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△【Netflix映画:63点】もう終わりにしよう。【解説 考察 :誰が何を終わりにしたかったのか?】△

もう終わりにしよう。

製作

2020年アメリカ映画

予告詐欺?禁じ手?
そういう話なの?というホラー。

監督

チャーリー・カウフマン
脳内ニューヨーク
・アノマリサ

脚本

チャーリー・カウフマン
・マルコヴィッチの穴
エターナル・サンシャイン

キャスト

ジェシー・プレモンス
アイリッシュマン
ゲーム・ナイト
ブラック・スキャンダル
バトルシップ

ジェシー・バックリー
・ワイルド・ローズ
・ジュディ 虹の彼方に

トニ・コレット
ヘレディタリー/継承
・リトル・ミス・サンシャイン
・アバウト・ア・ボーイ
・シックス・センス

デヴィッド・シューリス
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
・オーメン
・ワンダーウーマン
・ネイキッド 快感に満ちた苦痛

あらすじ

現代の冬のアメリカ。
ルーシー(ジェシー・バックリー)は、
付き合って6週間の
ジェイク(ジェシー・プレモンス)と別れることを
検討していた。
しかし彼女は彼の実家に車で向かうことになる。

道中何度ももう終わりにしようと思うルーシー。
道中ではちぐはぐな会話が続き、
気まずい空気が流れる。

そして1人のおじさんが、
仕事に向かう。
彼は学校の用務員で、
夕方から夜中にかけて校内の掃除を行う。

ルーシーとジェイクはジェイクの実家についた。
しかしルーシーは違和感を覚えた。
様子のおかしいジェイクの父と母。
場所が変わるたびに年齢がめちゃめちゃの彼、
さっきま犬が濡れていたと思ったら、
またも犬は濡れている。

ルーシーは翌朝の仕事のために、
帰宅することをジェイクに催促するが、
ジェイクの姿はどこにもなく、
ルーシーは2階へ向かう。

2020年9月5日Netflix自宅鑑賞 2020年49本目



チャーリー・カウフマンの新作映画がNetflixで公開

チャーリー・カウフマンの監督・脚本作品が
Netflixにて公開されましたので、この度鑑賞。

チャーリー・カウフマンといえば、
脚本家としてのイメージが強いですが、
『脳内ニューヨーク』の途方もない物語の映像化
など監督業としても彼の脳内のイメージ力の高さに
衝撃を受けたのですが、
ヒットに結びつかなかったのか?
その後の活動はかなり少なく、
7年が経過し『アノマリサ』が公開。
日本だとあっさりDVDスルーとなり、
しかもまさかのアニメーション映画という
ハードル打ち上がり過ぎて、
敬遠というか定額見放題文化における
DVDスルーの鑑賞優先順位の低さというか、
完全にスルーしました。

そんなわけで思えば12年ぶりのカウフマン映画
しかしこれもまたなかなかのアレでしたね。

チャーリー・カウフマンとはなんなのか?

his
映画の感想前に気になったのがこの人何者?
久しぶりに見るカウフマン映画。
感想まとめる上で気になったのが、
この人『マルコヴィッチの穴』で脚本以外にも
製作総指揮も行なっているが、映画デビュー作。
どういうことなんだ?と思いWikipediaを
眺めても不明。
そんなわけで英語版Wikipediaを閲覧。

元々は出版業界で雑誌のライターだった人。
でも出身大学では映画を専攻したいた人で、
いつからかテレビ番組の脚本家の仕事を行う
ようになる。

いくつかのテレビドラマやアニメの
脚本を務めていたが、コント番組の脚本も
行うなど主での成功はなかった模様だが、
放送作家など数々の映像製作のシナリオを担当。
それ以外にも2005年には舞台監督と脚本も
手がけて、この2005年の舞台が『アノマリサ』で
15年にはまさかのストップモーション映画として、
映画化し監督も担当。

his
マルチな映像作家おじさん過ぎる

しかし1990年代から活動していて、
99年には製作総指揮で、
名だたるマルコヴィッチやキャメロンディアス
などを引っ張ってくるんだから、
めちゃめちゃ凄い人だなぁと思う。

そして『脳内ニューヨーク』から『アノマリサ』の
期間が7年ってのはストップモーション映画と
聞けば納得してしまう。

his
しかしまだまだよくわからない人だなと改めて思う

違和感だらけの退屈な会話劇。そして異常な実家描写

his
正直見ていてしんどかったし。
カウフマンの映画だから最後まで見れた。

この監督の映画のことだから、
絶対終盤に意味あり気などんでん返しが
あるに違いない。

この道中の何気ない会話。
そして違和感やズレの数々、
その全てが映画の終盤に明かされるだろう。

his
そう思った自分が浅はかでした。

映画は中盤で実家描写になりますが、
その違和感やズレは加速し、
母と父はちぐはぐな老化描写により

この描写はどの時代描写なのか?
そしてこの時代描写を複数モンタージュすることで、
どのような意味なのか?
この映画はSF描写を用いた地味なドラマなのか?

