「中国旅行に行ったような気分が味わえる。」
2010年アメリカ中国共同制作
出演
ジェイデン・スミス
(幸せのちから)
ジャッキー・チェン
(ラッシュアワー3)
予告
STORY
父が死んでしまったドレ(ジェイデン・スミス)は、母の仕事の関係で発展が目覚ましい中国の首都北京に引っ越すことになる。
ノリノリの母親だが、11歳のドレは不安でしょうがない。通じない言葉に違和感を覚える中、運良く言葉の通じる同世代と出会い公園に行くが、そこでバイオリンを弾く少女に声をかけるが、その子に話かけたのが原因で、複数の現地の少年達にからまれ、ぼこぼこにされてしまう。
翌日。学校に転入することになったドレだが、そこには、昨日自分をいじめた少年達がいたのだった。
自身の存在がばれてしまい、悲惨な毎日を送り、また彼らが、拳法道場の門下生だと言うことも知り、更に途方に暮れる、ドレ。
こんな国に来たくなかったそう思う彼の心の支えは、バイオリンを弾いていた少女だけだった。
だがある日、いじめっ子達に仕返しをするが、あっさり窮地に経ってしまう、そんな彼を救ったのは、陰気臭いじじいでアパートの管理人のハン(ジャッキー・チェン)だった。
ハンに救われ、ドレはハンと共に道場に行き、いじめについて言及しようとするが、そこで待っていたのは、更に困難への布石だったのだ。
2010年9月1日鑑賞
感想
いえい。映画の日に見てきました!!原題は空手キッド!!つまり過去に作られた作品のリメイクですが、本作は、時代的に熱い中国に舞台を移したわけです。
まぁー原題は空手キッドなんですが、全く違う、カンフーを習って、カンフー大会に出るという話です。
「武術なんだから一緒でしょ?」
的なアメリカのアジアの文化はだいたい一緒。的な適当さ全快ですが、主演がウィル・スミスの息子だけあって、本作は全米で大ヒットです。まぁーそんなこと別に問題無いんですよ。
実際、邦題のベストキッドも結構謎めいてると自分では思うんですけどね。
「超良い少年!!」
という意味なんでしょうか?それとも
「頑張る少年!!」
とかなんでしょうか!?
まぁーキッドってわけで、ある少年。的な意味合いだと思いますが、最高の少年と。もう語感だけで何でもいいですね。(このことをずっと思ってた。)
そんなわけで、感想書いて行きたいと思います。
本作の第一印象は、北京観光映画。
発展目覚ましいというか、現在の世界の経済の中心とも言える、中国を大幅に取り上げている気がすっごいする。ところどころに入る、中国のロケっぷりは、ものすっごい中国の良い景色を映し出していて、今が中国に旅立つ時だ!!と促されているようです。
そんな中国萌え全快な映画です。ある意味政治的主張とさえも思えますね。(笑)
その押し具合の凄いのが、全編中国ロケと行っても良い程、映画全体の出来事の背景には、だいたい北京の町並みなどが移されてたり、有名な場所へ行ったりと、北京のPRには大成功してます。
その北京の姿だけでも本作は充分に楽しめると言っても過言ではない。
だって今、中国は世界の中心なんだから!!
そんな世界に一人の黒人の少年が住むことになるという、超衝撃の展開。
まぁー実際親の七光り全快の俳優ですがね。生き生きとして、遊びのように頑張ってました。
とりあえず、黒人が住むってどんな感じなんだろ?まぁー映画内では偶然アメリカ人の少年に出会い、そこらへんの人種間の問題は本作は皆無だけど。
まぁーそれでドギツイいじめに合うんですが、まぁーそんなのは実際どうでも良いんですよ。だって北京の文化の方がなんか気になるんですから。
んであっさりジャッキーが救うかと思いきや、北京を紹介し過ぎて、全然ジャッキーが出てこない。(笑)
その重要な出来事まではだいたい1時間ぐらいかかるわけです。ここが結構難所だと個人的に思いますね。あらすじでみんな知ってるのにそのシーンが30分後にあるのではなく、1時間となるとやや製作の手腕の問題だと思われる。決まりきったことをここまで長引かすのはね…。
でそこから色々あってジャッキーとの修行になりますが、この修行する理由が結構良いと思いました。
「仕方なく」という判断は、人物の可能性の塊になるファクターだと思うので、かなり良かったです。
んであの「着ろ。脱げ。」の連続。
これの説得力とやっぱりこの修行が個人的には妙に長かったなぁー。テンポが悪いというか、2時間半は尺取り過ぎだと思う。
でもそこからの修行はハイライトで、結構面白い。ジャッキーが動くとすっごいテンションが上がる。まぁージャッキーの人物設定なんて本当にどうでも良いよ。ここで人種間の問題とか扱った、アジア人が黒人を息子のように扱いだすとかあったら社会的に不思議なアプローチが携わって、また中国文化の介入みたいな飛躍論に発展出来そうだったけど、そこは皆無だったな。あくまで「娯楽」として撮ってた。そのわりにテンポが微妙だけど。
そういうわけで、ジャッキー論になるけど、本作が良いと判断できる点の8割はジャッキー・チェンがこういう映画に出ている点だと思う。
ジャッキーといえば、やっぱり酔拳だと思うし、それに精通してアジアのアクション大スターだと自分は思うけど、メジャー映画いわゆる最近のハリウッド系の大きく宣伝される映画のジャッキーは拳法使いとしてでは無く、アジアの警官とかで登場したり、してその設定上に拳法が足されているだけだと思う。でも本作は酔拳のように拳法使いという存在として出てくる。
そしてそれが大きく宣伝された映画としてだ。
もうそれだけでジャッキーは個人的に凄まじく輝いて見えたわけで、コミカルよりも力強さだけで描かれたジャッキーが本当に良かった。
そんで茶番過ぎる、ラブシーンやデートやら中国万歳な展開ですが、それはおいといて、ラストになります。
11歳の少年達が肉弾戦をしまくるという不思議な状況ですが、それでも面白かったですね。
カンフーというものの魅力がちゃんと描かれていたと思います。
すっきりしていて良かったです。
得点
7点
まぁーでもいじめ撲滅な映画というよりは、北京万歳感が露骨だったかな。いや結局この映画って何が描きたかったんだろ?ウィルスミスの息子が最高!?それともジャッキー最高!!かな。ジェイデンがこの映画の所為で調子に乗るのが本当に怖い。エミネムとかのターゲットになれば良いのに。
多分歳が大部高い層の方が、孫が頑張ってる的な側面で見れると思うので大部オススメ。
燃えよドラゴンが見たいな。(笑)
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