トータル・リコール 2011年度3本目

「古き良きアクション・ヒーローのシュワちゃんの、とんでも仰天映画!!」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-トータル・リコール

アメリカ1990年アメリカ制作アメリカ
監督
ポール・バーホーベン
(スターシップ・トルーパーズ、ロボコップ)
出演
アーノルド・シュワルツェネッガー
(ターミネーター2)
予告

叫びSTORY叫び
近未来でのアメリカでのお話。宇宙開発の進んでいる世界で、火星などの惑星に移住が始まっている。
工事現場の作業員であるクエイド(アーノルド・シュワルツェネッガー)は最近火星で死ぬ悪夢にうなされていた。そもそも彼は火星に行った事も無かったのだった。夫婦仲も円満だったが、彼はその事が気がかりでしょうがなく、移動中に見つけた自分の理想の夢を提供する会社を知り、彼は周囲の反対を押切、その火星を舞台にしたスパイものの夢を見ることにする。
だがその操作の途中にクエイドは、暴言を吐き暴れだす。その会社内の人は、彼に記憶を刷り込む前なのに、彼は急に火星でのことを話始めたのだ。それを研究員は、彼が以前にこのシステムを試して記憶を操作されているのでは無いかと疑い、またクエイドはその場から離れるのであった。
帰り道に彼を待っていたのは、同じ工事現場で働く友人の奇襲だった。
そして驚異的な自分の運動能力で辛くもその場から逃げ延びたクエイドを待っていたのは、愛妻からの襲撃と謎の組織だった。
どうにか逃げるクエイドだが、何者からかの援護を受ける。それは自分自身からの援護で、以前自分は火星のエネルギー会社の人間によって記憶を消されていたと告げられるのだった…。
2011年4月3日鑑賞
叫び感想叫び
テレビの地上波で放送されていたので見ました。
小学生ぐらいの時に見た記憶がある。そもそも90年代のテレビはよくシュワちゃんの映画やってたよな。
まぁー総括すると、平凡な男が派手なトラブルに巻き込まれるハリウッド映画がテレビの映画枠で頻繁に放送されてたよね。それが少なからず自分の映画好きの要素に影響を与えていると思う。
心臓を患ってからは滅多に映画に出なくなり、挙げ句に州知事にまでなってしまった筋肉野郎。任期を終えたから映画界にカムバックするらしいが、まぁー90年代程の輝きを取り戻せるとは思えないな。
現にトム・クルーズは落ち目になってしまったし。
そんな全盛期のシュワちゃんの映画ですが、蓋を開ければトンでも映画だったりする。
原作はフィリップ・K・デリックでSFというわけです。ブレード・ランナー臭もしないでもないわけですが、そんなのは監督がポール・バーホーベンであることで、霧散しますわね。
そうだねぇー。きっと本作は、映画好きの中級者ぐらいにオススメの一本だね!!
理由は先に言うと、一見馴染みあるアクションスターの映画ですが、監督の個性が強過ぎて、それ以上にトラウマになる要素がいっぱいあること。
見終わって琴線に触れたなら、とりあえず監督のポール・バーホーベンを調べて、これ以外の監督作品を鑑賞すれば、良いというわけです。
どうにも中級者な感じだと思いません?(笑)
さてさて、本作は正直、監督の作家性云々と同じくらい、内容もぶっ飛んでいる映画だったりします。
まぁーこの監督の作品だし、そうなるという筋もありますが。
とりあえず、本作のタイトルが、トータル・リコールなんですが、訳すと「全部、思い込み」という訳し方もあるわけです。
あらすじにも書きましたが、本作は主人公が実はスパイだったという感じで平坦な日常から大スペクタルに移行しますが、この移行の仕方が大部異様で、脚本的には、彼自身に秘密があって、事件に巻き込まれるという設定ですが、映画を見る限りでは、そこから主人公が見出した夢である可能性も90%ぐらい描かれているのです。
つまり見ている側は、夢の世界で暴走している主人公を見ていることになるのです。
個人的にはその気持ちの持ち様が割と難しかったです。
だけど途中で、主人公の前に「お前は今夢の世界にいるんだ。現実に戻るか選べ。」という禁じ手のような展開も起きるわけです。それで主人公は騙されないぞ!!と言いながらも、最後には夢かもしれないなと思いながら物語は終わるわけです。
でーそう考えると本作はサスペンス映画として面白いと思うんですが、残念ながら主演と監督の所為でそう言った要素よりも火星を舞台のスパイ映画としての要素に比重がかかってしまい、また独特な監督の映像感にもかかってしまい、そう言った内面の物語にスポットライトは強くはあたっていないです。
ですが、なんと本作はリメイクが決まっており、その主演をSWATのコリン・ファレルで製作されるらしく、そう言った、夢か現実かの狭間で葛藤する内面的要素に比重が置かれるかもしれない。
また本作は近未来とあるが、ここでフューチャーしたいのが、監督のポール・バーホーベンの前作の「ロボ・コップ」や後年の「スターシップ・トルーパーズ」。
いずれも近未来を舞台にした映画で独特の世界観や美術面のビジュアルがある。その要素が全面に出ているのだが、それが実に面白い。今にしたら陳腐だが、オランダ人である監督が、彼自身で異国であるアメリカを感じ取ったようなビジュアルはやっぱり異色だ。カッコ付けて言えば、リュック・ベッソンのレオンでのNYの見慣れた風景なのにどこか異色な感じと似ているかもしれない。(完全に言い過ぎ。)
彼自身、アメリカの映画を作ろうと決め込んでそう言ったビジュアルに進んだと言っているが、内容にも彼自身のルールがあり妙にグロテスクで、それでいて、ビッチなどの排他感もあり、それでいて暴力的というそれは、後年の秀作「スターシップ・トルーパーズ」でも感じられる、むしろ本作はかなり「スターシップ・トルーパーズ」に似ていると言っても過言では無いかな。
まぁーそんなポール・バーホーベンですが、後にラジー賞を獲ったりと、「スターシップ・トルーパーズ」でゴールデングローブ賞を獲ったりと、また拠点をオランダに戻し、VFXを一切使わず、「ブラック・ブック」なる真面目な映画を作ったりと異色な経歴を貫いている。
そう言えば、本作の異様な美術技術は映画の内容とは裏腹に敬意のあるアカデミー賞を受賞するぐらい優れている、いやトラウマ的だ。
個人的には、シュワちゃんが自分の頭にある発信器を獲る為に、直接装置を鼻に突っ込んで引き抜く時の顔や、酸素の無い場所で悶え苦しむ顔の変化が凄いと思った。
そもそも直接鼻から取るとか、M:I:3では同じようなものを除去する為に、体に電流を流したのはあったけど、直接という思考は流石のポール・バーホーベンのグロ要素だな。(苦笑)
メモ得点メモ
7点
公開当時よりも大部時代が進み、原作の近未来SFサスペンスをアクションスターのスペクタル巨編という作りにした事が、もしかしたら違和感になっているかもしれない。決してつまらないわけではないけど、どこか置いてけぼりの映画だったと思う。
あと地味に複雑なキャラクターだったと思うので、シュワちゃんは演技頑張っていたと思う。シュワちゃんが演技派だとは到底思えないけど。苦しみもだえるシーンも多いし。(笑)
たまにこういう映画見ると気分が良くなるぜ!!

関連記事・広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA