【感想】蒼穹のファフナー THE BEYOND 第七話、第八話、第九話【先行上映鑑賞】

製作

★目次★

2020年日本のOVA

絶望を超えて希望に辿り着けるか？

あらすじ:ネタバレ注意

海神島を拠点とするアルヴィス。
彼らは強大な力を持つマレスペロを打倒すべく
竜宮島に向かい、
封印した空から来た強大なコア、
アルタイルとの対話を行うため、
その場所を知る転生した総士に先導を願うが、

操は自身のSDPで自身の
命の終わりが迫っていることを知り、
周囲を傷づけてしまい孤立。

そして同刻、
べノンの大群が島への攻撃を開始し、
マリスの手引きによって、
アルヴィスの旗艦への
直接攻撃が始まってしまう。

海神島出身の裏切り者のマリスは、
無効にするSDPを用いて、
海神島に恩恵をもたらすものを
無効化し、
島の防衛能力を低下させ、
小型フェストゥムを島に送り込み、
多くのアルヴィスの人々を殺害していく。

エースパイロットの遠見の母であり、
総司令官の真壁史彦の恋人の
千鶴も犠牲になってしまうのだった。

親友だと思っていたマリスに
騙されていたことを知った総士は、
怒り狂いマリスを強襲。
そのおかげで島へのフェストゥムの侵食は
収まったのだが、
マレスペロによりフェストゥム化してしまった
人類の軍勢にファフナー乗りたちは苦戦する。

その最中、
人間を辞めたエースパイロットの真壁一騎は
搭乗機のアレスをザルヴァートル化し、
敵軍の大半を撃退。

進軍こそ失敗したが、
マレスペロの軍勢を大幅に殲滅することに
成功した。

島にて死者を弔う人々。
そこで遠見真矢や美羽は、
千鶴の死を知る。
どん底までメンタルがボロボロになる彼女らを
同居していた総士は、
千鶴の料理を再現し彼女たちの笑顔を取り戻す。
子供だった総士は、
ファフナー乗りたちとの修行を通して成長し
彼女たちを支えるのであった。

アルヴィスは、
マレスペロに進軍先がバレている為、
特殊作戦として海神島を囮にし、
巨大潜水艦である海神島の
左翼部を分離し、
海底から竜宮島に接近しようと画策する。
命をかけた最終作戦と
この作戦により島の住民が多数犠牲になることを
承知し乗員たちは覚悟を決める。

そして出発するのだが、
その作戦もまたマレスペロたちに読まれていた。
マリスによる襲撃により、
戦力を作戦の遂行に失敗する中、
マリスの無効にするSDPにより
ファフナー使いたちの能力も制限され、
最大の危機が訪れてしまうのだった。

海神島を防衛するこになっていた
一騎は彼らの救援に向かう。
愛する人々の命の危機の中、
若き総士は焦る。

2020年11月14日劇場鑑賞　2020年64本目

前話までのおさらい

前回までの感想は以下です。
あらすじもあります。
【人気記事:感想】蒼穹のファフナー THE BEYOND 第一話、第二話、第三話【劇場版先行上映鑑賞】
【感想】蒼穹のファフナー THE BEYOND 第四話、第五話、第六話【劇場版　先行上映鑑賞】

1年待たされた第七話、第八話、第九話

前回から1年の期間を経てついに劇場公開された
第七話、第八話、第九話。
全何話なのか不明な為、
ここが終盤戦へのプロローグなのか？
それとも折り返しなのか？
全然わからないし、
1年間も期間が空いて話全然覚えていない。

前話の後編のように話が地続き過ぎて、千鶴が死んだこと以外覚えていないよ！！

コロナウイルスが原因なのか？
当初は梅雨ぐらいの時期に公開を予定
していたのかもしれない。

『閃光のハサウェイ』も1年以上延期だし。。

今作も劇場は『鬼滅の刃』の如き満席。

オタクにとってアニメを映画館に観に行くことは感染リスクよりも大事なことなんだ

と再認識しました。

今回はロボットの進化が目玉！！

このパターンだとOVAとして捉えた方が良さそう。
OVAの劇場イベント上映に当てはまるのか？
1巻分は、フェストゥムたちが作った
架空の竜宮島での日々と
怒涛の最終決戦のようなプロローグが見所
と考えると
2巻分の前回の魅力としては、
戦闘よりも若き総士が、
島の面々と交流し、
成長していく部分や作品全体の方向性を
描いたシナリオ描写が見所。
さて今回の先行上映こと
3巻分としては、

ザルヴァートル化の描写がめちゃめちゃド迫力！

迫力凄すぎて震えたし、
超常現象すぎて威力がおかしかった。
そしてめっちゃ強くて興奮。
しかも1回だけじゃないし。。。

スーパーロボット大戦への参戦が待ち遠しい！！

デザインはそんなに好きじゃなかったけども。

その他美羽ちゃんの必殺技が神々しくて、
思ったよりも高威力でびっくりした。

絶望に涙、そして希望に涙

観ていてもどかしくなる里奈の境遇による
戦略筒抜け状態。

製作者の主要キャラへの嫌がらせ異常

しかし相次ぐ絶望の可能性の数々に、
観ていて悲しくて涙が止まらなかったのだが、
その悲しみの連鎖を止めるのが、
まさかの問題児であった総士の成長であった。。

これは結構衝撃あった。
前話まであんなにアレだった総士が、
島の面々との交流により
凄まじく成長し、
根本の総士の才をそのまま引き継ぎながらも
違う彼の真っ直ぐさにて

絶望しかなかった本作に彼が大きな希望をもたらす

彼の存在がこれまでのファフナーをビヨンドして、
希望に満ちたラストへ私たちを導いてくれるのかもしれない

熱血展開がエモすぎて悲しみの涙じゃなくて、終盤は心燃え、全身が震え心の汗が止まらず。。

今回もクリフハンガーで終わり

てっきりあれで今回は終わり、
次回はまた半年！というクソ展開かと思いきや、
ついに里奈関連のもどかしさが解決し、
それを利用した新たな作戦の立案！！
でその中身は次回という
結局はクリフハンガーでした。。。

しかし今回

終盤へ強引に加速するような会話など多かった

正直今回の先行上映で、
総士のアレが描かれるとは思わず、
めっちゃ興奮したし満足度高かった。
しかし展開としては早急な気もした。
闇堕ちした真矢がまさかの回帰してきたし。。

死亡フラグが現段階で全て折られた。。
すごい。

これなら次回の先行上映で完結の可能性も
高まったと思う。
オープニングにはケイオスが乗る
ザルヴァートルファフナーも出てきたし。
個人的にはあと２回は上映あると思う。
話というか強引な総士の希望への変異により
それぞれの鬱展開が調和される急展開になったが、
まだ竜宮島のコアや封印された芹の要素など
ネタも豊富にあるだろうし。