★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2019年アメリカDisney+向け連続ドキュメンタリー
伝説のテーマパーク誕生秘話!
あらすじ
1928年。
アメリカのアニメーション業界で大成功を
収めたとされるウォルト・ディズニーは、
新しい技術を導入、そして考案、
しかし第二次世界大戦より、
ストライキなど経営を圧迫するいくつもの要素に
苦しみ、アニメーション以外の実写映画や
記録映画の製作に進出し成功を収める。
ウォルトは子供と遊園地に訪れた際に、
自身でも遊園地を作り子供たちを
楽しめたいと考えた。
もともと人を乗せられるトロッコ列車などを
庭に敷いて遊ぶのが大好きだった彼は、
自身のスタジオをちょっとした遊園地にする
ことを目論むが市議会に街の景観を損ねると
止められてしまうのだった。
1952年12月16日。
一つの会社が設立された。
その名はWEDエンタープライズ。
この会社の目的はただ一つ!
ウォルトが思い描く、
ディズニーランドを実現することだ!!
自社の映画製作部門からウォルトは
才能あふれる美術スタッフを引き抜き、
予算度外視をし、構想に対して、
多くのアイデアを具現化した。
ウォルトはロサンゼルスのアナハイムに
狙いをつけて土地を購入するが
資金面では難色をウォルトの
兄と銀行は示していた。
1954年。
テレビ番組製作の契約を結び、
多くの資金を手に入れたディズニ兄弟は、
番組内でテーマパークの宣伝を行い、
多くの人々の心を掴む。
1955年7月17日。
この日までWEDエンタープライズの面々は
仕上げ工事にてんやわんやだったが、
開園が迫る。
大評判だったディズニーランドには
キャパシティを3倍も超える人々が訪れ、
多くのアトラクションは不具合を出し、
水飲み場も少ないこの遊園地を
新聞は酷評し、悪夢の様な状況がつづくが、
動員人数は2ヶ月で100万人達し、
大盛況であった!!
しかしウォルトは満足しなかった。
ディズニーランドを永遠に未完成であることを
示唆した彼は、
WEDエンタープライズの面々に
ディズニーランドの改良を決定!!
1959年パーク内部の改装を始める。。
ディズニーランドを手がける
WEDエンタープライズの戦いは
まだ始まったばかりだ!
2020年7月18日Disney+自宅鑑賞完了
1950年代に生まれたディズニーランドの舞台裏が描かれる!
Disney+にて配信中の本作。
加入当初から見ていたが、
シーズン1完結し自分も鑑賞した。
ナレーションには『ブラックパンサー』の
ブラックパンサーことティ・チャラの母親役の
アンジェラ・バセットが担当。
その他には特筆して著名な製作者は不在。
1話1時間近くあるなかなかの長編で、
全6話構成。
ディズニーランドの建設の舞台裏と
そして現代のディズニーランドの発展を描く
ディズニー映画好き、
ディズニーランド好き、
テーマパーク好きにはマストな一品で、
ディズニーの裏事情など多くの情報が
描かれており、非常に面白かった!!
オープニングのウエストワールド風な
演出が最高。
毎回キーとなるアトラクションの
設計図が出るのも最高。
以下各エピソードメモ
第1章:世界で一番幸せな場所
ウォルトによる夢とビジネスの実現のため、
計画された
カリフォルニア州のディズニーランド第1号
1952年のWEDエンタープライズ発足から、
1955年のディズニーランドにオープンまでの
裏話だけにとどまらず、
1957年から始まった改修。
『マッターホルン・ボブスレー』という
スイスの雪山をイメージした
ジェットコースターの開発!
東京ディズニーランドでもお馴染みの
『ジャングル・クルーズ』の舞台裏!!
さらにそれだけにとどまらず、
ウォルトの進化する夢の数々は凄まじい!
1964年ニューヨーク万国博覧会にて、
出展にて協賛することになった彼は、
WEDエンタープライズの技術を用いて、
リンカーンを復活!
さらにパーク内のロボット技術である
オーディオ・アニマトリクスの技術を用いて、
ロボット人間アトラクションを多数作成。
すさまじい技術力の高さに驚愕
そして東京ディズニーランドでもお馴染みの
『イッツ・ア・スモールワールド』は
当初万博向けアトラクションとして作成され、
ディズニーランドに移設されたという秘話や
衣装デザインやロボットの構造など、
多くの知らなかった面白い情報が出てきて、
すっごく楽しい。
今まで見てきたあのアトラクションって
こんな骨組みだったのか
ロボットたちの動きってこんな骨組みだったのか
一つ一つの貴重な情報が高画質で描かれて、
最高な時間をもたらしてくれる。
また今回の終盤では、
カリブの海賊の制作秘話が描かれる。
アトラクション場に複数の物語を同時に起こす
ことで何回もの乗車に新たな発見
を与える工夫などなど。
最終盤では、
ウォルト・ディズニーに新たなるプランである
ディズニーランドを超えるテーマパークの
マジック・キングダムこと
ディズニーワールド計画が発足。
しかし最大の悲劇がラストには待っている。
第2章:ウォルトならどうするか?
