「最終作で描いたのは「この状況が一番幸せ」ということ。」
2010年アメリカ制作
予告
STORY
沼地に住む怪物だったシュレックは、おとぎの国のお姫様フィオナを救ってしまい、この国の王様になったのだった。
だがシュレックは色々あって今では、赤ちゃんとフィオナと仲良く沼地に住んでいた。
毎日のようにやってくるロバのドンキー一家と観光客に日に日にストレスを感じ始めていた。
昔は怪物として楽しくやっていたのに。そう思うシュレックだった。
ある日、娘の誕生日会の為に、おとぎの国に帰った彼らは、騒がしくする皆に嫌気がさし、パーティを台無しにして、会場から飛び出してしまう。
そこに偶然居合わせた、魔法使いのランプルスティルスキンはシュレックの悩みを聴き、「一日だけ昔の日を提供する。」という契約を持ちかけられ、シュレックは同意してしまう。
すると世界は一変。
シュレックを知らない人々は、彼を多いに怖がったのだった。
楽しんだシュレックだったが、この世界には自分の家も家族もいなかった。異変を感じたシュレックは魔女に捕われてしまうのだった。
運良くドンキーに会ったシュレックだったが、ドンキーはシュレックの事を知らず、彼にも家族はいないと言うのだった。
そしておとぎの国の城に連れてこられたシュレックが見たのは、現実とは真逆の城で、その王になっていたランプルスティルスキンは、シュレックが「生まれた日を無かったことにした」というのだった。
憤慨するシュレックだが、ランプルスティルスキンは契約の破棄も出来ず、一日が終われば、シュレックはこの世界から消えることを告げるのだった。
城から脱走を計るシュレック一緒に逃げたドンキー。
ドンキーはシュレックが彼に騙された事を聡し、またその契約には破棄する方法もあると言うのだった。
その方法は、「運命の人とのキス」だった。
シュレックはフィオナとキスするために捕われていた塔に向かうのだが…。
2010年12月21日鑑賞
感想
シュレック最終作を鑑賞。
ついにシュレックもおしまいですね。とりあえず「おしまい」が描かれるだけよかったような。
自分はシュレックシリーズは2が大好きで、かなり笑えた。
しかも2は世界的な興行成績もずば抜けて高く、アメリカ映画の興行ランクのトップ10に入っていたはず。
でも3がかなりうんこネタに走り過ぎて、色んな意味で酷かった映画だった気がします。特に赤ちゃんが可愛くない。
そういうわけで、一応1でおとぎ話の国を描き王道的ではあるものの怪物が王様になるというお話。
2では、王様との確執でおとぎ話のキャラクターが大暴走?
3では、残念ながら、父親になることに恐れてしまうシュレックで、王様も嫌だーと主役が全く役に立たない。
で4という最終作でどうやって終わらすかと思ったら、ここまでの物語の連続性などは全部無視で、
「あなたがいない世界はとても酷いものなんですよ。」
というどっかで聞いたような内容の映画になりまして。
それが正直
卑怯
だと若干ながら思うし。逃げてるなぁーとも思う。
本来は6ぐらいまで作る気満々だったのに3が結構微妙だったからここで終わらそうという魂胆だってのはうすうすわかっていますがね。
一応本作は大ヒットしてはいるものの、2程でも無いし、3Dの恩恵もやっぱりあったと思う。それにファミリー映画だしね。
がとりあえず言えるのは、本作は子供が見ても多分面白くない超大人な映画だと思う。
しかも40歳ぐらいの会社員。
もう自分は捨てて家族に全てを費やして生きるしかない人間の為の映画。(笑)
そんな人が涙流しながら心を少し洗ってくれる映画です。
まぁーなんかぼろくそに言ってますが、映画一本で考えると結構面白い。
まぁー作っている会社が有名なドリームワークスだし、コンスタントに作られた良作という最低限のレベルは補えている。
また一応本作では、存在が消えてしまうという重い要素も扱っているため、結構重いので色々と泣ける。
そしてブラックジョークもあって笑える。特に長靴のはいた猫が太っていてそれがクッキーをあれしちゃうシーンは衝撃だった。
あと個人的に良かったのが、フィオナが助けにこないから待ってもしょうがないから、自ら塔を出たという設定は面白いと思う。
大筋の設定は大胆だけど、中身の筋は大部丁寧でかなり良作だと思う。
ラストシーンはありがちで予測容易だが涙が出ますよ確実に。
まぁーそれでも
素晴らしき哉、人生!の方が泣けますがね。
(笑)
でー問題の吹き替え版の方ですが、皆さん4作目になってこなれたようです。山ちゃんはキレキレでしたね。
でー今回初登場の劇団ひとりですが、あいつがうま過ぎです。あいつ見たさで見ても問題は無いと思います。
あと3D的には、かなり良かったと思う。てかやっぱり3DはCG映画がぴったりだよねー。
奥行きとか知らねーよだよね。
得点
8点
普通の良作。最近の映画にしては、ぼちぼち普通で普通にオススメ。吹き替えがほとんどとこういう映画しては小規模公開なのがたまに傷だと思うが。
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