★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2021年アメリカ海外ドラマ
キャスト
アンソニー・マッキー
・ハート・ロッカー
・キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
・シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
・8 Mile
セバスチャン・スタン
・アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
・キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
・シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
・キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
ダニエル・ブリュール
・ラッシュ/プライドと友情
・グッバイ、レーニン!
・イングロリアス・バスターズ
・・シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
あらすじ
『アベンジャーズ/エンドゲーム』での
サノスとの決戦から半年後。
元空軍のサム(アンソニー・マッキー)は
ジェットパックを装備し、
キャプテン・アメリカことスティーブの
親友としてサノス率いる宇宙からの侵略に
打ち勝った。
現在はフリーの傭兵として
米軍からの要請などに応え
地球を守る1人として活躍している。
米軍へのテロ行為を止めたサムは、
スティーブから託された盾を
この度、国に返還することを決めた。
盾はスミソニアン博物館に寄贈された。
それを知ったスティーブの相棒の
バッキー(セバスチャン・スタン)は怒る。
バッキーはかつて悪の組織ヒドラの
暗殺者ウィンター・ソルジャーとして
操られていた際の記憶に苦しんでいた。
今ではその洗脳はワカンダの技術により
解けたが、スティーブのいない現在と
ジェネレーションギャップ、
そして過去に殺してしまった人々への
贖罪の気持ちにより、
かつて自分を利用したヒドラの関係者に
復讐したりしていた。
サムは友人の米軍兵から、
フラッグ・スマッシャーズの話を聞く、
彼らはテロリストで、
サノスが人々を消した世界を望む集団だ。
武力で物資や資金を強奪する危険人物が
中枢にいて、携帯アプリを介して多くの
信者がおり、多くの一般人もその
テロ行為に参加している。
サムは故郷のアメリカ南部にある
ルイジアナ州デラクロワに戻った。
姉とその子供たちが住む実家、
サムの家族は漁業を行なっていたが、
今では船は壊れ家業は中断していた。
お金に困っている彼らは、
銀行に融資を依頼するが、
多くの人々が5年ぶりに現れ、
お金がなく困っており、
銀行の融資依頼が殺到しており、
黒人で弱い立場である彼らに銀行は
融資を断るのであった。
世界を救った英雄のサムには
家族を救えなかった。
そんな矢先、サムとバッキーはテレビで
新たなキャプテン・アメリカの
誕生を目撃する。
彼はその手に寄贈した盾を持っていた。
サムはフラッグ・スマッシャーズの
強奪計画打倒の任務の依頼を受ける。
移送の直前、バッキーが現れ悪態をつく。
サムもバッキーも知らないまま、
ヨーロッパの現場に到着し、2人は
フラッグ・スマッシャーズの集団と
戦うことになってしまう。
彼らは驚くことに超人的な
身体能力を持っていた。
その力はスティーブと同格、
おそらく彼れらは超人血清を使用している。
圧倒的な力に苦戦する中、
新しいキャプテン・アメリカの
ジョン・ウォーカーと
その相棒のレマーが現れ助太刀する。
しかし超人血清の力は絶大で、
フラッグ・スマッシャーズは逃げてしまう。
全ての状況に困惑する一同。
ジョンからの協力要請を拒んだ
サムとバッキーは、
犯罪界に伝手のある
幽閉中のジモ(ダニエル・ブリュール)を
尋ねることにする。
2021年4月23日Disney+にて鑑賞完了
MCUテレビジョンシリーズ第2弾!
『ワンダヴィジョン』完結から
1ヶ月も経たず、
マーベル・シネマティック・ユニバース・テレビジョン・シリーズ
第2弾の『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が配信開始
前作『ワンダヴィジョン』で早速
新設定等が出てたが、
話もひねりがなく、
悪い奴がワンダを狙っただけ、
そしてワンダにはもともとすごい力が
あったという
たったそれだけのプロットのために、
7時間もかけ本当に残念だったが、
今作は
主役級とは言い難い
ファルコンとサムが主役。
ソルジャー要素が強い2人だから、
硬派なアクション・スパイドラマを
期待させていたが、
この度全話鑑賞したが
めっちゃ面白かったです
サノスとの決戦後の世界の問題
『ワンダヴィジョン』にて新要素として
知覚兵器観察対応局
Sentient Weapon Observation
Response Divisionことソードなる
新組織の登場が挙げられたが、
今回は、
市井の人々がどのような境遇にあい
どのように苦しんでいるのか?
という点に焦点が合わされて感動。
5年間消失してしまった人の経済事情、
そして人が増える前の痛みを抱えた
世界の方が幸せだったという人。
サノスという強大な敵により
一変した世界の本質が
本テレビシリーズで明かされる
MCUファンはマスト視聴な作品!
