
ラッセル・クロウの
『ビューティフル・マインド』も
あったなぁと思ったり。

ここが凄い:演技賞受賞納得のパワー

ダウニー・Jrの異色とは別に
壮大なプロジェクトを
主演男優として
牽引し最後には
その成功を現実的に俯瞰し
自分の功績は世界のルールを
変えたことに驚愕し
それを元に戻そう
もしくは破滅への歩みに
抵抗さえするという
キャラクターを体現した
キリアン・マーフィー。
典型的なアカデミー賞キャラとして
相応しいし大役を見事にこなしていて
すごかった。

その脇を固めるのはマット・デイモン。
初登場から食事をこぼして
イラつくという
普通の俳優だったら
かっこ悪すぎてやりたくないだろうに
さすがマット・デイモン、天才的。

その部下として
最近めっきり見かけてないと思った
デイン・デハーンがしっかり
美味しところにいて
しかもダウニー・Jrとも
最終的には繋がっていて
深みのある酒のような存在感。

エミリー・ブラントは
子育てに嫌気さしまくりで
アル中になったりと
アウトよりなキャラクターで
浮気した挙句オッピーとデキ婚という
ロマンチストもほどほどにとけよ
と思ってしまうような
人間関係が描かれていたが
それでも終盤での
クソ検事役のジェイソン・クラークと
大立ち回りをしていい感じの
ケツアゴっぷりを披露。

女性の権利とかそういう問題に
対しても目配りが映画として
できていて絶妙でした。
エミリー・ブラントやら
ダウニー・Jrの終盤の株の上げ
方が凄まじくて最高でした。

そして知らない俳優さんですが
アインシュタインという
天才様との切ない会話の数々
全てを見通したアインシュタインの
オッピーへのやり取りの渋さが
最高でした。

ここが深い:世界を救う炎は世界を滅ぼす炎へ

映画の引用でプロメテウスの話が
出るわけですが
まぁそういうやつでしたね。

ユダヤ人を虐殺しまくる
ナチスが原子爆弾を手に入れたら
世界を滅ぼすために
使うことは明白であろう。

苦しくも世界を救うべく
原子爆弾開発競争という現象が
巻き起こりアメリカが製造に成功。

その炎を徹底抗戦の姿勢の
日本に使うことで怯えた
大日本帝国のボスが降伏を受諾。

もし使わなければ本土で
抵抗する市民を虐殺しなければ
いけなかったという理論も
確かに納得できる。

しかしその強大な力は
オッピーの当初の計算とは違った。

映画はその被害を情報ベースの
台詞程度しか出さなかった。

結果的原子爆弾は地域一帯を消失させ
その後遺症も残す最悪の兵器だった。

映画としては確かに原子爆弾の
本質的な恐怖についての警報が
足りていないところは確かにあるが

世界を滅ぼす力を生み出してしまった
オッピーは葛藤し病み始めるわけです。

しかもその技術は信頼していた
学者の1人が後の敵対国である
ソ連にもたらし
世界はより強大な兵器を生み出し続け
武力値でのバランスを取り続け
最終戦が起きないように
起こされないように
常に兵器競争を続ける未来へ
突き進むことになってしまった。

もしとある国が
国土の開発に限界を感じて
もう一度文明をやり直したいと
思ってしまったら
きっとそれが最終戦争の
プロローグになるんだろう。

世界を救うために生み出した力は
世界を滅ぼすほどの力へと
膨らみ続ける。

深いですわぁ。

?:Googleなどではホラー映画扱い?

原爆を扱っているからか
映画のジャンルとしては
ホラー映画扱い。

たしかに主人公が強大過ぎる力を
意識し始め人類終焉の力を
生み出したことを自覚してからの
主人公の狼狽っぷりは
それそのものだし
原爆以上の水爆を作ろうと
政治ゲームに切り替えていく
アメリカの中枢の常軌を逸した
思考もまたサイコホラー的ではあるな。

またその不安を煽る
唐突なでかい音だったり
悪夢っぽい未来の幻視の爆音だったり。
(耳が痛いほどの)
フローレンス・ピューが殺されるような
幻視もあったりと
怖いと言えば怖いし
聴聞会での精神の追い詰めっぷりとか
まぁそうだねぇ。

また原子力爆弾を開発している時には
自分たちが被爆しているという
認識とかあったのだろうか?
そのあたりはなんか不安だった。

あと時代設定が1940年代なのに
映像からは2020年代感がずっと
出続けていたのは
どうしてだったんだろうか。。。

なんか伝記ドラマとか
時代劇感が全くなかった。

舞台が荒野で車とか
第二次世界大戦中の武器とか
兵士の服装とか
時代を感じさせる要素が
全然なかったからかな?

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8.5/10
・映像のアプローチ 9/10
・映画の美術面 8.3/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 10/10
・上映時間と個人的趣味 9/10

88点

ノーランの映画なのに
なんだかノーランらしくない
絶妙にとんちをやめてるけど
展開的にはいつもの
ノーラン映画かな??と思ったり。
でも絶対UHDは購入します。

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