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△【映画 レビュー】ウォークラフト 「置いてけぼりファンタジー」【59点】△

「ゲームのことは全然しらね」
ウォークラフト
アメリカ2016年アメリカ映画アメリカ

監督
ダンカン・ジョーンズ
(『月に囚われた男 』『ミッション: 8ミニッツ』)
出演
ポーラ・パットン
(『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』『デジャヴ』)
ベン・フォスター
(『ローン・サバイバー』『メカニック』『3時10分、決断のとき』)
アメリカ産ファンタジーの世界を舞台にしたネットゲーの映画化
監督は故デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ
ちなみに長編3作目。
というわけで、見ました『ウォークラフト』。
アメリカの批評家の評価は低かった本作ですが、IMDb調べですが、観客の評価は比較的高く、
監督がダンカン・ジョーンズで彼の『月に囚われた男』『ミッション:8ミニッツ』はどちらも個人的には公開年のベスト候補に上がるぐらい面白く、巷でも話題の映画だったほど。
なのでゲームのこととかよく知らんが、ファンタジーアクション映画ということを念頭に置いて、鑑賞してきた。
監督の個性は死んだが、ファンタジーアクションとして普通の仕上がり。
やはり筆者の鑑賞スタイルの前提としてダンカン・ジョーンズが手がけてきたSFミステリーの要素をどこか期待してしまうが、さすがにそれは本作には存在していなかったわけで、いつもというか前2作では、限定的要素から核心に迫る中で、キャラクターに待ち受ける悲劇とそれを超えた幸福などに感動を覚えたわけだが、
まぁそういうのは今作ではお預け。
『ロード・オブ・ザ・リング』などで敵として扱われてきたオークが普通に人格があるわけで、そんな彼らが人間とエルフとドワーフのいる世界に侵略してくるわけだが、根本的にはそれらの種族を超越した生と死の観念みたいな意識集合体が世界の破滅を目論んでいるというようなお話。
これゲームのプロローグなの?それとも3部作の1作目なの?
映画の冒頭に「これは人間とオークが同盟を組むまでのお話」とナレーションがあるにもかかわらず、その同盟が描かれないという凄まじいびっくりな映画。
そもそもゲームの物語を知らないので、何が真実だとかどういう物語がベースにあるのかも全くわからないわけですが、とりあえず予告で描かれていた話とは違う話でもあったわけ。
てっきり人間とオークが協力というかオークが反乱してオークと人間が戦って仲良くなって同盟を結ぶのかな?と思いきやその二人の物語は独立していて、少しつながりそうで繋がらず、映画は次回作への期待を残して終わってしまう。
その過程で、偉大な魔法使いが咎落ちみたいになって、世界はもっとヤバいことに巻き込まれているみたいに収まっている。
実際物語はかなり複雑で、普通に終わらず、一番悪い奴だと思ったら、もっと悪い奴いて、しかも倒したわけでもなく、また人間とオークの同盟も描かれるわけでもなく、王位とかも変わったりと、今後平和とは無縁な世界になりそうだったり、あんまり描かれてないけど、ダークエルフとかドワーフの軍勢もいるみたいで、結構自分置いてけぼり
まぁ映画としては普通だったかな。
映像はCGだらけなはずなのに浮いているようにも思えなかったし、魔法の描写も素敵だった。
オークたちのディティール一つ一つは素敵でした。装飾とかも良かった。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 5/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 6/10
キャラクターの魅力 6.5/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 6/10
音楽 6/10
俺の趣味 6.5/10

59
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