第2のキャプテン・アメリカ登場
先に本作を公開していた方が、
視聴者の知りたかったことや
期待していた明確なその後の物語が絵が描かれ、
『ワンダヴィジョン』じゃなくて
オーソドックなこっちを
公開していた方が、がっかりせずに
済んだのではないか?
そう思うぐらい期待していた作品だった。
てっきりサムがキャプテン・アメリカとなる
かと思いきや、
まさかの米軍から傀儡とも言える新たな
キャプテン・アメリカが登場。
流石ににわかキャラかと思いきや
こいつはこいつでバックボーンや
対比が効いてて嫌いになれない奴だった。
妻がいてヒスパニック系、
親友は黒人、しかもアフガンにも参加し、
勲章も多数もらっていて、
いけすかない要素は
顔と態度だけという、
何か損しているキャラ、
挙句にバッキーからは一方的に恨まれている。
そんな彼だが、
スティーブとの対比により
悲しい展開に陥り、
その展開含め、
やはりスティーブという人間が、
特別であったことの対比にも重なり、
ジョンは悪くないにしろ人間臭い不完全な
愛すべき男でありながら、
悲しい存在であることを
実感できる展開が見事。
サムがキャプテン・アメリカになること=社会派
原作コミックでもサムが
キャプテン・アメリカになる展開も
あったので、
どうせなるだろうなと思っていた。
しかしそれをテレビドラマで描くことは
自分が思っていたよりも大事だった。
世界大ヒット作品で
アメリカを背負う男、
それが白人ではなく黒人になるというのは、
時代背景として
ブラック・ライブズ・マターなどの
社会運動が起きてしまい
『ウォッチメン』が生み出された
今となっては、
それを描くことの意味は変わっていく。
そのことを丁寧に本作では描き、
自分自身も現在のアメリカの抱える病巣を
垣間見ることになった。
その要素が、
バッキーの中の見えなかった
サムとの確執だったり、
サムが冒頭でシールドを
引き継がなかった理由等、
黒人に根付く差別との戦い、
何気ないワンシーンにもそれは
盛り込まれていた。
そんなサムが3代目非公式
キャプテン・アメリカとして君臨する様が、
とても見応えあるし、
その衣装にも異様なほどに白を盛り込み、
黒人の肌の色を際立たせる、
調和以上の責任を体現した姿に
惚れ惚れする。
またスティーブの前に
黒人兵士が超人血清の実験体にされて
存在を抹消されていた
アメリカの隠された重い歴史的なのも
盛り込んできて、
しかもちゃんと原作にもある要素として
描かれてるので、
MCUのアメリカも
黒人差別が根付いているという
重い要素があるのがよかった。
ジモも魅力的
サプライズ登場とも思えるジモの参戦。
正直驚いた。
しかもその設定にも驚き、
『シビル・ウォー』に登場したときは
富豪要素が一切なかった復讐キャラだったが、
今作では犯罪組織に君臨する
プリンス的な立ち位置であったことが
明かされていく。
原作を意識した謎のマスクがあったりと
まだまだ謎が多いが、
キャラが無茶苦茶立っていて、
サムとバッキーの間にいる
絶妙なポジションで見事でした。
それ以外にも
ワカンダからもオコエの部下が参戦し、
『ワンダヴィジョン』同様の
MCUの世界観の掘り下げがありがたい。
敵側に魅力が足りなかった
サムとバッキーのブロマンス的な
いちゃいちゃが面白かったわけですが、
その合間に描かれる
フラッグ・スマッシャーズの裏事情。
テレビシリーズだからこそ
丁寧に描けるわけですが、
流石に無名なキャストで
しかも若手の方が、
大掛かりな陰謀を語られても
全然ピンと来なかった。。
全くもって愛嬌もないし、
感情移入もしづらく、
対比が強す極端でもあり
もっと彼らの登場が短くても
よかったなぁと思った。
バトロックや
シャロン・カーターなど
いい味出してたから余計に。
あと超人血清って回復能力はないの?
メイキングを見て
メイキングを見て驚いたのは、
アクションシーンは合成をされているが、
その合成の仕方が異様。
すげぇ金のかかっているテレビドラマ
アクションシーンは、
俳優の顔を切り取って貼り付けたり、
動いている映像そのものを切り抜いて
別の風景映像と合成したりと
無茶苦茶なことやってる。
第一話の冒頭の
スカイダイビングとかわざわざ
本物の映像を撮影して合成してる。
個人的にはどうしても全編CGぽくて
しょぼく見えてしまった。
しかしやってることが
テレビドラマとは思えなくて
やばいなぁと思うであった。