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◎【78点】ウォッチメン アルティメット・カット版【解説 考察 :10年の時を経て日本語版が拝める 人気記事】◎

ウォッチメン アルティメット・カット版

祝:5000PV突破 閲覧ありがとうございます。

製作

2009年アメリカ映画

このhis0809は
10年待ったのだ!

監督

ザック・スナイダー
300 〈スリーハンドレッド〉
マン・オブ・スティール
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
・ドーン・オブ・ザ・デッド

キャスト

キャスト一覧
ジャッキー・アール・ヘイリー
・リトル・チルドレン
・エルム街の悪夢
・シャッター アイランド
アリータ: バトル・エンジェル

パトリック・ウィルソン
オペラ座の怪人
・ハードキャンディ
・インシディアス
死霊館

マリン・アッカーマン
・ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ
・幸せになるための27のドレス
・ハッピーサンキューモアプリーズ
 ニューヨークの恋人たち
ランペイジ 巨獣大乱闘

ビリー・クラダップ
・20センチュリー・ウーマン
・あの頃ペニー・レインと
・グッド・シェパード
・ビッグ・フィッシュ

マシュー・グッド
イノセント・ガーデン
・イミテーション・ゲーム/エニグマと
 天才数学者の秘密
・チェイシング・リバティ
・ダウントン・アビー

ジェフリー・ディーン・モーガン
ランペイジ 巨獣大乱闘
・ウォーキング・デッド
・ルーザーズ
・P.S. アイラヴユー

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
1985年アメリカ。
エドワード・ブレイク
(ジェフリー・ディーン・モーガン)は
突然の来訪者に殺害される。
来訪者は並々ならぬ格技を用いていた。

この世界は現実の
アメリカとは違う歴史を歩んだ。
1930年代に人間よりも
優れた力の持ち主たちが
コスチュームを纏い
自警活動を行なっていた。

いつしか彼らは集合し、
ミニッツメンという
ヒーローチームとして活躍。

第二次世界大戦が終結。
街には彼らと対をなす
コスチュームを纏った犯罪者が現れ、
ミニッツメンは大いに活躍した。

しかし時間が経つごとに、
報復を受けて殺害されてしまうものや、
精神病を患ってしまうもの、引退するもの、
ひっそりと姿を消してしまうものなど
ヒーロー活動は衰退していく。

1960年代には第二世代のヒーローが現れた。
彼らも集合し
ウォッチメンというチームを組む。

その中には、重力以外で
物質を引きつけ合う力が
存在するかどうかを確かめるため、
イントリンジック・フィールドの
研究の実験室での事故により
原子まで分解された体を
再構成させて復活させた
ジョン・オスターマン
(ビリー・クラダップ)こと
Dr.マンハッタンも参加している。
彼は他のメンバーとは違い。
人間を完全に超越した超人だった。

アメリカ政府はウォッチメンを政治利用し、
Dr.マンハッタンと
ミニッツメンからの継続メンバーの
コメディアンを
ベトナム戦争へ投入。

史実でアメリカが敗北したベトナム戦争は
アメリカが勝利。

当時の大統領だったニクソンは再選し、
ソビエト連邦は存続したままだ。

それ以来アメリカの歴史に
Dr.マンハッタンは介入。

またコメディアンはニクソンの下で汚職を幇助
ケネディ暗殺の犯行も担当した。

しかし1980年代国民の
ニクソン政権の批判と
ヒーロー活動の批判により、
ニクソンは自警行為の禁止を
キーン条例として制定。

ウォッチメンの活動は非合法となるが、、
Dr.マンハッタンに対して政府は活動を認可。

ウォッチメンのメンバーであり天才科学者兼
会社CEOでオジマンディアスこと
エイドリアン・ヴェイト
(マシュー・グッド)は引退するが
Dr.マンハッタンと共に彼の能力の技術転用と
製品開発を行っている。

そしてコメディアンは政府諜報員として
活動を行なっていた。

エドワード・ブレイクの件で、
現在も非合法な自警活動を
行うウォッチメンの一人、ロールシャハ
(ジャッキー・アール・ヘイリー)は、
犯行現場である彼の家を捜索中に、
彼がコメディアンであることを知る。

