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◯【映画 レビュー】ちはやふる 下の句【72点】◯

ちはやふる 下の句
日の丸2016年日本映画日の丸

公開日にサービスデイだったので、前後編1日で鑑賞。間に『キャプテン・アメリカ3』を見たり、時間は置きましたが。
末次由紀の原作コミックの映画化。
予告編


映画の解説についてはスルーですが、前編では部活爆誕生や初心者との練習や成長、チームとしての成長などなど高校生という思春期の視界狭い彼らの織りなす人間ドラマは、その道を通ってきた自分としても大いに感動してしまいました。キャスト陣も若手が固まっててジャニーズ起用などのアイドル要素も少なめで良かったです。
むしろ主人公としての広瀬すずの存在は、前編では、さほど際立った印象もなく、むしろ仲間たちとのやりとりで、葛藤こそないけど見ている側にリフレインとカタルシスをあたえてくれるわけです。
でもあの良いとこでカルタが人に届くという届きてほしい思いが届く具現化の映像表現は結構好き。
さて後編はというと
広瀬すずのアイドル映画作品感が前編より高まった!!
前編は団体戦の全国大会予選。
後編は全国大会というわけですが、主人公のちはやと新と太一の三角関係から始まり、ちはやのカルタがメインということで、前編であまりフューチャーされてこなかった主人公が全面的に前に出てくる。
ちはやのライバルとして京都で競技カルタを行う松嶋菜々子みたいな人が登場。
こいつがまた京都弁だし松嶋菜々子似だし、性格キツイし、さらに服装がダサいというめっちゃ強烈な個性を持っていて、なかなか魅力的。
そいつが現役とクィーンとして、日本一の座に君臨しているわけで、千早の目標となるわけ。
ただそこに問題があって、ちはやは彼女を倒すべく、前作でのチーム度外視は良くない!!みたいなカタルシスをそっちのけで、一人で練習して、全国大会目前で空中分解というわけです。
まぁそこで出てくる前編での最終決戦したチームのシークエンスが熱いんですけどね。
それを全国大会直前にやるわけでまぁなんだかなぁと。
でもその問題を肉まんくんがあっさり解決するので、人間出来過ぎです。
結局は優等生な仲間たちに支えられ個人戦へと躍進するみんな。
全体的にドラマ面が薄くなり、恋愛要素も前に出てきて、前に良かったとこがこっちには無い状態で、泣けもしない。
ただ強敵の登場で、競技カルタバトルはより盛り上がり、クィーンの戦法に対する対抗策を披露したりと、カルタ映画としては燃える。ただ個人的にはそこまで広瀬すずが好きでもないので、魅力は十分に感じましたが、特にあの寝顔とか元気いっぱいな感じが面白い。
ただ前作よりも映画が短く感じた。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 7.5/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 7/10
キャラクターの魅力 8/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 7/10
音楽 7/10
俺の趣味 7/10

72
結局パフュームの楽曲もなんかミスマッチだったな。
前後編ともに結構面白かった。
続編の製作が決定したので、ちょっと楽しみ。

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