◎【88点】ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語【解説 考察 :若手の勢いを浴びる】◎

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

製作

2019年アメリカ映画

少女は大人になり
限られた選択肢を
選択するのか?

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監督

グレタ・ガーウィグ
・レディ・バード

キャスト

シアーシャ・ローナン
ハンナ
・ブルックリン
・ラブリーボーン
・つぐない

エマ・ワトソン
・ウォールフラワー
・ハリー・ポッターと賢者の石
・ブリングリング
・美女と野獣

フローレンス・ピュー
トレイン・ミッション
ファイティング・ファミリー
ミッドサマー

ローラ・ダーン
・ジュラシック・パーク
マリッジ・ストーリー
・わたしに会うまでの1600キロ
ブルーベルベット

ティモシー・シャラメ
・君の名前で僕を呼んで
・ビューティフル・ボーイ
・レディ・バード

メリル・ストリープ
・プラダを着た悪魔
・愛と哀しみの果て
・8月の家族たち
・ダウト〜あるカトリック学校で〜

クリス・クーパー
・アダプテーション
・8月の家族たち
アメリカン・ビューティー
・アメリカを売った男

ボブ・オデンカーク
・ベター・コール・ソウル
ブレイキング・バッド

あらすじ

1868年アメリカのニューヨーク。
この地で作家を夢見る女性
ジョセフィーンことジョー
(シアーシャ・ローナン)は、
下宿先で家庭教師をしながら、
代理人のふりをしてライターとして
書き物を出版社に営業していた。

大長編小説を書いたジョーは、
仲良くなって自分の書き物に興味を持った
下宿先のイケメン教授のフリードヒッドに
本の試し読みをお願いするが、
フリードヒッドはそれを酷評。
大衆受けを狙いすぎた展開の数々に
ジョーらしさを感じないというのだ。
辛辣なコメントに嫌気がさした彼女は、
彼を遠ざける。
その最中、実家から1通の手紙が届く。

7年前。
アメリカの北東にある
マサチューセッツ州コンコード。
この地で暮らすマーチ家は、
女性4姉妹で皆年齢が近かった。

長女のメグ(エマ・ワトソン)は美人で、
気立てが良く、そして優しく、
将来は女優を夢見ているが、
もうすぐ家のために伴侶を求めて、
社交界デビューが必要。
次女のジョーはエキセントリックで、
姉妹思いで、恋愛に興味もなく、
劇を考えて姉妹を指導する。
三女のエリザベスことベスは、
物静かで音楽を愛していた。
四女のエイミー(フローレンス・ピュー)は、
天真爛漫でジョーといつも対立する。
恋にも夢見てご飯にも夢見る
パワフルドリームガール。

そんな4姉妹を母親(ローラ・ダーン)は、
南北戦争に従軍牧師として
赴く父(ボブ・オデンカーク)の代わりに、
ドタバタな日々を見守っていた。

1868年四女のエイミーは、
叔母のマーチ(メリル・ストリープ)と
ヨーロッパにて絵を学び社交界に出て、
良き伴侶を探している。
馬車での移動中に彼女は古い友人の
ローリー(ティモシー・シャラメ)と再会する。
エイミーは昔からローリーが好きだったが、
彼はジョーを愛していたが、
振られてしまったのだ。
久しぶりの再会に喜ぶ、エイミーはジョーを
今夜とある場所で行われるパーティーへ誘う。

その夜エイミーは恋人のフレッドと
楽しそうに過ごしていたが、
そこに女を侍らした酔っ払いのローリーが
現れる。
みっともない彼にエイミーは
心配になりがらも叱咤するが、
逆にローリーは財産狙いで
したたかな振る舞いをするエイミーを嘲笑う。

そして7年前。
メグとジョーはパーティーに出席。
パーティーが苦手なジョーは、
1人薄暗い部屋に足を向けるが、
そこには自分と同様にパーティが苦手な
ローリーがいた。
財産狙いの女性たちとその女性たちを
嘲笑う男性たちの大人のルールに嫌気が
さしたローリーとジョーは意気投合。
2人だけで皆にバレないようにルール無用
のダンスパーティーを行い、
2人は急速に親しくなる。

ローリーに送ってもらうメグとジョー。
彼は彼女たちの家のお隣さんで、
彼の祖父ローレンス(クリス・クーパー)は
資産家だ。

ローリーの両親はずいぶん前に事故で
亡くなっている。
またローリーとローレンスは考え方の違いで
距離があり、ローリーは家庭教師にも
飽き飽きしていた。

お金持ちに憧れるエイミーは、
ローリーに興味津々。
ある日学校で、
ちょっとしたサボりがバレて、
教師により体罰を受けたエイミーは
これを利用して、ローリーに泣きつく。
それをマーチ家に知らせて、
一気にマーチ家と交流を持った
ローリーとローレンス。
ローレンスはローリーを見直し、
家庭教師のジョンはメグに恋をした。

