△【映画 レビュー】バクマン。【56点】△

バクマン。
日の丸2015年日本映画日の丸

監督
大根仁
(『モテキ」)
『モテキ』の監督の大根さんが少年ジャンプで連載された漫画『バクマン。』を実写映画化。
出演には、佐藤健や神木くんなどを起用。
原作を週刊連載で読んでいた人や、コミックを買っていた人向けではない。
結構評判が良かったので、見るかかなり迷ったけども映画の日だし、見に行ってきた。
大根さんの作品はそんなに見たことないけども、『モテキ』は結構楽しめた口だし、日本の映像業界の中では
、堤監督の流れを組む、テレビ畑出身ながら、演出業を多くやっている人。
ここ5年ぐらいは、テレビ東京を主軸にやっている印象。
とまぁそんなわけで鑑賞したんだけど、これがなんか納得いかなかった。
わかっていたけども映画と漫画は別物で、映画化に当たって、キャラクター設定をいじったり、原作の要素を減らして、そもそも映画と原作では、主題も変わっている印象。
映画は映画でいいと思うし、原作は原作でいいと思うんだけど、やっぱり人には、思い入れってのがあって、知ってたものと違う!とか原作で良いと思った部分が映画ではなくなって違うものに成り代わっていたりとか、そういうのを公平にはどうしても見れなくなる。
そもそも漫画とかアニメとかあるものを映画するのは、よくないなと改めて思ったし、軽い気持ちで見るべきでもないなと思った。
というわけで、確かに中盤までは結構楽しめたんですよ。
プロジェクションマッピングを利用した、漫画を描くという描写をスピーディーに描くシーンは、非常にエキサイティングだった、本当に刺激的で爽快だった。やっぱり大根さんはすごい人だ!!って思った。
ただ漫画家同士の順位争いを描くシーンでのペンを持っての戦いは全然イケてなかったし、強引すぎた。
喜ぶ人もいると思うけど、がっかりした。
特に佐藤健が結構アクションやっているから、なんかそういうの考慮しても急に漫画家が殴りあるとか、違うなと。
またキャラクターがだいぶ違う。これはいいと言えばいいんだけどもね。
高木は、秀才から運動も勉強も平凡だけど作文を書くことだけが得意な青年。
これで高木の頭良すぎるからここまで策を練れるみたいな要素が矛盾する。
またライバルの新妻エイジはぶっ飛んでるけども実は人格者の漫画野郎から、ただの天才肌の陰湿な人に。
原作では師匠と呼ばれるぐらいの人になるのに。
特に亜豆は、原作とだいぶ違う。作品の重大要素なのだが、それが違うのも納得できないところ。
また編集の服部も敏腕から新人よりの編集になってしまい、二人のアイデアを服部が良くして、作品を作っていく感動がなくなっている。
ただこれらは、原作だとあまりにも漫画の世界の舞台で生きる漫画のキャラであるという要素があって、実写に当たって、現実ならこうだろうという落とし所なとこもあり、おかしいわけではないし、俳優の演技は一人一人良い。
ただ原作が好きだと不満になってしまう。
まぁ原作は少年ジャンプで『デスノート』を生み出す物語。
映画は、漫画作るってすごい!!
みたいな主題の違いみたいなとこあるよ。
本作の音楽はサカナクションが担当、エレクトロサウンドを武器にしたバンドなわけで、映画『ピンポン』を彷彿させてくれますが、ちょっと中盤中だるみもあったなぁと。
あと、一番変だと思ったのは、漫画家ってアシスタント雇わないの?
普通高校生が連載するならアシスタント雇わないと絶対連載できないでしょ。新妻とか今作だと学校行ってないよね?
二人もそもそも学校行ってるのに連載とか無理じゃね?
てか編集側の監督不行き届きじゃね?
映画はその格闘シーンから一気におかしな方向になって、中身のない空洞化作品へと変貌してしまった印象。
ラストも漫画『スラムダンク』を意識した展開。
いやそれとこれとは違うだろと本気で思ってしまった。
サイコーとシュウジンと呼び合うまでの下りを省いたのに急に呼び出して、混乱した。
ラストで原作に出てきた漫画をスラスラ書くサービスをしてくれるが、それを生み出すのに原作でどれだけ苦労してきたと思ってんだよとサービスが裏目に。
映画としては背景の作り込みや、インサートショット一つでもワクワクさせてくれるのだが、やはり原作好きだときついなぁと改めて日本映画は楽しめないなぁと思ってしまった。
原作を知らない方がいいんだなと。『進撃の巨人』も原作知らなかったからまだ楽しめたのかもな。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 3/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 4/10
キャラクターの魅力 6/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 8/10
音楽 6.5/10
俺の趣味 6.9/10

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