◎ハンガー・ゲーム 2012年度82本目◎「1人の少女が戦士になるまでの物語」

第1話「エンターテイメント殺人ショウを生き残れ!!」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-ハンガー・ゲーム
アメリカ2012年アメリカ制作アメリカ

出演
ジェニファー・ローレンス
(『ウィンターズ・ボーン』『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』)
ジョシュ・ハッチャーソン
(『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』キッズ・オールライト』『アメリカンスプレンダー』『テラビシアにかける橋』)
ウディ・ハレルソン
(『ゾンビランド』)
スタンリー・トゥッチ
(『プラダを着た悪魔』『マージン・コール』『キャプテン・アメリカ・ザ・ファースト・アベンジャー』『バーレスク』『ラブリー・ボーン』)
ドナルド・サザーランド
(『赤い影』『メカニック』)
予告編

ネタバレあらすじ
舞台はパナムという国家。現実の北アメリカ周辺なのだが、文明は何らかの出来事で破滅しており、唯一残った文明国家がパナムだ。
ここでは一つの裕福な首都の他に12の貧しい地区が存在している、その貧しい地区の反逆を恐れた国家は、毎年「ハンガー・ゲーム」というイベントを企画し、12の地区からランダムに選択された12歳から18歳の男女24人を殺しの指導を施し、殺し合いをさせる。たった一人生き残った者には富と名声が与えられるというのだ。第12地区に住むカットニス(ジェニファー・ローレンス)は、そんな馬鹿げたゲームを酷く嫌っており、選ばれることを恐れていた。しかしその抽選であたったのは、彼女の妹だった。酷く恐る妹をかばいカットニスは自ら志願し代表となるのだった。
もう一人の男の選抜者と共に首都に移動するカットニス。
そこでは、富裕層が楽しみとして「ハンガー・ゲーム」の開催で盛り上がっている異様な現状が広がっていた。カットニスは手配されたスタイリストや以前優勝経験のあるコーチ(ウディ・ハレルソン)と共に、ショウを楽しませるべくまた生き残るべくカットニス自身もそのゲームを演出していくのだった。
2012年10月8日鑑賞
感想
前置き
自分が本作を知ったきっかけは、アメリカの興行成績をチェックすると衝撃的な程大ヒットの映画があるではないか!!ということ。
初登場で1億5000ドルという大ヒット作品が、どの映画のシリーズ作品でもなく、また主演がジェニファー・ローレンスというスター不在映画であるのにも関わらず、その破格の大ヒット2位との差が1億ドル以上もあるからやばい、まただいたいの海外の映画評論家たちが高評を与えた本作。結果的に本作は、アメリカ内での年間興行収入3位に位置し、次点の『アメイジングスパイダーマン』とは1億ドルも差がある。シリーズものを引き離し、またその上にいるのが『ダークナイト ライジング』で差が4000万ドル程というのもなんだか恐ろしい。今年のアメリカの映画興行がかなり低いにも関わらずこの異例とも言える大ヒットは驚愕だ。
また本作は元々若者向けの小説であり、続編4作が制作されることがもう既に決定されている。
しかし荒廃した世界を舞台にした作品である本作はSFのジャンルに分類される。その中でも本作は歴代成績を塗り替える程に異例の大ヒットなのだ。原作がアメリカでどのぐらい売れていたのかを知らないのだが、どうやら本作は同様に若者向けの安い小説の映画化作品である『トワイライト
』と同様のプロジェクトとして進行し、また同様な客層の他に評論家の高評も相まって空前の大ヒットとなったらしい。でも『トワイライト』に比べても主人公やヒロインが地味にまとまっており、気色悪さが無いのだが、前シリーズの反省点を考慮して選択したのだろうか?
まぁーそういうわけで感想でも書こうと思う。
感想
無作為に選出された若者が殺し合いを繰り広げる映画ということで、そのフレーズだけで『バトルロイヤル』を彷彿させるのだが、映画の中身はそこに重点を合わせることを避けて、アメリカでのヒット番組「アメリカンアイドル」などの視聴者参加型の実録バラエティー番組に近い構成になっているのが、非常に面白い。
選抜された主人公であるカットニスは、生き続けるべく、殺しを勉強する。また同様に殺しというショーを盛り上げるべく、装飾を施したり、芸能人のようにトークショーに出て当たり障り無い会話をにこやかに披露したりするのだ。予定調和とも言えるがその彼女が最終的に優勝するのは、映画など見ないでも分かる。(なんせ続編が4つもあるのだから。)
その過程を描くのだが、それを主人公であるカットニスは、生きたいという願望と政府の言いなりになりたくない、人を殺したくない、または馬鹿げている、しかし生きるにはそれ相応の振る舞いをしなくてはいけない、それが結果的に自分のしたくない行動でも。
その視聴者に対してのサービスを披露しながら少しずつ自分を見失いながら生きる為に殺していくとい一人の少女の変化をまさに「アメリカンアイドル」の如く描ききったわけだ。(笑)
見せ方も非常に面白い、これは脚本家が有能だったのかもしれない。
観客の視点、演出者の視点、そしてプレイヤーであり主人公である人間の視点、それがここぞという良いタイミングで描かれている。むしろ本作は現代アメリカ文化を上手に捉えた良作であり、またそれがわからなければ楽しめないかもしれない。
主人公は徐々にプレイヤーとして演出されそれを考慮せずに必死に戦う主人公というのは、なかなかたまらない。
そういうことを考慮すると『バトルロイヤル』のような極限の矛盾した命のやりとりを描いた作品とは一味違った作品なのではないだろうか?
なんせ殺し合いを主体にしたなら、本作はアメリカのB級映画にありがちなグロ描写が重要な簡素な殺し合い映画になってしまう、むしろそれを見たかった人には本作は苦痛だ。なんせそのゲームまで1時間以上尺がある。そこまで主人公たちが如何に有利にゲームを行えるかの為に、一般人でしかなかった人々が訓練をしたり、出資者のご機嫌を取ったりと駆け引きが行われるのだから。その辺さすがヒットしただけあるなぁーと思える。
しかし本作は、主人公たちが異例の優勝をした直後完結してしまう。勿論続編が考慮された作品であるので、当然だろう。もし単作であるなら、一番必要だった運営側との対立や戦う意味を考え、仲間を説得して生き残るべく運営と戦い、地区の人々も反逆するぐらいの内容であって欲しかった。むしろキャラクターたちが矛盾を考えずにこの殺しのゲームに従っているのは少しよくわからなかった。ただ70年以上も続いているこのゲーム。もしかしたら恒例行事過ぎて、飼いならされているというバックグラウンドがあるのかもしれない。でもそこに触れなかったのは作品としておしかったと思う。どうせ続編ではそこが描かれるか、優勝者が揃って殺し合うという展開だろうな。
恋愛要素にいたっての評価は少し難しい。むしろ死んでくれても良かったのに無駄に三角関係になっていた。危機的状況を一緒に乗り越えると芽生える吊り橋効果か?彼女自身ゲームを逆手に取ったかは少し把握しづらい。
続編で彼氏が上半身裸になって「おれ実は狼なんだ。」って言ってくれれば全て解決か?しかしあの参加しなかった彼氏が最初に自ら志願して命をかけるぐらいの度胸も欲しかったものだ。まぁーどっちもふにゃチンでイケメンでもないのが、なんか好感が持てる。(笑)
あとは世界観が雑過ぎる。『トータル・リコール』ぐらいの近未来だったらいいのだが、これじゃ規模の小さいガンダムファイトじゃないか。あと無作為に選出などなんか疑問。
調べても原作で何らかの誰も知らない事態によって文明が崩壊したと書いてあった。
未来にしては色々とおかしなこともあるしね。
また一番の問題はラストが完全にパンチが欠けるとこか?もっと感動的に出来なかったものか?安易なラストにおちて少々がっかり。
またエンドロール開始直後に続編の告知がされる。自分は知っていたから何とも思わなかったが、これ知らない人にとっては、「え?この映画ここで終わらないの!!は?終わらない映画とかマジふざけんな!!金と時間返せ!!」って感じなのかもしれないな。
自分的には『ボーン・レガシー』の続編制作よりましだと思うのだが。
まぁー公開前から続編やるって言えば良いのに。(笑)
メモ得点メモ
8
結構良かったけど、最初と終盤や設定などが雑か?
グロ要素もあったりと無名の監督にしてはかなり手堅い映画だった。
主人公が妹と同じくらいの少女と行動して、あっさり死んで感情を投影したりと手堅い。
しかしヤングアダルトのSF小説ということで『トワイライト』のようになるように思えそうだが、結果的に本作は世界の解放や世界の真実と直面したり、大統領の暴走などが今後あるのだろうか?そうなれば、『トワイライト』よりは『ハリーポッター』よりか?
全体的に良かった映画だと思う。ウディ・ハレルソンの髪型はウケる。
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