一般人を超越する力を持つ彼を
殴り殺した形跡を見て、

この犯行が通常の人間での犯行ではなく、
ヒーロー活動に恨みを持つものだと思い、
引退した相棒のナイトオウルⅡ世こと
インポ野郎のダニエル・ドライバーグ
(パトリック・ウィルソン)、
Dr.マンハッタンとその恋人で引退した
シルク・スペクターⅡ世こと
ローリー・ジュピター
(マリン・アッカーマン)、
そしてエイドリアンに警告の為、会いに行く。

コメディアンの葬式にて、
ロールシャハは
彼のかつての宿敵であるモーロックが
参列していたことを知り
帰宅後の彼を襲撃する。

しかし年老いたモーロックは犯行を否定、
またコメディアンが殺害前のある晩突然、
彼が現れ寝ている自分を見て涙を流しながら
「こんなはずではなかった。」と
泣き崩れたことがあったことを彼に告げる。

あてが外れたロールシャハは捜査を続ける。

Dr.マンハッタンは
テレビの討論番組に出演する。
その直前に彼は恋人のローリーと喧嘩。

彼はだんだんと感情を失いつつあり、
人間に対しても
原子の集合体でしかないと認識を改めていた。

テレビの討論番組の収録中に、
ウォッチメンを執拗に追う新聞記者により、
自身が原因で周囲の人が
癌になっているのではないか批判を受ける。

親友だったウォーリーは癌で死去し、
かつての恋人だった
ジェイニーもまた癌に侵され、
わざわざ討論番組に現れ、
Dr.マンハッタンを批判する。

周囲の収録参加者や記者たちも一斉に
Dr.マンハッタンを批判することで彼は動揺し、
テレポートし、火星に行ってしまう。

そしてDr.マンハッタンは
自分が今の姿になってしまったことを回顧する

ローリーは兼ねてからストレスがたまると
ダニエルに愚痴をこぼしたりしていた。

ダニエルのナイトオウルの
自宅にある装備などを見て昔を懐かしみ、
二人で出掛けていくと、チンピラと遭遇。
持ち前の身体能力で彼らを撃退した2人は、
昔の情熱に高揚感を覚えた。

そして社会はDr.マンハッタンの逃亡により、
絶対的なソビエト連邦への抑止力を失い、
核戦争の危機とアメリカの終焉を感じ始め、
終末時計の針がさらに進むのだった。

2020年4月4日自宅UHD鑑賞 2020年19本目




10年の時を経てアルティメット・カットがついに日本販売

ついにとしか言えない。
ついについに『ウォッチメン』の
アルティメット・カットが
日本語版入りで国内流通!UHDも同時販売!
さらにさらにスチールブック版も同時発売!!
ということで速攻予約して、
無事届き、4月に自宅にて鑑賞しました。

ついに日本で、
日本語字幕付きで鑑賞できたよ。

アルティメット・カットについては、
216分もあるクソ長いバージョンですが、
これには、『ウォッチメン
DVDコレクターズBOX』の特典2の

『「黒の船」〜海賊船ブラック・フレイターの物語』というアニメーションがあるが、
それが本編にそのまま打ち込まれているので、凄まじい長さになってしまっている

また本編に追加ではなく日本では
正規に見ることができなかった

通常版163分より長い186分の
ディレクターズ・カット版に追加なのだ

2009年当初から海外ではアルティメット・カットもディレクターズ・カットも
Blu-rayやDVDには特典として挿入されていたが、日本では未挿入。

字幕については香港版Blu-rayのみ実装されていたが、早々に売り切れになり廃盤

当時は日本語字幕吹き替えの
中での鑑賞は困難となってしまったわけだが、
それがようやくお目見え、
本来のザック・スナイダーが描いた
彼の『ウォッチメン』の完全版が、
鑑賞できるのだ。ありがたい。

しかしそこは惜しいことに
アルティメット・カット版のみの挿入のため、
劇場版とディレクターズ・カット版、
はたまた
「黒の船〜海賊船ブラック・フレイターの物語」
単体での鑑賞はできない。
もちろん過去の特典も未実装なため、
コレクターの方はBlu-rayやDVDの中古買取は
おすすめしない結論に。

