△ボーン・レガシー 2012年度79本目△「飽きちゃった人も多いのでは?」

「DVDになるまで待った方が良いのでは?」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-ボーン・レガシー
アメリカ2012年アメリカ映画アメリカ

ボーン・レガシー ブルーレイ+DVDセット(デジタル・コピー付) [Blu-ray] 3045円

監督
トニー・ギルロイ
(『フィクサー』)
出演
ジェレミー・レナー
(『ザ・タウン』『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 』『アベンジャーズ』『ハートロッカー』)
レイチェル・ワイズ
(『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』『コンスタンティン』『ナイロビの蜂』)
エドワード・ノートン
(『アメリカン・ヒストリーX』『ファイトクラブ』『インクレディブル・ハルク』)
予告編

あらすじ
じっくり長々と描かれる人体実験の被験者の延命アクション劇。
アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)はアメリカの国防総省内の秘密組織が計画したアウトカム計画の被験者の一人で、人体と精神を改造されているのだが、実験は失敗したので、薬を定期的に接種しなければ死んでしまうのだ。アーロンは一人アラスカの山中でトレーニングをする任務についていたのだが、薬の数が減ってしまったので、それを補給すべく連絡係として同計画の被験者の一人がいる山小屋に行くのだった。
舞台は変わりアメリカの国防総省の秘密組織の会議室。『ボーン・アルティメイタム』と同時間。
ジェイソン・ボーンの行動によりアメリカの秘密組織の人体実験などの活動が公になってしまう危険性を感じた組織のリーダーのエリック(エドワード・ノートン)は、全ての計画を抹消することを実行。各国に滞在するアウトカム関係者を即座に抹殺するのだった。
その魔の手はアーロンが滞在する山小屋にまで及ぶ。
間一髪察知したアーロンだったが、彼の存在がバレてしまい執拗なまでに追跡され、それを乗り切ったアーロンだった。
また舞台は変わり、アメリカ。アウトカム計画の人体研究をしていた研究所内で、突如1人の男が研究員を惨殺し始める。女性研究員のマルタ(レイチェル・ワイズ)は、辛くもそこから生き延びたのだが、組織の魔の手は彼女の家にまで及び、彼女は暗殺されそうになる。
そこに現れたアーロン。刺客を退けたアーロンは、延命の為に薬を貰おうとするのだが、その薬はここにはない。薬の製造元である東南アジアのマニラにあるのだ。そしてアーロンとマルタはそこに向かうべく、組織の目を欺くのだった。
2012年10月3日鑑賞
感想
前置き
典型的ハリウッド資本大作の監督ダグ・リーマンによって生み出された『ボーン・アイデンティティー』はその後ポール・グリーングラスという独特の手持ちぶれぶれカメラを巧みに使った続編を二作生み出し、『ボーン』シリーズは地味ながらも人気シリーズになったのだった。
しかし『ボーン』シリーズは完結したにも関わらず、アメリカの映画製作者達は、続編を再度作り出したのだ。勿論原作の小説はなんと現在までも発行されており、同名のタイトル『ボーン・レガシー』を映画したのだ。(多分原作とは関係ないと思われるのだが…。)
監督には、前三作で脚本を担当したトニー・ギルロイ。彼の脚本が前3作の大ヒットの起因だったとも思われ、ギルロイも『フィクサー』や『デュプリシティー』など小粒な作品を監督してきた。
そして本作で描かれる内容は、『ボーン』計画ことトレッド・ストーン計画で生み出されたアメリカ国防省スーパーソルジャー計画の一つアウトカム計画で、人体のパワーと精神を高める計画だ。
しかしそれもジェイソン・ボーンがメディアに取り上げられてしまったことにより、隠蔽して抹消しなければならない、その被験者の一人であるアーロンことジェレミー・レナーが本作の主人公でありボーンシリーズの遺産として次のシリーズのヒーローになるのだ。
というわけで感想
前置きはこんな感じで感想です。
とりあえず総評としては
ただただ長い!!
映画というのは、長いと思わせたらそこで終わりというものだ。映画とは短ければ短いほど良い。
もともと海外では今ひとつ低い評価だった本作を自分自身そこまで鑑賞しようとは思っていなかった。しかし『エージェント・マロリー』というソダーバーグ監督のアートスパイ映画を見てしまったので、これはスパイ映画対決ということで『ボーン・レガシー』も見なくてはいけない!!と思い見たのだが、本作は完全に外れだ。
