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エターナル・サンシャイン(世界のオタクが選んだ映画を見る編59)83

エターナル・サンシャイン
(世界のオタクが選んだ映画を見る編59)83
【私の中で永遠の輝きを放っていたのはアナタでした。】
2004年米
監督
ミシェル・ゴンドリー
(恋愛睡眠のススメ、僕らのミライへ逆回転)
脚本
チャーリー・カウフマン
(マルコヴィッチの穴)
出演
ジム・キャリー
ケイト・ウィンスレット
キルスティン・ダンスト
イライジャ・ウッド
STORY
今日はバレンタイン。彼女のいないジョエル(ジム・キャリー)は嫌いな日だった。
朝出勤しようとすると車は何故か傷がついていた。
電車を待っていた彼だが、衝動的に違う電車に乗り海を目指すのであった。そこで彼はクレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)に出会い。彼女に惹かれてしまう。
そして物語は1日前に遡る。
感想
もう何回見ただろうか?やっぱり面白い。でも一番最初見た時は、何がなんだかわからなかったんだよね。気がついたら引き込まれていたんだ。んで2回目見た時は、なるほど。こいつは素晴らしい作品だってね。
てかこんな映画をオレは見たこと無かったよ。本当に衝撃的だった。メメント並に複雑だけどさ。その複雑さが味として映画を良くしてくれてる。てか出てくる人のファッションがやけに個性的なんだよね。それだけじゃなくて映像自体も本当に似ても似つかない独創性があるよ。そしてやっぱりstoryだね。個人的に大好きなのは、消そうとしてる記憶の人と頭の中で話し始めるのが大好きだ。自分は消そうとしてたのに、「どうすれば君を消さないですむかな?」って聞くんだよ。でもそいつ自体は実は主人公の中の存在だからさ、全然意味は無いんだけど。その光景が儚くてね。最後の答えが出た時のカットが本当に心に染みる。でね。よく考えるとこの光景はジョエルだけじゃなくて、クレメンタインも体験しているんだよ。だから実はクレメンタインも同様に頭の中でジョエルと語り合ってたんだよね。儚い。あとキルスティン・ダンストも実はかなり重要キャラで、そこまで綿密に作られている脚本にやっぱり感動だよね。イライジャ・ウッドはよくわからないけどさ。あとジム・キャリーの演技の幅の広さもすごいよ。トゥルーマンショーとマジェスティックでも真面目な役やってるけど、このジョエルのタイトルの泣くシーンときたら。とりあえず大好きだよ。
とまたも見直したのだけど何度見てもやばい。これは脚本が良いのだろう。どこかにある普遍さとか影に潜むものだとか。やっぱり記憶を消す側になった時私も止めてくれと叫ぶだろう。
得点
10点
この映画には、オレの求める答えが全部ある気がする。
好きだった人ってさ、好きになるぐらい素敵な人だったから好きになったんだから。その時のあの人は永遠の輝きなんだよね。そして今ならその意味も分かる。だから恋なんてそんなしないでも良い。大事なものずっと大事にできるさ。

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