また心優しいマーチ家は、
クリスマスの食べ物を近所の
貧乏家庭に譲る。
それを知ったローレンスは、
ディナーをマーチ家にプレゼント、
両家は一気に親しくなり。
4姉妹の日常にいつもローリーの姿があり、
ローリーとジョーはいつも一緒だった。

1868年。
実家からの手紙を受け取ったジョーは、
三女が体調を崩したことを知り、
実家に帰ることにする。
近所に住み貧乏に苦しむ
二児の母になったメグと再会するジョー。
ジョーは病気に苦しむベスと昔を思い出す。

2020年6月21日劇場鑑賞 2020年28本目



レディ・バード再び

2017年にアカデミー賞に多数ノミネートした
『レディ・バード』
監督のグレタ・ガーウィグと
シアーシャ・ローナンは再びタッグを組み、
1868年に発売された小説
『若草物語』『続・若草物語』を映画化。
映画化は4度されている本作。
直近では26年前の1994年と大分久しぶり。

#meetoo運動もあり、
女性の地位や権利に見直しが高まる現在に
新たな価値観を気鋭の若手監督俳優が描く、
若草物語こと
『ストーリー・オブ・マイライフ』は、

レディ・バードが再び大暴れでマジ最高

次代の若手俳優のパワーが凄まじい

最早ベテラン女優ともいえる若手女優の
シアーシャ・ローナン。
そんな彼女を支える助演陣も凄まじい。

知らない人もほとんどいない
大人気映画シリーズ『ハリーポッター』
のヒロインで、依然映画界にも君臨し続ける
エマ・ワトソン。

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『マリッジ・ストーリー』での
恐ろしき存在感を放ったローラ・ダーンが
芯の強い母親を好演。
今作の演技含めての
アカデミー賞受賞で間違いない

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また21回もアカデミー賞ノミネートを果たす、
演技おばさんで超大御所のメリル・ストリープ
も本作に登場。

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気鋭の女性俳優や女性製作者だけじゃない、
大御所のフォローさえもある本作。

さらに大注目の若手俳優の
ティモシー・シャラメも『レディ・バード』に
引き続き、シアーシャ・ローナンの相手役で
登場。

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今作はジョーに惹かれながらも報われない
ことを知る儚いながらもジョーに
負けないぐらいパワフルでありながらも、
現代では精神的に追い詰められてる二面性の
あるキャラクターを好演。
序盤の躍動感とイケメンらしさが素晴らしい。

そしてさらに大注目なのは、
ベテラン子役やら大御所女優の中で、
ほぼ無名ながらも存在感を際立たせた
フローレンス・ピュー

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彼女は今作の演技というか、
直近での話題作の数々と存在感で、
一気にアカデミー賞にノミネート。
スター俳優の仲間入り。
今後の映画業界をにぎわさせる
重要な女優さんだ!!
泣き叫ぶシーンから復讐の展開は
『ミッド・サマー』を思い出して
怖くて震えた。というか最初の方の印象が
ずっと怖かった。

そんな魅力的な俳優さんだらけだが、
もっとすごいのが。。

若手俳優の演技力凄まじい

上記紹介した俳優人は
出てくるだけじゃない。
演技も凄まじかった。

現代風にアレンジしている本作。
過去4度劇場映画化されているけど、
本作は『若草物語』と『続・若草物語』の
時間軸を交互に描くことで、
成長した彼女たちの大人になる前のパワーと
大人になり葛藤して日々を生きる強さを交互に
描き、時折回想のように、
時に同じシーンのモンタージュのように、
人間の成長というものを俯瞰して、
描いた達観した作品に仕上がり、
また映像アプローチも時にポエティックで
ロマンチックな映画らしさを醸し出し、
時に古臭くという絶妙なバランスで描き、
映画としての広角の映像にもこだわりをもった
素晴らしさの中にも
俳優たちのパワフルな演技に見せられる。
まだ若干20代の彼女たちの凄まじい演技合戦
がめちゃめちゃすごい。

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その中でも経験が浅いであろう
フローレンス・ピューの存在感は凄まじい。
大スターエマ・ワトソン、
大ベテランのシアーシャ・ローナンという
強大な2人に挟まれながらも、
一番パワフルに、そしてマーチ家の未来を担う
という大きな変化を強いられ、
愛と夢の葛藤を現実に見て、
自分を殺して生きようとする彼女の姿と
人生がうまくいかないローリーの姿が
絶妙すぎて、まじでいい。

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そんなこんなで終盤では再度
シアーシャ・ローナンがレディ・バードばり
の暴走っぷりを披露して大いに
盛り上げてくれてめちゃめちゃ面白かった。

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hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8.7/10
・映像のアプローチ 9/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 9/10
・上映時間と個人的趣味 9/10

88点

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映像良し、
音楽良し、
演技良し、
編集良し、
UHD出たら買っちゃうなぁ。
みんな魅力的だったぁ。

邦題は酷いよな。

通販

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