自分は映画ファン程度なので、特典はあんまり
見ないので中古買取してしまった。
もう一度見たかったかも。。。

とりあえず感想

アルティメット版の感想というか映画
『ウォッチメン』の感想としては、
MCUを抜きにすれば、
映画として面白かったと思う。
というか結構大好きな映画。
終始感情を抑揚されるいけてる音楽が
なっていて、挿入歌の選曲が最高。
特に

オープニングのボブ・ディランとここまでの歴史のダイジェストが最高!
映画の最序盤のコメディアンの死闘からのオープニングでのボブ・ディランの楽曲1曲で、
1930年代から60年代そして80年代までの歴史の出来事にヒーローたちが介入し、
違うアメリカの歴史を送っていることをダイジェストで描くが、
そこの部分の映像のグラフィックノベル調でありながら、構図も時間も見事でキレがあり、
ザック・スナイダー監督のセンスが十二分に盛り込まれており、
ここだけ見るだけでも映画の満足度は違う。

そこからの全ての映像における構図も
コミックの細部を再現しており最高。

ヒーロー1人1人のコミックからの
デフォルメ具合も見事で自分は好き。

ロールシャハの顔マスクの再現も好き。
シルク・スペクターⅡ世のラバー感も好き。
Dr.マンハッタンも好き。

MCUが完成した現在と
遜色ない情熱があるわけです。

アクションもザック・スナイダー監督が
得意なスローモーションを用いて、
カンフー的な肉弾戦も熱見応えがあって好き。

特殊ガジェットの数々もあり
エンタメヒーロー映画として
見応え本当にありあり!

本編としての物語よりキャラクターの物語多めなので現代だと海外ドラマ向き

アルティメット・カットというか
ディレクターズ・カットにてそれぞれの
時間が増加しているが、

作品としては、本編が全然進まない。
その原因としては、フラッシュ・バックが多い。

映画の冒頭からコメディアンが死ぬ直後に、
これまでのウォッチメンというか
ヒーローたちの歴史がダイジェストで流れ、
そこからシークエンスが変わるたびに、
コメディアンと
ミニッツメンのメンバーの過去や、
過去を思い出すナイトオウルでの
過去の出来事。
Dr.マンハッタンが遠くに行った後の
自身の半生のフラッシュバックでモノローグ。

ロールシャハが自身での半生の
フラッシュバックでモノローグ。

フラッシュバックモノローグだらけで一向に話が進まない。

唯一のオジマンディアスだけは過去が描かれず、
自身の過去をセリフで説明するだけ、
それもそのはず、
彼がこのヒーロー殺人事件の黒幕であり、
世界を救うための壮大な
計画を画策した張本人であり、
Dr.マンハッタンという異次元の存在に
憧れた無力な存在というネタバレなのだから。

その真実のインパクトはさることながら、
そこにたどり着くまでが長い長い。

しかし監督のスキルを用いモノローグで
ダイジェスト調に描かれた
グラフィックノベル風な映像構成は
抜群にセンスあって、とても見応えがある。

むしろザック・スナイダーは通常の軽薄な
人間ドラマが全く描けない監督で、
人間ドラマや長回しなどの通常の映画は
とても苦手と言ってもいい。
監督の得意分野で構成されているのだ!!

しかしシナリオの元ネタは優れた原作のおかげ、映像の絵コンテに対しても
元ネタが優れているわけで、
優れた作品の映像化でしかない

またフラッシュバックにて人間を描くなら
映画である必要は希薄。
当時なら『LOST』が
この手のタイプの作風だった。

しかし当時は海外ドラマに
ハリウッドスタイルのビッグバジェットは
制作されていなかった為、今更のご意見。
しかし現在では『ゲーム・オブ・スローンズ』
『ストレンジャーシングス』
『マンダロリアン』etc..
テレビドラマの枠を超えた映像作品も多く、
せっかくなので『ウォッチメン』も
ドラマ化してほしいと思ったら
その後日談がドラマ化された。
全く知らない物語が現在紡がれている。

感想後半は次のページ!

his
後半は次のページから始まります!!

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