his
鑑賞時の混乱は極限に達する

そしてそのシーンも終えて
またも車での会話劇が繰り広げられるが、
以前よりもちぐはぐさは増し、
唐突な別映画の再現が発生。

そして劇中で更なる言及のあるミュージカルの話題。
それを終盤に唐突にメタファーとして描き、
映画のストーリーの核心を描く。

そして唐突な展開の数々に、
唐突な薄っぺらい舞台劇が描かれ、
映画は終わりを迎える。

his
カウフマンの映画じゃなかったらもう終わりにしてた。わけわからん

ネタバレ:IndieWireのインタビュで明かされる本作の秘密

というわけで自分の中ではわけわからないまま
終わってしまった本作。

密室空間での会話劇の多さや、
中盤の意味不明なキャラクターの老化現象、
そして後半の会話劇、
さらには学校とミュージカルと舞台描写。

考察というか想像をすることで
大体は理解できていると思うけども、
それを埋める必要性がありすぎる本作。

あまりにもメタ的な展開すぎてしんどすぎ

his
Netflix映画あるあるですが、監督やりたい放題過ぎて、総合的に面白いと思わせようとしてこない。

Twitterではほとんどの人が理解をしていて、
どんだけお前ら映画偏差値高いんだよ!

そんなわけで検索漁っていたら、
チャーリー・カウフマンのインタビュを
見つけたのでDeepLを駆使して読み解きました。

his
DeepL凄いよね

カウフマン自身も映画を解説することが嫌い
というクソ捻くれたおっさんで、
むしろ見て感じたことが大体正解のスタンス。
まぁしっかり原作小説がある本作なので、
正確な物語の答えが欲しければ原作小説を読めば
いいようです。

ネタバレ:『ビューティフル・マインド』

さてさてクソネタバレですが、
映画の冒頭の謎の老人は出勤前の部屋にこの
DVDがあるそうです。
色々解説できることはありそうですが野暮と言えば
野暮だし、感想ブログが主なので、これだけにする。
『ビューティフル・マインド』はラッセル・クロウ
が数学者を演じるわけですが、
彼は統合失調症で妄想と現実が区別がつかない男
として終盤明かされ、
彼は妄想に支えられ時に苦しみ、
困難を解決し偉業を成し遂げるわけですが、
そのDVDがあるということは、
つまりそれがキャラクター及び物語を紐解く、
重要な要素です。

まぁ言ってしまえば、
この謎の老人がジェイクであって、
ルーシーという女性は、
彼の妄想なのです。
いや厳密には妄想というか過去にすれ違った
女性、もしくは告白してふられた女性。

老人のジェイクは、
何度も何度も自分の妄想の世界に終止符を
打ちたいと思いながらも、
幾重にも妄想を繰り返し、
違う妄想の話を書き直し、
何度も何度もいない彼女と実家に向かうのです。

his
妄想の映画化は映画として禁じ手じゃねぇか???

作品内の言及されるものや
ルーシーの仕事など、
それらは全てジェイク自身の憧れや
好きなものから発生するもの。
そして彼自身が学校の用務員として1人で老年を
迎える豊かとは思えない人生を歩んだ末に
彼がその辛いと考えられる現実を生きる上で、
幾重にも妄想の日々をしていることに、
「こんなこともう終わりにしよう。」という
そういう映画だったようです。

劇中での詩やミュージカルなど
それらはジェイクの子供部屋に小道具として
登場し、彼女の描いた絵は、
ガレージにあり、彼女の職業は彼がなりたかった仕事
というわかったら絶望的過ぎて胸が苦しくなる、
まさにホラー映画なのでした。

his
そもそも主人公と思えていた彼女が妄想って。。。

妄想を大好きな『オクラホマ』を用いて、
決別し、もう終わりにすることに成功した彼を
待っていたのは唐突な心筋梗塞だった。

his
孤独なおじさんが自分の死期を悟り、死ぬ前に走馬灯を追体験した映画なのかもしれない。

道中で歌ったアイスクリームの歌、
怖かった安楽死された豚を超えて、
彼は天国の門を潜りますが、
そこに待ち受けていたのは彼の喜びに満ちた最後。
全ての人から称賛を受け、
愛することの大切さを知った彼は、
理想的な死を妄想し、
幸福に亡くなる。

his
幸福はその人の中の尺度で決まるというが、これはしんどい。

そして映画は静かに幕を閉じた。
エンドロールの文字が小さ過ぎてしんどい。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7/10
・映像のアプローチ 5/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 6/10

63点

なぜ画面サイズ4:3なのだろうか?
iPadなどのタブレット端末に対しての、
製作者の業務戦略なのだろうか???

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his
脳内ニューヨークがDVDしか出なくて買わなかったんだよな。
his
3日に1回更新を予定してます。また来てください!

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