1966年から始まる本エピソード。
マジック・キングダムの完成間際に起きた悲劇。
WEDエンタープライズは次にどうすればいいのか
わからなかった。
彼らはウォルトの計画を実行すべく行動する。
東京ディズニーランドに行ったら毎回
乗ってしまう『ホーンテッドマンション』の
舞台裏が描かれる。
アトラクション鑑賞中ではわからない、
秘密の数々が明かされる
地下に降りるエレベーターと工夫。
ゴーストの表現は
どうなっているのか???
そのほとんどが明かされ、
意外な人物の肖像が、
『ホーンテッド・マンション』では欠かせない
ことを知ったり。
またディズニーの独立自治区とも呼べる
1971年のディズニー・ワールドの完成。
街とも言えるほどの規模のものを作り上げた
凄まじい舞台裏がたった数十分で描かれる。
頭おかしくて面白すぎる。
鉄骨だらけの建設中のテーマパークなど
燃える要素が山ほどあるわけです。
また未来都市としてのデザインも素晴らしい。
そして若者離れを課題と感じた
1975年ディズニーは、
人気アトラクション『スペース・マウンテン』を
オープン。
これも東京ディズニーランドに行ったら
必ず乗ってしまうやつですね。
その舞台裏というか内部映像などなど、
行ってなくても行った気になれる
最高のシーンが拝めます。
後半はディズニー・ワールドの未完の地だった
エプコットについて。
未来都市として1980年代の最先端技術が
結集した場所で、最先端技術で教養を
テーマにした場所としての
テーマパークとしてのアプローチが
面白い。
日本在住で貧乏で社畜の自分としては、
エプコットに行く機会など到底ないので、
すごいものがあるんだなぁぐらいしか思えないが、
その制作過程の映像はとてもとても面白い。
そして最後の45分は
東京ディズニーランドの舞台裏
実際ヤクザの力でできた場所と、
前に勤めていた会社では聞いたが、
その要素は流石になし。
WEDエンタープライズが、
海外進出としての外国への
ディズニーランドを作成するという
転換点としての面白さがやばい。
また当時のバブル景気の影響か、
日本側が全額費用を出すという
当事者としては破格の要求に驚愕
などなど、
景気の良かった日本の面影も面白い。
また普段自分が足を運ぶ地の
舞台裏などやっぱり楽しくてしょうがない。
そして東京ディズニーランドが、
カリフォルニアのディズニーランドの
コピーであったことを知る。
ただお土産を日本人は買いがちという点を
意識して、入り口付近に大量の
お土産売り場を設けたなど
裏話が面白い。
設計図などが当時なかったなど、
物づくりの苦悩も垣間見られて面白い。
また終盤では社長交代による
映画部門の経営悪化のため、
テーマパーク事業の投資を止め、
WEDエンタープライズが人員削減され、
事業縮小。
ディズニー全体の危機により
WEDエンタープライズの終焉を
クリエイターたちは感じてしまうという
辛い展開。
第3章:黄金に変える手
1984年ディズニーには新社長が就任。
マイケル・アイズナーとフランク・ウェルズ。
パラマウントから来た2人は、
再びテーマパーク事業に着手。
新たなる開発をWEDエンタープライズに指示!
外様の2人らしく、
彼らが考えたのは、
衝撃のスターウォーズのコラボレーション。
『スター・ツアーズ』計画!!
これまた慣れ親しんだ
スター・ツアーズの制作秘話というわけで、
超面白い。
またコンビ社長というのも面白い展開。
また会社名も現在のイマジニアリングへ。
さらに映画業界の経験を活かして
ディズニーワールドに映画スタジオ風の
テーマパークゾーンを作成。
そして人気アトラクションの
『スプラッシュ・マウンテン』の登場!
そして次なる外国のディズニーランド、
ディズニーランド・パリを計画。
作りかけのディズニーランドの
映像の面白さはめちゃめちゃ興奮する
また東京ディズニーランドとは違い、
パリならではの地元の個性を盛り込まれている
制作秘話も面白い。
パワーアップしたビッグサンダーマウンテンの
特集なども描かれるのだが、
メリウスの月世界旅行を意識した
スペース・マウンテンなど、
違いがあることを堪能。
しかしフランスとアメリカの文化の違いによる
パーク事業の初めての失敗が訪れる。
また終盤では
ディズニー・シーでも人気の
『タワー・オブ・テラー』の開発秘話が登場。
この時期にCADの導入など、
きっちりと技術進化の歴史は描き続ける。
そして同じく人気の
インディ・ジョーンズのアトラクションの
登場。
ここでは時代の変化を意識し、
PCのデジタル技術を駆使し、いかに乗客を
楽しませるかを研究しし作品も
より大掛かりになっていく様も
垣間見られて面白すぎる。
並んでいる最中の工夫秘話もあってやばい。
そして最終盤にはまたも悲しい報告が
待っていた。。。。
またも岐路に立ってしまう
パーク事業だった。
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