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【感想】蒼穹のファフナー THE BEYOND 第十話、第十一話、第十二話【先行上映鑑賞】

製作

2021年日本のOVA

彼らは辿り着いたShangri-La

あらすじ:ネタバレ注意

ネタバレあらすじ
アルヴィスの面々は、
竜宮島への帰還し、
宇宙からきた強大なミール
アルタイルとの対話を試みたい。

しかし同様に
アルタイルを手中に収めて
人類を滅ぼしたい
人類の非道な行いに憎悪する
元アルヴィスのコアだった
マレスペロは、
アルヴィスの面々を抹殺するために
大量のフェストゥムと
人類軍の捕虜を別の存在にし
量産型ファフナーに乗せ
大量に配備する。

最終決戦に備え
アルヴィスの面々は臆することなく
壮行会を実施。
いっときの幸せな時間を過ごし、
彼らは最終決戦へと赴く。

昏睡状態の里奈により
行動が読まれている
アルヴィスの面々はそれを利用し、
母艦を囮にした自爆攻撃で、
大量のフェストゥムを撃退。

マレスペロの裏を描くことに
成功した彼らだったが、
マレスペロの部下の
ケイオス・バートランドは、
温存していた最強のファフナー
ザルヴァートル化した
マークレゾンを召喚し、
操の母艦を破壊する。

怒りのまま操は、
クロノスを用いて攻撃を
仕掛けるのだが、
ケイオスの脅威的な力により、
同化されてしまうのであった。

苦戦するエースパイロットで
人間じゃないエレメントの
一騎、甲洋。

対話を試みる美羽と総士は先行し、
封印されている竜宮島に向かうが、
彼らをかつての親友で裏切り者の
マレスペロが追い詰める。

だが竜宮島もまた
アルヴィスの帰還を待っていた。
距離があるかに思われた
竜宮島は対話の為に
自らアルヴィスの元を
訪れこの戦場に姿を現す。
消えかける操は、
竜宮島のコアに辿り着き、
眠りにつく。
そして戦場には、
竜宮島と共に眠っていた
芹とマークツヴォルフが現れ、
形成不利だったアルヴィス達は、
逆転する。

そしてマリスを退けた
総士だったが、
マリスが何故裏切ったかを
知るのだった。

それはアルヴィスが
やろうとしていることは
美羽を生贄として
彼女をアルタイルのコアに
捧げることで、
人類に有益なものに変わって
もらおうとすることだった。
美羽もまたそれを望んでいたが、
総士は犠牲の上に平和を作る
というやり方に理解もできず、
親しくなれた美羽の存在を
守る為、この計画そのものを
白紙に戻そうとする。

そこに
一騎が現れ、総士は邪魔する一騎を
倒そうとするのであった。

2021年11月6日劇場鑑賞 2021年61本目



前話までのおさらい

前回までの感想は以下です。
あらすじもあります。
【人気記事:感想】蒼穹のファフナー THE BEYOND 第一話、第二話、第三話【劇場版 先行上映鑑賞】
【感想】蒼穹のファフナー THE BEYOND 第四話、第五話、第六話【劇場版 先行上映鑑賞】
【感想】蒼穹のファフナー THE BEYOND 第七話、第八話、第九話【先行上映鑑賞】

『蒼穹のファフナー』まさかの完結!!

てっきり伸びるかなぁと思ったが
しっかり予定通り
12話で完結ということで、
完結編となった今回の
劇場上映を鑑賞しました。

すっごく面白かったです。

そして

ついに完結に辿り着きました。

いやぁ。まぁ
エピローグで劇場版
作れそうではあるが
ファフナー史上
一番課題のない終幕に辿り着いたなぁ。

奇しくも
エヴァンゲリオンの完結と
同年に完結した本作。
EVAは完結まで25年。
ファフナーは、2004年7月に開始し、
足掛け17年という長寿作品として完結!

