☆【傑作】マッドマックス 怒りのデス・ロード「この狂気は偉業!」94点☆

マッドマックス 怒りのデス・ロード
オーストラリア2015年オーストラリア映画オーストラリア

あれから30年。ついにマッドが帰ってくる!!
1985年の『マッドマックス3』から30年。
ついに『マッドマックス4』が劇場公開。
昨今のリメイクラッシュで監督が変わる中、主演は変わったが、監督は変わらずのジョージ・ミラー。
聞けば、2000年代からずっとこの続編の製作を画策し、ついにこの度完成したというわけだ。
執念の一作だ!!
なんてラブリーな映画だ!!

もうね。映画としては話が本当にない。
オープニングっていうエンジンを始動させたら、そのまま爆走。
終盤手前でちょっとパーキングエリアで一休みしたら、そのまま爆走で帰宅。
そんなひたすら爆走する改造車で槍がビュンビュン、どっかんどっかんで家に帰る映画。

マッドマックス 怒りのデス・ロード 2

ただその分、映画の焦点が絞れていて、全体的にアクション構成も把握しやすく、非常にわかやすく、安易に興奮できる。車などのビジュアル面以外にも人間のアクションも考えられており。
冒頭の鎖アクションも面白かった。
ジェットコースターに乗ったようなもんですよ。
でもね。話が行き手帰りし物語なのに、キャラクター一人一人のバックボーンがすごくしっかりしているから、濃い話のように思えるんだよ。
劇中内ではほとんど描かれず、キャラクターの雰囲気や言動、行動などでその背景を読み取るぐらいしかできないんだけどもね。
唯一描かれるマックスの過去というトラウマは、むしろかなり映画を分かりづらくしている印象はある。
てか個人的に本作は、マッドマックスシリーズの新生のパラレルワールドものと考慮している。
アース2的なのり。(アメコミ好きしかわからんよな)
濃厚な世界、濃厚なキャラクター、濃厚な車が絡み合う宴だ!!
積み重ねたものを崩すような。練習してきて発表会で最高のものを披露するような。
そんな集大成をたったの2時間で全部披露するような。凄まじい映画だ。
今まで大事にしてきた世界観はそのまま。
でも昔よりも多額の予算を設けて、より独特な狂気の世界を生み出す。
濃厚なキャラクター。白塗りのマッチョはDr.マンハッタンを感じさせるが、バレエダンサーのような肉体の美しさ。冒頭からわっしゃっわっしゃする姿。
戦闘に対する犠牲のその輝きっぷり!!最高に熱い!!
その男の子興奮最高な世界に対して、女性が女性により社会を奪い取ろうとして、戦うという矛盾。
でも気持ちいい!!
また重要な主人公のマックス。
これが一筋縄ではいかない男。
むしろ全然主人公としてなっていない。
まるで用心棒シリーズの主人公の名無しの浪人のような。
荒野の用心棒のような。
寡黙で語らず、それなのにみんなを救う。
男の中の男だ。
でも映画的にはちょっと空っぽなわけだが、声が異常に嗄れていてべインかよ?と思い出す。
いやデスマスク野郎は大ボスで出てくるわけだ!!
またバックボーンをそのまま体現するような超個性的な無数の車たち。
もっとインターセプターが活躍するのかと思ったら、タンクローリーが大活躍。
なんか暴走機関車の映画みたいだったぜ。
とりま個性マックスな車。一つ一つがラブリーでとことんラブリーな映画だった。
自分のお気に入りはヤマアラシ。ヤマアラシ特攻車のショベルの絶対的な格闘攻撃。ノコギリも最高だった。
ただ今作過酷な環境下でのデスレースなので、マッスル系のモンスターカーが魔改造されたものが多く、インターセプターのようなレーシング要素のある車はあまりなく。
もうちょっとレーシングカーの爆走っぷりも見たかったなと思う。
CGよりも現実だ!!ってそれめっちゃ偉業!!
このご時世で、CGをあまり使わない映画なんてドラマ映画ぐらいしかないんじゃないか?
っておもてたけども、本作はあまりCGを使わないようにしたようだ。
確かにタンクローリーの車体にしがみつく人たちのリアルさは素晴らしく、志村後ろの展開がいっぱいあって、舞台ものとしても色々見応えあったよ。
特に車が壊れまくる姿や、爆弾をなげまくるすがた。
さらには、サーカスっぷり。
そして戦意高揚車などの轟音演奏カーなど。
最高すぎるものだらけ。
この安全とかを考慮してグリーンバック時代の最中、こんなアホなことやるなんて、化石とも言えるジョージ・ミラーがメガホンをまたとることでしかありえなかったよな。
今作は死人でなかったのか?絶対死人いると思うんだよ。それぐらい過激!!
あともう冒頭から過激で、車のフロントに主人公縛り付けてそのまま爆走って!!
あれ多分本気でやったよな。さすがオーストラリアだぜ!!
あとは出てきたもの全部活躍する素晴らしさ。
キャタピラ付きの車もちゃんと活躍するし、その周りの人たちもね、ネタかと思ったら全員活躍するのよ。最後の大決戦で全部ぶっ壊れる!!死ぬ!!
素晴らしい!!
ニコラス・ホルト最高だった!!
主人公ってトム・ハーディ演じるマックスだけども、どうにも物静かな浪人キャラで、あまり物語に関わろうともしない。時代劇のキャラのような存在。
となるとやっぱシャーリーズ・セロンなんだろうけども、自分は悲劇として生まれた存在なのに英雄化する最高にドラマチックなラブリー野郎のニュークスが主人公に思えた。

マッドマックス 怒りのデス・ロード 3

このとことん運がないようなダメっぷりが、むしろ等身大な人間に見えた。
最後の最後に輝いて死ぬ。ちょっと笑えるし、ちょっとかわいそう。
なんでもうまくできるわけじゃないし、へまがおおい。でもかっこつけたい。
信じた誰かの為じゃなく、最後に見つけた希望の為に行動する彼が最高に泣けた。
こういう存在をいれてくるからこの映画はいい。
IMAXオススメ!!
3Dオススメ!!
最後の最後で3Dで見た人向けの演出あるよ。
見終わったら、おれもマッドな車に乗って、隣の車にジャンプしてしがみついたり槍投げたくなる映画!!

おれの中のMADが目覚めてしまったのか?!
君も是非この嵐の中に飛び込んでくれ!!
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 8.5/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 10/10
キャラクターの魅力 9/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 9/10
音楽 9/10
俺の趣味 10/10

94
今年のベスト映画候補に絶対入るよ!

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