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◯【72点】隠し砦の三悪人【解説 考察:おぉ。アドベンチャー映画だったのか】○

『スター・ウォーズ 新たなる希望』の元ネタと聞いて鑑賞

製作

1958年日本映画

え?お城攻めチャンバラ映画じゃないの???

監督

黒澤明
・乱
・影武者
七人の侍
・夢

キャスト

キャスト一覧
三船敏郎
・用心棒
七人の侍
・天国と地獄
・蜘蛛巣城

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
1580年代ぐらいの日本。地域不明。
百姓、いわゆる庶民の太平と又七は、
賞金目当てで、2県先の戦に
参加するのだが、
もうすでに終わっていた。
何もできずに
故郷に帰ろうとしていたが、
喧嘩別れした2人だが、
山名家に秋月家の敗残者と思われ
捉えられてしまう。
山名家は秋月家にあると言われる
大量の金を狙い、
城地下を敗残者に掘らせる。
そこで再開した2人。
そして夜、
敗残者たちは城で暴動を起こし、
2人は脱出に成功。
河原にて故郷に帰ろうとした矢先、
2人は金を発見するのだが、
それを見守る謎の男がいた。
その男は2人が山名領を抜けるという
策に興味を持った。
その男の正体は、
真壁六郎太(三船敏郎)。
秋月家の指揮官。
彼は秋月家の遺児である
雪姫を河原付近の洞窟に匿っていた。

そして彼は秋月家の
軍資金を大量に木の枝に
隠しており、
これを利用して秋月家の再興を
考えていた。
同盟関係だった早川家に
行こうと考える真壁は、
太平と又七を騙して
一緒に早川家に行こうと考える。
欲深い2人は、
真壁より雪姫は喋れない
障害者であると騙され、
金を3人で早川領で山分け計画を
信じて、計画を実行。
しかしすでに山名家は
真壁たちの動きを察知、
出発直後に
洞窟は襲撃に遭い、
眼前では山名家の検問所が
待ち受けていた。

2021年10月3日劇場鑑賞
2021年58本目



砦と聞いて城攻め映画だと思ったのは私です。

洋画ばっか見て
歴史のある邦画作品は全く見てない
盆暗映画好きの筆者です。

この度
午前十時の映画祭11 デジタルで甦る永遠の名作にて
本作『隠し砦の三悪人 4K』が
上映されたので劇場鑑賞しました。
ちなみに以前には
『七人の侍』も同企画で鑑賞した。
◯【75点】七人の侍【戦争映画】◯

と2008年の
『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』は
完全にスルーしていたので、
全く内容を知らずに
鑑賞したわけですが

his
思っていた映画と違いすぎる
と鑑賞中に困惑しました。

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てっきりタイトルに出てくる
隠し砦の三悪人が巨悪の隙をついて
叩く話なのかなぁ?
と思ったら、
三悪人というか
悪知恵をもった3者
強欲の太平と又七と
それを利用する傲慢な
真壁たちが
隠し砦で出会う話で
姫を追ってから守るための
逃避行という内容。

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この部分が『スター・ウォーズ 新たなる希望』の元ネタというやつですね。

ここにアメリカの田舎の若者の
都会にて
アメリカンドリームを獲得する
というメタファーを背負った
ルークという主人公を入れ
舞台を惑星間にしたのが、
『スター・ウォーズ 新たなる希望』
と考察。

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つまり劇中で
悪知恵を働かせて
真壁を出し抜こうとしている
コメディ担当の太平と又七は
C3-POとR2-D2、
傲慢な武士の真壁を
オビ=ワン。
雪姫がレイア。
ということ。

ルークがいない分、
物語への感情移入を担う
存在が不在のため、
観客は彼らの動向を見守る
ぐらいしかできない構造のため、
楽しみやすい作風ではなかったなぁ。

気迫を感じる槍の決闘

当時マンネリを感じたのだろうか?
刀での決闘ではなく、
槍での決闘という貴重なアクションが
見れる本作。

しかし長い

役者陣の気迫は凄まじく、
周りのエキストラ的若手を
時々不意にいなす迷惑な感じ、

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日本的古風さや緊張感がびんびんあり、
非現代的で美しく見応えがあるが、
悪しき習慣とも思えたり。
現実味があるかと言えば
どうなんでしょうね?

戦国時代間の人間を描いた作品か?

とチャンバラ映画かと思ったら
なんか全然違ったわけで、
長い過酷な旅を
文句ばかり言ってる2人の百姓と
敗残者でありながら
城の外の下界初めて見た雪姫の
冒険劇でもあるわけで、
まぁ道中の人間の営みやら
なんやらかんやらで、
映画のオチとしては、
人間賛歌に落とし込む本作。

his
何も知らないで見て
なるほどぉ。と思いました。

だから道中でお祭りとかに
参加したりしていたわけですねぇ。

エンタメと文化系をうまいこと
両立してるけども
凄まじい大金が
かかっているだろうなぁと
思いました。

昔の日本は凄いなぁと

1958年の日本は景気も良くて
土地もあったのかなぁと。

冒頭の大量の上裸のおっさんを
導入し、物量での
スケール感を出した映像が
凄まじい。
あの密度の映像、
本当に最近見ていない。

また劇中で
転んだりすることも多く
生傷が絶えなそうで、
体張りまくりで凄い。
三船さんスタントなしで
馬乗って走ってたし。

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足元めっちゃ悪そうだったし。

現代の事務所の商品を汚したり
してはいけないという
契約上の問題やらNG等の多さや、
NGを出す会社の多さとか
ブラック勤務対策とか
そういうことが一切なく、
凄い映画作ろうとしている
感じが映画から伝わってきて凄い。

his
現代の邦画では味わえない荒々しさが素晴らしい

こういう映画もう日本じゃ
難産過ぎて厳しいと思われ。

his
『十三人の刺客』凄かったなぁ。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.8/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 6/10

72点

個人的にはそんなに楽しめなかった。

真壁の短パンなかなかキモいよな

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his0809
3日に1回更新を予定してます。また来てください!

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