○【感想:トム映画の起源】ナイト&デイ 【71点】○

「『トム・クルーズ』自体がコメディに変わった時。」

ナイト&デイ(エキサイティング・バージョン) [Blu-ray]
アメリカ2010年アメリカ映画アメリカ

監督
ジェームズ・マンゴールド
(『ウォーク・ザ・ライン/君に続く道』『17歳のカルテ 』『3時10分、決断のとき』『ウルヴァリン: SAMURAI 』)
出演
トム・クルーズ
(『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』)
キャメロン・ディアス
(『メリーに首ったけ』)
ポール・ダノ
(『リトル・ミス・サンシャイン』『プリズナーズ』『ルビー・スパークス』)
走る人あらすじ走る人
ロイ(トム・クルーズ)は空港でジューン(キャメロン・ディアス)に目を付け荷物を隠そうとするが、彼を追う組織に気づかれてしまう。
ジューンはロイを捕まえるために用意された飛行機にのってしまった。
ジューンがトイレから出ると搭乗者のほとんどが死亡している緊急事態。
しかも不時着するという状況に、ロイのおかげで生き残れたジューンだったが、翌朝ジューンが目覚めると、飛行機墜落現場ではなく自宅にいたのだった。
テレビでは、自分の乗っていた飛行機の事件が取り上げられ、また自宅では、ロイからのメッセージが山ほど。
そして外出するが、謎の軍団に拉致されてしまうが、またもロイが助けにきたのだった!!
ロイは何者なのか?一緒にいて平気なおか?彼は騎士?それとも精神が狂ったスパイなのか?
ジューンは妹の結婚式前に大事件に巻き込まれる!!
2010年11月30日鑑賞
2015年10月3日ブルーレイ鑑賞
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普通なら脚本だとか映像だとか、そういうことについてとやかく言いたいものだけど、本作においては、それよりもこの映画自体がトムとキャメロンの映画でしか無い。
その二人がいかに魅力的だったか。
それだけで別に内容の無さだとか倫理的問題もどうでも良い。
それ自体が悪いかどうかは、正直言えば映画的には悪いし、評価に値しないということも確か。
そういう面では、やはり映画の国アメリカでは本作は、興行も稼げなかった。
当時は10年前までのトム・クルーズのアクション作品に飽きが来てしまっていた。
だが日本ではというと、そういった面での映画は未だに根強くヒットできる恵まれた場所なので、ちゃんとヒットしているみたいだ。
違う切り口で言うと本作は、昔のスタジオ映画の様な存在でトムとキャメロンを見るために映画館に行くという正直、昭和な映画だ。
まぁそれでも退屈な映画であるかといえば、そうでも無い。
ありきたりなトムがスパイというどっかで聞いたような設定だけど、本作は以前のような真面目な映画ではなく、ロバート・ダウニーJr.がアイアンマンを演じた際に「真面目にやるのは飽きた」のように、正直悪ふざけのような映画だ。
そう言えば、トムのこの前に出た映画が、トロピック・サンダーだったりするのも注目で、本作は宗教どっぷり暴走したトム(にやけ顔)が今のトムを体現していると言っても過言では無い。
トムが異常に強かったり何でもできたり、キャメロン・ディアスが年甲斐にも無くわーわー騒いだりするのは、この二人の映画なのでご愛嬌だが、トムが空から車のボンネットに落ちてきたり、キャメロンに笑顔で薬使って担いで走ったりと、もうトム・クルーズ自体がコメディなんじゃないかと思わせる非常識な映画なのだ。(笑)
個人的に衝撃だったのが、その「薬を使う」を利用して映画を怒濤の早さでシーンを変えて行くのは、マジで驚いた。
ありきたりさこそ観客離れの原因だけど、本作は逆に荒唐無稽過ぎるとも思うが。
そして大胆なことに映画内の舞台の多さにも注目したい。
アメリカからヨーロッパの諸国に飛び出しまくりなんだな。
アクション面や銃撃戦もハリウッド映画として普及点程度の出来で正直悪くは無い。
結構疑問に思えたタイトル「ナイト&デイ」も映画を見ればわかるようになっているし、ラストシーンもありえないけど、決して悪い者ではない。
映画に中身や深みなどを求めれば、はっきり言って、ゴミなのだが、出ている役者を見ていただければ、わかるように、「こういう映画が作られている」というアナウンスだけで、どんな映画か完全にわかるので、求めているものが無いとわかっているなら皆見ないと思う。
その見て何も残らないわけだが。時間つぶしだとか、テンション上げたいだとか、そういう時間の使い方に困った際は、一応薦められる。
と2010年の自分は本作を冷ややかな目で見ていましたが。
2015年に見て、トム・クルーズというジャンルが確立された現在に本作を見ると、そのジャンルを確立したのは本作だったんだな。と改めて思うのでした。
この作品の前の『トロピック・サンダー』あたりから、トム・クルーズの作品のセンスが狂い始めて、どこか吹っ切ってしまっているとこが出てきた。
この作品以前はどこか俺様感のある、トム・クルーズはカッコつけたり、中身のある役しかやらないみたいなようにも思えたんだけど、『M:I:Ⅲ』あたりからの、体当たりっぷりが露骨に出てきて、
本作が、トム・クルーズという本来の人間性を感じさせるトム・クルーズと映画が調和した、トム
にとってはターニングポイントとも言える作品なのではないか?
と今更思う。
これ以降のトム・クルーズ作品のアメリカでも徐々に伸ばしているし、本作の異常者っぷりが、トムの味にぴったりだった。
キャメロン・ディアスは、結構おばさんながらも、いつもの明るく元気なヒロインを好演していて、見ていて落ち着く。
ジャンルこそアクション・コメディ映画だが、悪くない映画だ。
まぁ無茶しでかしてるとこもあるし、トム・クルーズ強すぎだし、あの薬使ったあとの展開が怒涛過ぎて、何度見てもビックリする!!
あと地上波で放送してたけども、Blu-rayを持っているので、追っかけ再生しました。
8分長いエキサイティングバージョンです。
話変わりますが、吹き替えで見たのですが、キャメロン・ディアスの役が北島三郎の娘がやっていて、あのキャピキャピした役柄なのに妙に落ち着いていて、全然合ってない、くそ仕様でした。
結構吹き替えやっているみたいですが、本職が女優のようで、これもタレント使用作品のくそBlu-rayの一つです。テレビ版ははまっていたのに。
そんでエキサイティングバージョンはどこが長いかいまいちわかりませんが、最初のシーンこんなんだっけな?ってのと終盤のスペインでのカーチェイスのシーンで路地に牛がいるシーンと闘技場を爆走する変なシーンがありました。結構長いシーンで、お金かかってそうだなと思いました。
でもここはカットして正解だなって思った。映画にはカットされているシーンがいっぱいあるんだなとまじまじと思いました。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 6/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 8/10
キャラクターの魅力 8.2/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 7/10
音楽 7/10
俺の趣味 7.5/10

71
時間が経つにつれて、トム・クルーズ映画として再評価される一品。
ちなみにポール・ダノが知恵遅れの天才役を演じてるが、そういう役多すぎじゃないかポール・ダノ!!
監督のジェームズ・マンゴールドの作品群も要チェックだと思う。後にとんでも面白映画の『ウルヴァリン:SAMURAI』も監督するし。2013年以降監督が今のとこないのが寂しい。
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