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◎【映画 レビュー】イエスマン “YES”は人生のパスワード 【79点】◎


アメリカ2008年アメリカ映画アメリカ

監督
ペイトン・リード
(『アントマン』)
出演
ジム・キャリー
(『エターナル・サンシャイン』>『トゥルーマン・ショウ』
ズーイー・デシャネル
(『エルフ ~サンタの国からやってきた~』『(500)日のサマー』)
ブラッドリー・クーパー
(『アメリカン・スナイパー』『世界にひとつのプレイブック』『リミットレス』『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』)
みんな、いつも何か聞かれたり、誘われた時、とりあえず断ってない?!たまには何も考えずにイエス!!と言って、新たなことにチャレンジしたらいいことあるかもヨォオォ!!
を体現する映画。
2008年の映画。
『マスク』だとかのイケメンだけどクネクネした体の動きや顔芸が素晴らしいけども、インディペンデント系の低予算映画では、ちょっとユーモアのある地味目な男として、見ている側を感動させる最高のコメディアン俳優のジム・キャリーの一本。
2015年現在では、なかなかヒットに出会えず、持病のうつ病だとかで、いい情報もなく、『キックアス』の続編に出演したが、あまりにも暴力的だと不満をたらしたり、そもそもジム・キャリーらしさが不要の映画だったりとあまりお目にかけないですが、名作『エターナル・サンシャイン』や『トゥルーマン・ショウ』が本当にエターナルサンシャインなので、忘れられない俳優。
そんな普段はじでノーと言ってそうな、キャリーが、イエスということで、人生を破茶滅茶に切り開いていく、ご機嫌なラブコメ。
ヒロインには、ズーイ・デシャネルが起用され、典型的な女優とは違う、非ブロンドで、アートよりでもごもごしゃべりながらも、とことんおしゃれでややパンクで非常に魅力的なバンドマンを演じる。
そしてジムの親友として、当時まだ売れてなかったブラッドリー・クーパーがいいヤツとして登場。
ちなみにこの映画の翌年から彼の出演作がヒットを重ねる。
とりあえず原作がまさしく、イエスっていうことの大切さを執筆した自己啓発本なので、まあそういうわけです。
ただ映画としてのカタルシスも存在し、最近人生行き詰まったなー。
ストレスマックスだなぁって時は、本作を見て、ジム・キャリーと一緒に人生切り開くのもいいと思う。
映画としては、何かの超常現象がジム・キャリーを襲い、イエスと言わないと人生がやばいことになるという、どこか『ブルース・オール・マイティー』に似たようなテイスト。
イエスと言って、無茶苦茶なことをどんどん乗り切るジムはぴったり。
途中で歌ったりもするし、本当に凄まじい。
さらにノーというと一気に悪いことが起きるときの、ジムの身のこなしは相変わらず見事。
どこか古風とも言えるアニメを現実にしたような動きはやはり天性の才。
近年いい映画に出会えないのが、辛い。
ズーイー・デシャネルが最高にかわいい。むしろ綺麗すぎないとこがいいのか。
ちなみにズーイー・デシャネルは本作と500日のサマーぐらいしか映画に出ておらず、現在はテレビドラマの主役として風変わりだけど可愛過ぎる女子を体現している。
あとガチで音楽もやっている。最強のインディーズ女子。
ジム・キャリーはこの時点でも若干老けているな。
とりあえず好きな映画です。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 7.3/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 7/10
キャラクターの魅力 8.4/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 7/10
音楽 8/10
俺の趣味 7.8/10

79
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