1期こそ冗長な部分はあるが、
終始死が紙一重の物語のため、
緊迫感が異常事態の本シリーズ。
劇場版『HEAVEN AND EARTH』以降は
非常に面白く楽しめました。

本当に完結した

何度もしつこいが本当に完結した。
前作までの見てたら
まだまだキャラ殺しシークエンスの
在庫があるし
強敵もピンピンしているので、
これはあと2回ぐらい
上映あるかなぁと思ったが、
12話という1クールで完結したわけ。

his
それでも完結まで2年以上かかってるんだよね。

強敵との死闘で大幅に時間割くかな?
と思ったのだが、
意外にもあっさりさせていて、
尺が足りてない気もした。

操の唐突な退場や
大ボスたるマレスペロの
ファフナーが、
人類軍の機体の流用。
超胸熱の援軍に来た芹さん
そこまで活躍しないなど
戦闘面には残念な部分もあるが、
物語の方に視点を合わせ
生死のやりとりではなく、
あくまでも他者との対話を志す
物語として、
戦いを副産物として
しっかり美羽と総士の選択する未来を
描き切っている。

his
今まで抜けていたが、
ファフナーの世界にも世代交代があり、
全く違った視点の先に
未来があったことがすっごく感動。

美羽の覚醒「今が全部じゃない 何度だって生まれ変わるの」

今までヒロイン兼
不思議ちゃん枠という
ガンダムのNT的立ち位置だった彼女。
1話にてこれまでの主役機だった
マーク・ザインを引き継ぎ
クソ熱い展開なのに
どうしても転生した総士に焦点が
あってしまうわけだが、
マリスの敗北により
彼の裏切りの原因が
美羽の生死の選択を無くす
ということが発覚。

his
マリス、お前も美羽好きだったかい!

それにより総士は、
犠牲の上の平和という
これまでの世代の当たり前を
全否定し、
それを代弁者たる
これまでの主人公たる
一騎が総士の前に立ちはだかるという
超渋い展開。

his
一見すると、また総士やらかしかよ!って思ったけど、世代交代という文脈から紐解くと、
過去の敷きたりと新しい時代の変化という部分での
最終決戦なんだなぁと。

全てのルールを超越、無に還し、
新しい時代を生み出し
ビヨンドしようとする
総士の意思により、
これまで悲劇のヒロイン路線を
ひた進んでいた純真な乙女の美羽が、
自分自身の願いを選択し、
彼女に隠されたいた能力が覚醒。

マーク・ザインを美羽専用の姿に
さらなるザルヴァートル化を果たし、
アルタイルのコアを
全ての人に分け与えるという
平等という真の平和の一歩を
生み出し、
美羽の願いにフェストゥムは
もともと呼応していたところもあり、
この世界は一旦の平和を手にし、
マレスペロについては、
美羽達の強大な力の前に
慈愛の心に包まれさらなる
転生の道を進む。

もしかしたら
続編として
成長したマレスペロの転生したコアが、
地球に再来しさらなる対話が
描かれるかもしれないが、
きっとそこに立ちはだかるのは、
『復活のルルーシュ』のように
新たな軍事テロ組織とかに
なるのかなぁと思い。

物語としては、
理想的な終着点に辿り着きました。

ついに青き日々を失った少年達は、シャングリラに辿り着きました。

his
最終回の半分は、平和を取り戻した世界のお話でめっちゃ尊かった。

そして流れるTHE BEYOND版Shangri-La!

作品を統括してて感慨深い。
真矢と一騎の最終的な関係性も描かれ

劇場まで毎回足を運んだ甲斐がめちゃめちゃありました。

いつの間にか制作会社なくなってた

と蒼穹のファフナーは
制作会社がXEBECだったわけですが、
2019年にサンライズに
吸収されてしまい。
最終的にはガンダムを制作している
サンライズの子会社
SUNRISE BEYONDになってしまった。

今作は結果的に
攻殻機動隊で有名な
プロダクション・アイジーさんの
作品になってしまいました。

しかしシリーズのクオリティは
変わらず高かったので
全部OKです。

ただそういったゴタゴタに
あった結果、
もちろんコロナもあったと思うが、
終盤の5話以降の上映が
1年間隔になってしまったのかなぁと。
それなのに
これだけ高い質で作れたのが
逆にすごいと思うし、
脚本の沖方さんと
監督の能手さんは
尽力したんだろうなぁと。

良質な作品をここまで描き切ってくれてありがとうございました。

ロボットアニメファンとして
幸福でした。

またこのような作品に
出会えることを願ってます。

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3日に1回更新を予定してます。また来てください!

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おまけ

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