映画は短ければ短い程良い、映画の一番良い上映時間は90分だ。
そう言ったのは、『ボーン・スプレマシー』の監督だったポール・グリーングラス。(笑)
でも本作は135分という2時間半というかなりの長尺。(笑)
ーまぁ『ボーン・アルティメイタム』も同じくらいだけどもね。ー
これはなかなか長い。まためまぐるしい程のアクションやら息する暇もない程の素晴らしい物語展開など本作には無い。
脚本家の監督の宿命か、一章一章を丁寧にじっくり描くのだ…。
また話しも『ボーン・アルティメイタム』の裏側という作品としての独立した価値もやや乏しくなっており、最序盤こそジェレミー・レナーが出てくるが、これと言った大活躍を披露することもなく、ただ黙々と山を登っているに過ぎない。
しかも映画としての醍醐味である、アクションも本作は尺に対して非常に少ない。
むしろここで全部言えるのではないか?というぐらい。
あとは緻密とも言える潜入やら会話劇やら。
しかも一番の盛り上がりとも思える敵最強ソルジャーとの戦いという終盤のアクションの追い込みは、バイクでのチェイスのみで、しかもトドメはヒロインがさす?のだった。
アクションとしての盛り上がりは中盤のヒロインのレイチェル・ワイズを救うシーンがクライマックスであるのだが、そこが正直言って、タランティーノに近い、やたら無駄に長い会話劇からの怒濤のアクションである。
タランティーノのようにカメラワークで遊んでくれたなら、面白いのだが、観客としては『ボーン』シリーズの勢いとアクションと肉体極限利用を期待していたのだが、この異様なテンポの悪さと平坦なカメラワークの連続でむしろ「この映画いつ終わるんだ?」状態なので、もうそんなのどうでも良いのだ。
トニー・ギルロイはこういう映画の監督は向いていないことは、少なからずよく分かった。
また一番冴えているシーンは、まさかの序盤?中盤の研究室で男が研究員たちを銃で惨殺するシーンだ。
これがかなりショッキングだが、映画大筋とは全く関係ない!!(笑)トラウマもの。
映画の盛り上がりにかけるというか、今作の悪役のエドワード・ノートンとジェレミー・レナーとの絡みがノートンのフラッシュバックだけというのもあれだ。
映画として全然完結していない。
映画のプロジェクトが発動して、ジェレミー・レナーとヒロインが出会い、悪役が存在して、ジェレミー・レナーがスーパーソルジャーになりかけて、本作はそこで終わってしまったのだ。
『ボーン』1の記憶のない男が異常な体術があった、自分は何者なのか?という脚本的面白さも本作にはなく、しかも映画自体はまともオチをつけず中途半端に終わってしまう。
見ている最中この映画どこで終わるんだろう?という自分の疑問はぴったりあてはまる。
映画製作者たちは、三部作として本作を作ったのだろう?しかし『ボーン』1は結果的に三部作になったのだ。その違いからも一作品として本作の面白さはかけ離れている。
それなのに2時間半という長過ぎる尺、それでいまいち完結しない本作。
のっぺりしたスローテンポの本作。
本作は欠点が多すぎる。
唯一の救いは『ハムナプトラ』以来のメジャー作品のヒロインに冴えが渡るレイチェル・ワイズか?
キスシーンやセクシーシーンは一切無かったのだが、それでもなかなか可愛らしく、歳も感じさせない存在感。
ジェレミー・レナーはまさかの『アベンジャーズ』の方がアクションヒーローとして存在感があって、かなりがっかりだ。やはり監督がトニー・ギルロイという脚本家出身なので、妙に文学系な方向に進んでしまったのだろうか?
自分的には意外だったが『エージェント・マロリー』VS『ボーン・レガシー』は『エージェント・マロリー』の勝利だった。(笑)
総評
また映画としての楽しさやアクション映画カタルシスも欠如しており、完結もしないので、本作は続編公開時にTV放送、またはDVDレンタルを推奨したい。集中して2時間半も見るよりは、流しで見る、またはグダグダしながら見るぐらいが丁度良いと思う。
メモ得点メモ
5
続編が出れば、本作の評価も変わるだろうか?でもこれかなりテコ入れが必要だと思うのだが…。
『アメイジング・スパイダーマン』同様3部作を想定しているせいか、一つの映画としてあまりにも物足りない。逆に『ロード・オブ・ザ・リング』などは長時間でも一作としても見応えたっぷりだったものなのに、もう少し製作者たちは一本の面白さを突き詰めてほしいものだ。
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