★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
2012年5月〜2013年8月
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概要:NEW52にシャザム参戦!
NEW52にてリセットされたDCは、ジャスティス・リーグの第1部(『ジャスティス・リーグ:誕生』)完結後、スーパーマン級の力を持つ魔法のヒーロー、シャザムの連載をジャスティス・リーグ誌にて開始、何度か休みやおまけ要素で連載を1年ほど続け、1冊にまとめたものが日本でも邦訳化!ライターはジャスティス・リーグ誌を担当しているジェフ・ジョーンズというお墨付き状態の作品。本作自体は一見すると『ジャスティス・リーグ』の副読本とも思えるが、シャザムのオリジンとして秀逸で、ほろりと泣ける。また新機軸の設定も終盤あり2019年の実写化の元ネタの一つとも言えると思う。自分としてはアメコミも増えてきたので、バットマンとスーパーマンとジャスティス・リーグ以外は処分すべきと考え、今作も処分を検討したが、読み直すと面白く、ライターもジェフ・ジョーンズなのでやっぱり保管しておこうと思った。また感想がなかったので感想も書いておこうと思う。
ここがおすすめ:丁寧なオリジン
思い返せばアメコミの中ではとても丁寧なオリジンになっているなぁと思う。NEW52でリニューアルされたDCの歴史体系だったが、それぞれの1話でオリジンを描いたり描かず新展開を始めたりしていた印象。その中でシャザムというキャラクターの成り立ちをしっかりリメイクし、映画1本分の内容を丁寧にキャラクター心情含めて描いている。同様にシャザムのライバルキャラである2022年に映画化もされたブラックアダムのオリジンも共有している丁寧な内容。舞台をクリスマス周辺にしている点も絶妙でクリスマスの奇跡のような終盤の展開は映画に逆輸入されたと思う。終盤の七つの大罪周りはやや雑なだが、主人公のビリーの心情に対する物語の進行はとてもとても丁寧で、超人の力を手に入れて一気に大人になった青年のやらかしと義理の兄弟への慈しみへの変化や兄弟な敵への恐怖とそれに立ち向かう勇気やサイドキックたちの存在などなど軽んじれない魅力がたっぷり。
初心者向けアメコミとしてもおすすめできる
癖のないスタンダードなアメコミ超の絵のタッチも王道的でいいと思う。
ここが凄い:大スケールの物語
ハリウッド映画一本分のような盛り上がり。強大な敵であるブラックアダムだけにとどまらず使役する七つの大罪などの登場。さらにはブラックアダムに加担するキャラクターなどアクが濃いキャラも登場し、街一帯が火の海になる展開に対して、新設定でDCリランチ直前の『フラッシュ・ポイント』で登場したアナザーシャザムとも言えるキャプテン・サンダーの5人が合体する設定を変換し、ビリー以外の義理の家族達がシャザムへと返信し、ヒーローチームのように街の危機を救うという盛り上がる展開。さらにはビリーの心の共だった虎もチームシャザムに合流という粋な展開も加わり大盛り上がり!ビッグイベントを多数手掛けるジェフ・ジョーンズのセンスが際立つ物語展開が最高に楽しいのでおすすめです。

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感想リンク:△【65点】シャザム!【映画感想:DCヒーロー映画ではなかった?】
【アメコミ】ジャスティス・リーグ:魔性の旅路(THE NEW 52!)【感想】
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