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【海外ドラマ】チェルノブイリ ーCHERNOBYLー【感想】

チェルノブイリ

製作

2019年アメリカ海外ドラマ

キャスト

キャスト一覧
ステラン・スカルスガルド
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
・アミスタッド
・マンマ・ミーア!
・ニンフォマニアック

エミリー・ワトソン
・ゴスフォード・パーク
・パンチドランク・ラブ
・レッド・ドラゴン
・奇跡の海

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
1988年現在はロシア連邦、
ソ連の首都モスクワにて、
監視下にあったヴァレリー・レガソフは
チェルノブイリ原発事故の真実の
録音を終えて
自殺をすることに決め亡くなった。

1986年4月の深夜、
一つの閃光が現在はウクライナの
キエフ州のソ連のプリピャチ市にて
轟く。
それはチェルノブイリ原子力発電所
の爆発事故による閃光だ。

街の住民たちは、
その光景を一眼見ようと
皆屋外から眺める。
消防士は家事を鎮火すべく出動する。

チェルノブイリでは
作業員が非常用タンクの爆発と
誤認し、原子力の炉心を
安定させる動作を行うと
行動する。
現地では消防士が
火の手の上がらない状況に
困惑しながらも
多くの消防士が倒れていく、
作業員たちもまた
重度の火傷のような症状が
現れ始める。

しかし事態は最悪だった。
原子炉の炉心が爆発し、
炉心が露出し、
周辺一帯に大量の放射線を
出していた。

放射線を浴びすぎた人々は
その場で被曝し、
重体に陥っていく。

しかし関係者はそれを隠蔽
しようとするが、
閣僚会議副議長兼エネルギー部門担当の
シチェルビナ
(ステラン・スカルスガルド)は、
事態の収集をすべく、
ロシアの原子力研究のNO.2の
ヴァレリー・レガソフに
アドバイザーとして協力を要請。

事態を知ったヴァレリーは、
事態の報告と現場状況に
食い違いがあり
異常な放射線数値に困惑し、
現地が最悪の事態に陥っている
ことを察し始める。

ウラナ・ホミュック
(エミリー・ワトソン)は、
放射線数値の異常に気づき、
コネを使い事態を察し、
独断でチェルノブイリ周辺に
向かうことを決めた。

現地に赴いたヴァレリーと
シチェルビナは、
報告が間違いであり、
炉心爆発を確信、
すぐに虚偽報告をした
チェルノブイリの所長たちを
勾留した。

すでに多くの作業員は
絶命の危機だ。

このままでは水源さえも
汚染されてしまう、
二人は考えを巡らせ
事態の収拾のため、
行動を開始するが、
他国へ隠蔽をしたい
ソ連の上層部との
対立や技術的に
厳しい状態に陥っていく。

2021年7月24日U-NEXTにて鑑賞完了



伝説の海外ドラマ鑑賞

2019年9月AMAZONでの無料視聴にて
1話のみ鑑賞し、そのまま月日がたち、
今回の大型連休で一気見。

いやマジで面白かった。

さすがエミー賞を
リミテッドシリーズ部門総なめの本作。
北米の映画データベースサイトでは
総合5位という超好評の本シリーズ。

全5話という5時間程度の作品なので、
時間がある時に見ることもできるが、

すげぇ怖い、そして結構見やすいが、やはり覚悟が必要

原発メルトダウンやばい

実際に起きた原子力発電所の
メルトダウン事故の悲劇、
そして隠蔽を行うとした
ソ連の上層部とKGB。
そしてその被害に伴う人々の
異常な死に様、
人体溶けていくんですよ。。。
いやまじ、放射線怖いし、
日本も福島原発でこういうこと起きてること
隠蔽しているかもしれないんですよ。

