欲望を持て!
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに:ご訪問ありがとうございます
製作
2025年日本映画
ニチアサ2本立てを1本で退席!出血やらデザインは3歳児にはきつい!
監督
田﨑竜太
・仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010
・劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト
・仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE
ネタバレ あらすじ
2025年7月27日劇場鑑賞
2025年37本目
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概要:スーパー戦隊50年目で49番目の映画版を鑑賞
1997年の『メガレンジャー』以降日曜朝に放映しているスーパー戦隊も1975年に初登場の5人組ヒーローの『ゴレンジャー』から今年で生まれて50年。当時は1年ごとの戦隊入れ替えや、巨大ロボットの登場などのルールもなく、むしろ1977年末で一旦人気低迷で休止したが1979年に再復活。もともは金曜の夜19時というゴールデンタイムに仮面ライダーと順番に放映していた国民的超人気シリーズだった模様。しかし徐々に低迷し、3作目にして子供向けにシフトし始めて、現在のフォーマットに収まった模様。
そんな誕生50周年記念作品は作品タイトルに50と命名したナンバーワン戦隊ゴジュウジャー。
秘密基地やリーダーなどは存在しない、それぞれ能力があるから個人的に悪人達とNo. 1をかけて戦い、協力関係でゴジュウジャーとして活動するなんだかんだ仲良し5人組。グリーンに関してはもともと80代のおじいちゃんだったけども変身できる願いを叶える指輪の力で16歳になっているという設定やイエローに関しては変身する力を統括するロボットである神様的ポジションのテガソードの信者というぶっ飛んだ設定。女性はピンクではなくブラック。そして港区女子を感じさせるハイクラスラグジュアリー名探偵というわけわからん設定。主人公のレッドはすぐにアルバイトをクビになるフリーターだが小さい頃に兄と一緒に悪人たちの世界に囚われ母親や恩人を奪われた過去を持つ、そして兄は悪の世界の神様に選ばれた存在というかなりハードな人物設定があるが、根本的にノリが軽くてみんなアホよりなので全体的に緩い。
キングオージャーは少々難しかったが今作ゴジュウジャーは明るい雰囲気と1話完結型の作風と3歳の娘も楽しく鑑賞しており、むしろ東京の後楽園駅にあるシアターGロッソでのヒーローショーを見たことがきっかけかめちゃめちゃハマってしまっていて、特にブルーのファンになるというやや将来が恐ろしい状況ですが、娘のリクエストもあって劇場に足を運びました。
衝撃:いきなり描かれる新設定
いやしっかり第1話とYouTubeで見れる第0話を見てれば知ってることかと思うのですが、何も知らずに見るとスーパー戦隊同士がデスマッチして、新戦隊のゴウジャーのロボが生き残ったかと思ったら、ユニバース大戦っていう厄災という怪物達と各戦隊のロボット達が協力して戦ったけど、厄災のボスを倒すためにゴジュウジャーのロボットで知的生命体で願いを叶える力を持つ神様と同格のテガソードに力を託したことで石化したという設定。その力の片鱗が指輪に眠り、それを全て手にいれることでテガソード等に願いを叶えられるという設定だった模様。全然知らなかった。そして今作では第三勢力とも言える厄災の残党が登場、このペスティはつまりペスト菌により発症するペストという病からの引用と思われ、厄災にはこういった菌から派生する重たい感染症から怪人名が付けられていた可能性を感じる。その本編では全く登場しない第三勢力がゴリゴリにテガソードと敵対し再び倒してしまい、テガソードを救うためテガソードの従者とも言えるゴジュウジャーがペスティ率いる過去作の悪の雑魚たちと戦うというわけ。

意外:50周年だけどお祭り要素は薄め
