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【感想】冥王計画ゼオライマー

製作

1988年11月-1990年2月日本OVA

元々エロ漫画だけどロボットの性能がぶっ飛びすぎて伝説の作品

あらすじ

謎の中華系秘密結社ハウドラゴンは
突如世界征服を開始。
長年かけて製造した巨大ロボットを
用いて日本政府が所有する秘密基地を襲撃、
だがそこには同等の巨大ロボット
ゼオライマーがいた。

そのコックピットには登場を強要された
少年、秋津マサトと謎の少女、氷室美久
2人が乗り込んでいた。

敵の圧倒的な操縦スキルに
太刀打ちができないゼオライマーだったが、
突如マサトの人格が変貌。
ゼオライマーの放たれた光線により
ハウドラゴンの巨大兵器は塵と
化すのであった。

訳もわからぬ状況の中、
身内にも捨てられ、混乱するマサト。

ハウドラゴンでは次なる刺客が、
打倒ゼオライマーのために訓練をするが、
ハウドラゴンの組織内でも
人間関係に軋轢があり一筋縄ではいかない。

しかしあっさりと誘拐されるマサキだったが、
そこに美久が援護に来るのだが。。。

2021年5月2日U-NEXTにて鑑賞完了




特殊なロボットアニメ

以前からスーパーロボット大戦に参加し
圧倒的な攻撃性能を持った兵器でありながら
異常な人間ドラマを描き、
さらには原作がエロ漫画という
特殊過ぎる作品として話題だった本作。

U-NEXTにこの度加入したら見放題だったので
鑑賞しました。

合計4話しかない本作。
しかもしっかりと
オープニングとエンディングがあり
1話27分という本編くそ短いやつ。

賞味85分程度の内容。

台風が過ぎたような感覚

本編23分ぐらいで
しっかりと人間ドラマと
ロボット戦闘シーンを描くし、
登場人物も多いし、キャラが濃い、
中華系の八卦の要素を取り込み
ロボットにもそれぞれ
八卦の称号を纏わせており、
めちゃめちゃしっかりしている。

しかし正味は23分程度なのだ

このロボットの個性もあるし、
人間の個性もあるし。
という二つの要素を同時に描くには、
強烈にあっさり描くしかないというのは
めちゃめちゃ理解できる。

ロボットの戦闘、
特にゼオライマーについては、
一発打ったら敵が消し飛ぶという
なんともな設定で乗り切ってしまい、
戦闘については敵側の特殊機体が
動き回るというところに焦点を合わせた。

そして1話では1人。
2話では2人。
3話では1人。
4話ではまさかの3人とラスボス。
を消し飛ばした。

ご覧の通り最終話の4話のラストは説明不足が甚だしい

しかし話がドス黒い悪意が内包したタイプの
エロ漫画っぽいので、
尺を伸ばして人間ドラマを描くと
セックスばっかになりそうな内容なので、
それもできなかっただろうし、
なんとも過激な作品だった。

そして激しく醜い人間ドラマをみた後に
圧倒的な火力で敵が消し飛ぶので

まるで台風かなにか?

のような作品だった。

80年代のアニメ作画+八卦ロボ熱い

80年代後半のロボットアニメの
異常な作画の書き込み具合が
味わえる本作。

当時の過労死前提のような
線の多さは相変わらず度肝抜かれる。
『AKIRA』や『逆襲のシャア』
そして線の多さがやばいOVA作品
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』
等、ロボットアニメの到達点の時期の
傑作デザインが今作には内包されていると思う。

今の技術で蘇らせて欲しいほど
ロボット描写については引き伸ばしを希望。
スパロボでも2005年が最後で
それ以降出てきてないので、
蘇らせて欲しい作品ではあるな。

また作画面で心底やばいのは
氷室美久の変形シーン。

美少女が分解されてロボットの
歯車へと変貌するのは、
子供の時見たらトラウマになると思う。

まぁ作品の設定上、
敵キャラの思考もマサトが
プログラミングしていたというのも
めちゃめちゃしんどい設定だけどな。
その通りに骨肉の争いをしている
敵キャラたちやば。

やっぱり次元連結砲とメイオウ攻撃というネーミングが燃える

あとゼオライマー次元力使って
壊れた体一瞬で直すの燃えるし、
もともと分離型なのも燃える。

本当に
ロボットアニメやファンタジーなどの
創作物は現実の痛みや憂鬱を忘れさせてくれて
最高ですね。

通販

AICという会社の存在を今回知る。
『戦え!!イクサー1』
『破邪大星ダンガイオー』
も同シリーズだったのか。

2016年に解体されたのか。

his0809
3日に1回更新を予定してます。また来てください!

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