メルトダウン以上の危機に命をかけて
試行錯誤する姿、
街そのものが汚染され、
強制退去させられる人々や
ディストピアな状況。

最後にはその隠蔽と戦う
科学者なのだが、
それ以上にやばい
ソ連という国のやり方。

なんだか科学者というか
正しいことをしなくては
いけないという人間の倫理観
というドラマ部分もしっかり
盛り上がっていて、
総合的に面白かった。

未知の確実な死と向かい合う恐怖

映画における死といえば、
銃槍での死
刺殺だったり、
デスゲームではド派手に、
肉弾戦では首を折られたり、
はたまた大爆発であったりと
どこか現実とは地続きではない、
エンターテイメント性のある
悪趣味な死かなぁと思うのです。

今作の死に一番近いのは毒殺か。
しかしそれは全くもって目に見えない、
いつしか訪れる死が、
一気にやってくる。
それが体の一部もしくは全部が
溶けてしまうという。。。

例えば毒沼というものが、
ゲームにてあるのだが、
それでもリセットが効く。
しかし今作の毒沼は、
それに触れれば
確実に自分は死ぬという
死の宣告に直面する。

科学的という言葉が、
なによりも現実的で、
そしてこれは事故として
確かに多くを死に至らしめた
実存する死が
壮大でありながらもドライに
描かれる。
決して体は切り刻まれることはないが、
その瞬間瞬間が確かに死や
残された時間を失うという
恐怖というものがあまりにも
リアルで、
そこに映画的な演出や
クリフハンガーも絶妙に
盛り込まれていて、
うん。うん。
怖かった。

可哀想な動物

あくまでも実際にあった
ことの映像化であろう。

残された土地
そして動物。
彼らも本作の
4話にてしっかり駆除される。
そこに赴くのは、
スパゲッティーの
食べ方が独特だった
バリー・コーガン。
純粋だが運悪く
無実の罪の生き物たちを
惨殺することになった
彼の機微に
胸が苦しくなる。

そうやってソ連という国の
犯した過ちをじわじわと
炙り出していく。

パワハラしんどい

最終話では、
チェルノブイリの爆発直前の
作業員たちの日常がフューチャー
とても危険な環境でありながら、
政府の都合でか
効率よく発電するための
実験というクソ危険なことと
さらに政府側の要強で
発電時間の調整など、
人災的側面もしっかりあったことを
フューチャー。
その中心事物だった出世欲の
強いパワハラ野郎の
顛末は胸糞がすごい。

おそロシア

別にロシアというかソ連だけが
というわけではないが、
国に泥を塗ったら即刻死刑。

チェルノブイリには構造的な
欠陥があって、
それは他の発電所も一緒。
でもそんなことが
バレたら国の沽券に関わるという
ことでKGBが全力で阻止しようと
するわけですが、
それを隠蔽したら隠蔽したで
またいつかメルトダウンが起きる
というわけで、
それに対しての
主人公たるヴァレリーの
昔はKGB側の人間だった。
と言っていた彼も
流石に犠牲者の数々の前では、
正しいことをしないといけないと
思ったものの
やっぱり黙殺されるわけですが、
そんな彼が取った行動が
結果的に世界の注目の的に
なるという

ヴァレリー・レクイエムが決まって感動

そして彼に正しいことを
なせとずっと言ってた
ウラナ・ホミュックが実は
実在しないんじゃないか?
もしかしたらヴァレリーと
シチェルビナの残された善意の
メタファーだったのでは?
と思ったら
もっとしんどくて
ヴァレリーと一緒に
この問題に携わった
研究者の仲間達だったという。

時折超越した存在になる
ウラナさんはそういうことだったわけで、

やはり映像作品として面白くできていたなぁ。

体制側のクソ野郎だった
シチェルビナさんが、
毎回正義に燃えてブチギレまくって
結局チェルノブイリで頑張りすぎて
ガンで余命わずかになるの
本当に原発事故の悲惨さが
伝わってくる。

きっと福島原発にも
色々なドラマがあったのだろうなぁと
思うのだけども
この国の隠蔽体質は、
ソ連以上だと最近実感したので、
嘘で固めた感動ポルノしか
生まれないだろう。

本当に福島は日本は大丈夫なのか?

信じることができないんだよな。

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