映画ともあってゴーカイジャーのような盛り上がりがあるかなぁと期待したが、全然なくてびっくりした。一応初代戦隊ヒーローであるゴレンジャーをリスペクトしてその必殺技を用いたり変身したりといういつものやつだった。ゴーカイジャーなどは赤以外の戦隊にも変身していたが今シリーズは赤のみで終始。ゲスト出演としては、2024年の仮面ライダーであったガッチャードの俳優さんが登場してゴセイジャーに変身していた。また映画というお祭り部分では、敵がブライダンではないし、無数の敵が人類を攻撃するという展開となり、ヒーローが足りない状態をカバーする為、ブライダン含めてサブキャラの中越典子さんやその息子役の少年も戦隊レッドに変身、謎のおばあちゃんやら実在のYouTuberや中川翔子、お笑い芸人などのげすとたちが戦隊レッドに変身し往年の必殺技を披露。しかしおばあちゃんやら中川翔子やらお笑い芸人など、変身する元ネタの要素を混ぜたギャグ演出が持ち込まれており、かっこよさやハードさよりも家族で楽しめる作風というとこで普通の拡張コンテンツでしかなった。
どうなの?:ゴジュウジャー
と50周年のゴジュウジャーというTVシリーズはどうなんだろう?というのも個人的にはある。3歳の娘は大ハマりしており、ゴジュウレオンに大ハマり。ユニコーンとポーラも大好きでYouTubeでも動画を漁っているぐらい大ハマり。自分としては毎週見るぐらいには好きだが、シリーズとしてはやや幼稚だなぁという印象。ストーリーラインと各話のプロットがミスマッチしている印象が強い。ストーリーラインは第一話では戦隊レッドに返信できるリングを奪い合い全てを集めたものが願いを叶えられるという物語があったが、中盤でブライダンのボスであるテガジューの強制結婚イベントにより謎の新たなるロボのグーデバーンが生まれたという混沌を極めている。しかし各話は過去戦隊のゲストの盛り込みを混ぜたエピソードの独自性も高く、大事なストーリーラインはぼやけている。主人公と敵対する兄の関係やら途中で出てくる戦隊ロボの設定、映画で出てきた厄災の復活など散らかりが凄まじい。またロボットも過去作とは違い合体要素がなく、昨年のロボット多すぎだったりCG背景の凄さだったり、今作の過去戦隊の参戦などで予算が圧迫してしまっているのか、ロボットは1機で、合間装備が変わる程度。5人全員での合体などはなく、まさかの戦隊変身アイテムとロボットが一緒という予算削減がチラチラ垣間見られる。しかし魅力的な敵の幹部などもいたり、吠えるくんの妙なキザイケメンさや緑の本当は80歳のおじいちゃんなどなどキャラとしては見応えがあり普通に毎週楽しめる作風になっていることは間違いなく、娘が本当に大ハマり。個人的にはもう少し全体のストーリーラインの進捗や必殺技のしっかりとした進化の過程、強化アイテムの設定などを各話の面白エピソードではなくしっかり描いて欲しいところ。
メモ:自分の中のスーパー戦隊
子供が生まれてからはなんだかんだ毎週流している印象です。『爆上戦隊ブンブンジャー』はさわやか体育会系のノリと王道さがなんか苦手で見てなかったが、
『王様戦隊キングオージャー』のアンチ王道展開と怒涛のSFファンタジーものとして結構面白かったです。そして特にハマったのは『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』。毎回わけわからん展開と怒涛の話のまとめやまさかの桃太郎の戦隊モチーフ採用など、敵キャラとの友情や黒がCGキャラというのもすっごく良かった。何かあると闇落ちするピンクに変身する人とか面白かった。あとはロボットの発進描写や設定などの現実感を突き詰めようとした『特命戦隊ゴーバスターズ』は後半手前で離脱。学生時代ネタとして話題だった『百獣戦隊ガオレンジャー』は途中から見たが面白いし、ロボットの独特なデザインと合体の自由さに感動した。初戦隊としては『鳥人戦隊ジェットマン』で自分が3歳の頃か、しっかり見始めたのは翌年の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』か。ロボットのおもちゃとか好きだったし今でもミニプラが発売されててかっこいいなぁって思ってます。『超力戦隊オーレンジャー』の歌とかよく歌ってたなぁと。子供が生まれてまたしっかり見ることになるとは思わなかったなぁ。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 5/10
・映像のアプローチ 6/10
・映画の美術面 6/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 6/10
57点
同時上映の『仮面ライダーガヴ』は作風としてややゴア表現や暴力表現が強い作風で最初だけ挑戦してみたが、黒だが出血シーンが多数あり、子供も怖くなり退出しました。12歳以上向けの内容のように思えました。
娘はパンフレットを何度も何度も読み返してご満悦です。
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