一気に老けたリーチャー
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2023年アメリカの海外ドラマ
悪は全力で殺るチーム、報復への道
キャスト
ネタバレ あらすじ
2024年5月19日prime video鑑賞完了
概要:原作小説11冊目『消えた戦友』の映像化!
2012年と2016年にトム・クルーズ主演にて
映画化されたリー・チャイルドの原作小説
『ジャック・リーチャー』。
2022年には原作のジャック・リーチャーを
忠実に再現しTVドラマ化。
その2作目が2023年12月に
前シーズン同様にAMAZONPRIMEにて
配信開始されたので鑑賞した。
前シーズンは原作1冊目の映像化だったが
今回は11冊目の映像化。
映画ともども単独行動の多かった
リーチャーだったが
今作ではかつての部下たちと共闘し
同じく事件の発端となる
死んでしまった仲間たちの
仇を討つべく
そしてアメリカの国家存続の危機を
防ぐために行動を開始するというわけ。
舞台もど田舎から
ニューヨークに移行し
雰囲気大幅変更です。
主役を演じるアラン・リッチソンは
前作放映後に
『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』
にて悪役として登場するが
そこまで見かけることもなかった。
その前は『Titans/タイタンズ』の
ハンク役として出ていた。
なぜかめちゃめちゃ老けちゃったアラン・リッチソン
前作は細くて小綺麗な巨漢イケメンだったが
今作からはゴリゴリのおっさん巨漢に
なってやや劣化している感じがあった。
しかしチームメイトがまた
実力のある俳優かなと思いきや
普通に無名な訳だが
めちゃめちゃうまかったわけで
なんというか製作陣のやる気すごいなぁと。
悪役については
『ターミネーター2』での鮮烈な悪役を
演じたロバート・パトリック。
直近の2022年でも
ジェームズ・ガン監督の作品
『ピースメイカー』にて
ホワイトトラッシュで
毒親でアイアンマンという
トレンドにぴったりなキャラクターを
演じて老いてなおも大活躍。
また一部のキャラもシーズン1から
ゲスト出演と前作が楽しめた人も
満足できるかなぁと思いつつも
リーチャーの活躍が
シーズン1程なかったが
ラストのコテコテの
悪鬼滅殺の天誅軍団っぽい
ラストは妙に爽快感があってよかった。
謎よりも先が気になるわけで
作品のストーリーは
過去パートと現代パート。
過去のチームリーチャーの
結成と解散。
リーチャーの下で
リーチャーの流儀で
悪鬼滅殺になったことで
現代パートの
大悪たちの前で
拷問を受けて亡くなってしまうわけで
なんだか世知辛い。
現代パートでは
チームの1人が裏切者として
アメリカの危機を招き起こし
仲間を殺すことに加担したかも!
という疑惑の中
汚職まみれの警官と
やたら悪人を使いこなしている
テック企業の偉い人を
筋肉と殺人スキルだけで
追い詰める世直し物語。
また別パートで
暗黒の商社のような
武器商人であり
テロ支援個人事業主が
全米の一般人を殺害する
ロードムービー。
終盤で合流し
リーチャーと死闘を
するかと思いきやの
ネタっぽい感じで解決。
それはそれで楽しかった。
往年の白人アクションというジャンルに原作を
個人的には
『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』が
大好きだったわけですが
完結後はこういうおっさんが
アクションという王道よりよりも
インテリジェンスだったり
意表をついたりとするものが
多くなっていった印象。
直近の10年はDCやMCUによる
スーパーヒーローブームもあり
スパイ系のドラマは一気に
枯れ果てましたが
原点回帰しての
悪いやつは絶対殺す。
敵も普通に悪い奴を殺す。
時代劇のような作風のドラマが
復活したものの
原作ありきという
ある程度の質を担保と
数でどうにでもできるという
強みがあるTVドラマ。
シーズン3の製作も決定し
シリーズ7冊目で邦訳済みの
『宿敵』に決定。
麻薬取締役との協力もののようです。
シーズン3も楽しみです。
しかしリーチャーさん
前作で兄弟を失ったのに
今作では元部下を大量に失い
それでも残った彼らを
家族と認識して
また1人旅立っていく。
この男目が離せないよ。