『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』と繋がるらしいので鑑賞しました。
★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2021年アメリカ映画
ヴィランは1人の方が。。。
監督
アンディ・サーキス
・ブレス しあわせの呼吸
・モーグリ: ジャングルの伝説
キャスト
ネタバレ あらすじ
2021年12月11日劇場鑑賞
2021年70本目
トム・ハーディが主演脚本
2018年の映画『ヴェノム』の
続編が劇場公開したので
評判がそんなに良くなかったですが
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
に繋がるという情報を目にしたので
その真実を目撃するために鑑賞。
監督は
モーションキャプチャーだけで
賞レースにノミネートできるぐらい
変なポジションにいる
怪演役者のアンディ・サーキス。
意外にも今作で3作目。
1作目は評判良かったが
2作目はNetflix作品で微妙。
そしてまさかの脚本が
長編映画初脚本で
本作の主演のトム・ハーディ。
そして悪役は
前作のラストで
前作の監督ルーベン・フライシャーが
『ゾンビランド』のコネで
連れてきたと思う
ウディ・ハレルソン。
そして前作でヒロインだった
ミシェル・ウィリアムズも続投。
でここまではキャストについては
自然かなぁと思うのだが
追加悪役としてナオミ・ハリスも登場。
また第三者として
エディを疑う刑事も登場し
ダメな脚本の典型の登場人物が多いというのが実践されてしまっている
ここにポリコレの配慮的なものがあれば
面白いのかなぁと思うがそういうわけでもなく
どっちかといえば
古臭い10年前ぐらいの内容

大虐殺という副題が入ってるのにギャグ多めの映画
ウディ・ハレルソンという
異常者を演じさせたらピカイチの
ナチュラル狂気ハゲおじさんが
悪役の本作。
カーネイジという大虐殺という
名を冠した悪役を演じるだけあって
ホラー映画的な側面が強いかと思ったら
エディとヴェノムのブロマンスの方が多い
コメディ映画色が強くて
マジでびっくりした。
喧嘩もするし仲直りして
悪役を倒し元カノも飽きられめ
最後には2人でスーパーヒーローだぜ!
で終わるあたり
微笑ましすぎるのだがトム・ハーディよ
そういうことがやりたかったのか?
一応アクション要素は勿論あるのだが
なんせ90分しか尺がないのに
新キャラが2人も登場。
1人はヴィランで
もう1人は次回作の伏線も
絡めた第三者というクソ面倒な要素。
ここはどう考えても
エディとクレタスのやりとりに終始して
2対のヴェノムの壮絶な戦いを
見たかったわけだが
結局元カノ、アンもヒロインとして健在
でもアンの新彼も結構いいやつという
ゆるいアクションコメディに
仕上がっていてびっくりする。
カーネイジというかクレタスの
悪行も結構あるのだが
その彼女のフランシスが超能力持ち出し
性格もしっかりサイコで
処理が面倒くさい。
映画のラストにてギャグとして
クレタスがしっかり辛い過去があって
エディと共鳴したかったと
吐露するがヴェノムが
デッド・プールの如く
台無しにしてくれる。
ヴェノムが劣化デッド・プールなの悲しい
そうなんですよね。
結局は『デッド・プール』の
二番煎じで
物足りない作品を90分でぱぱっと
描いているんですよね。
もっと削ろうと思えば削れそうだし
フランシスを使い捨てにするなら
彼女の設定を真人間にして
普通にクレタスを愛してたけども
クレタスの暴走に怯えて
カーネイジによりさらに人格が
狂ってしまってフランシスにも
手をかけてしまうよう
悲劇をヴェノムとエディで止めるという
英雄譚でも良かったじゃないか?
そういうオーソドックな内容を
90分でも良かったかもしれないが
奇抜な展開でトリッキーで
物足りない映画になり失敗した印象。
ヴェノムという存在だけでも
十分個性的なのに
惜しいなぁと思った。
ヴェノムの強さがよくわからん
共生体の中では落ちこぼれの
ヴェノムさん。
結局カーネイジとの戦いでは能力差で
負けそうになっているという。
通常の人間よりも強いけど
エディとの親和性が高いけども
同種との戦いでは不利なのか?
その辺りはいまいちはっきりせず
スタミナ切れで負けそうに
なってたのはよくわからんかった。
またヴェノムさんの特殊能力が
ゴムゴムの実ぐらいしかなくて微妙。
カーネイジは触手出せて
高度も高めてナイフにできたり
体の一部を固めて射出も可能。
てかそれって体の一部だからか?
質量低下するのか???
なんかそのあたりはしっかりして
欲しかったなぁと。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』と繋がり
思ったよりも強引な繋がり
エンドロールの途中で
南米に逃げ延びたエディとヴェノム。
幸せなひとときも束の間
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にて
おそらく起きてしまう
ドクター・ストレンジの別次元への
ピーターを転移しようとしたが
失敗して別次元に侵食されてしまう。
その結果ヴェノムたちのいるアース
ここではソニーアースとしよう。
ソニーアースが
MCUのアースのアース199999
に侵食した結果。
エディとヴェノムがアース199999に
転移してしまうということが描かれる。
それで終わり
なので
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に
出てくるかもしれないし
出てこないかもしれない。
また
ヴェノムのソニーアースというか
ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース
という作品は
本作の続編として
『モービウス』の公開が控えている。
こっちにはヴァルチャーの出演が
決まっているとのことで
それの舞台がMCUなのか?
それともMCUと合体した
ソニーアースなのか?
もしくはソニーアースに
ヴァルチャーが転移したのか?
まだまだ予測できない
ヴェノムの次回作にも新たなヴェノムが?
今作で無駄な伏線として
パトリック・マリガン刑事の顛末で
目が青く光っている。
詳しい人なら常識だが
彼もシンビオートに共生され
トキシンという正義の味方に
なるようだ。
それについては本編では全く
言及されてなかったので
適当に盛り込んだ印象もある。

hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 4/8/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 6/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 5.5/10
59点
短くて良いんだけどももうちょっとカーネイジのアクションが見たかった。少なすぎ。
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