日本映画史を揺るがす最終決戦が幕をあける
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに:ご訪問ありがとうございます
製作
2025年日本映画
アニメ映像としては神!しかし映画としては???
ネタバレ あらすじ
2025年7月18日劇場鑑賞
2025年35本目
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概要:日本映画興行収入歴代NO.1の映画の続編が劇場に降臨
2020年に劇場公開した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』はTVシリーズ25話の続きでありながらも最終興行収入404億円という日本の歴代興行収入1位を達成した。偉業を成し遂げたアニメ映画になった。その1年後劇場版を冒頭のエピソードを追加し分解しTV版化され完結後に遊郭編が幕開け。遊郭編完結から1年で刀鍛冶の里編がスタートいずれも11話程度と初期の立志編とは違い1クールに全振りという方向にシフト。刀鍛冶編完結から1年後、アニメオリジナル描写を多数追加した柱稽古編がスタート、わずか8話と短い内容になったが最終回は1時間スペシャルと気合が入っていた。そして待つこと1年で遂に最終決戦の舞台、無限城編がシリーズ映画2作目として劇場に降臨。2020年から5年の月日が経っている驚愕ですが

残された最強の鬼たちは3人。しかし追加で格上げされた善逸の宿命の敵とも言える兄弟子も参戦し、最初から最後までクライマックスとも言える作品の1作目が幕開けだぁ!!
自分も毎週アニメを楽しく鑑賞し最終回はリアルタイムで見たので、原作未読勢という最高に楽しめる立場で、安く見れる初日に鑑賞してきました。

感想:面白かったけど映画としては歪だった
最終決戦でこれまであまり全力を出してなかった柱たちがその本領を発揮するのでやはりめちゃめちゃ楽しいです。

内容としてはたった3戦に加えて移動中のそれぞれの柱の活躍が描かれるが上映時間は2時間35分とTVシリーズ約7話程度とかなり力が入っているが、まだまだ完結からは程遠く思える。
戦闘だけで7話分もあるわけなかろうに
と鬼滅アニメの様式美とも言える、回想・戦闘・モノローグ(観察)の連続。戦闘中キャラクターの思考の理由である思い出を思い出す。そこから戦闘のヒントを得て、強くなる。これまでの肉体的な努力に対し、過去に見ていた技術を体現させるという非常に丁寧なロジックを丁寧丁寧に描いてく。またドラマ面も補うために鬼たちの過去もしっかり描かれ、戦闘狂の猗窩座に対して映画を見終わると柱たち級の悲劇を味わった悲しき存在であったことを知り、大物声優石田彰さんに相応しいキャラクターであったと納得できる。この独特のテンポで鑑賞者に濃厚なドラマ体験、見るだけで作品の8割を理解できるような内容(それ以外はガイドブックなどで補うやつ)こそが鬼滅の刃という作品であり体験であることはもちろんわかってるし、
もはや映画というかTV放映の先行上映
OVAの先行公開となんら変わらなく、映画も見るの好きだから初日に鑑賞したというやつでもある。正直TVとしてはなんとかわかる、週刊連載の体裁、長期連載の超人気シリーズ『ワンピース』が得意としているジャンプ作品の連載伸ばしの伝統的な手法とも言えるが、『ワンピース』に関しては、映画版ではその展開はやらないし、それは映画であることを配慮しているとも言える、今作はあくまでも原作コミックの映像化作品が劇場フォーマットでやっているだけなので、普通にやるのだ。多くの映画を見てきた自分としてはこの戦闘、回想、戦闘の続きという構成はめちゃめちゃテンポが悪く感じた。さらには序盤の善逸戦の後には黒暗転などもあり、もはやテンポという部分は意図していないし、そこで1話が終わったようなノリ。
普通にテレビシリーズで劇場版3作を総集編して25話でやるのではないか?
という違和感さえ感じた。『無限列車編』ですでに行われている手法なのでおそらくやるのではないかと思う。


ここが凄い:神作画!
誰がどう見てもめちゃめちゃ凄い神作画。3DCGももちろん多数あるし画面いっぱいに広がる映像が美麗。特に凄いのは無限城の描き方、名前の通り無限に増殖、移動する背景がめちゃめちゃ凄いし、長めの上映時間も飽きさせない印象でした。また今作で活躍する柱、胡蝶や義勇などのそれぞれの戦闘スタイルや演出も違うし、劇伴もそれぞれに合わせている。映像作品として至高の個性の出し方!これが日本のテレビアニメの全力だ!というのを感じさせる素晴らしさ。ただ見た劇場が4K上映ではあるが画質が悪く感じた。IMAXやDolbycinemaでの上映などはさらに美麗な映像を楽しめるんだろうなぁと思った。

ここが凄い:やっぱり声優さん凄い
鬼滅と言えば豪華すぎる声優陣も見どころ。今作では色々私生活でトラブルを抱えていた櫻井さんの義勇が大活躍。猗窩座を演じた石田彰さんは昨年の『ガンダムSEEDFREEDAM』のアスランも良かったが、悲しき過去もあって大活躍。個人的に一番凄いと思ったのは童磨を演じた宮野真守さんがずば抜けてキモかった。不愉快だけど魅力のある声色でどうやってこの声を造ったんだろうといううまさに惚れ惚れした。
ここが凄い:え?今後どうやって上弦倒すの?
やはり原作の凄さというのを実感した。上弦の三である猗窩座の死闘、首を切って終わりかと思ったらその後も普通に動いて戦ってた。玉壺や半天狗などとは違う圧倒的な格上の力を見た。見ていて、え?これで倒せないとなるとこの上の存在、特に黒死牟なんてどうやって倒すんだよ!と思った。童磨も普通に胡蝶倒しちゃったし、原作未読として彼らの攻略法についてはめちゃめちゃ期待できると思った。そして猗窩座に対する圧倒的な絶望感を与える展開、やはり作者の吾峠呼世晴さんすげぇなあと舌鼓。今作でボロボロの義勇さんなど、上弦を倒したらより最強の無惨がいるのにどうやって倒すのだろうか??まだまだそれぞれの過去もいっぱい描かれるだろうし物語として今後もとても楽しみだなぁと思った。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7/10
・映像のアプローチ 8.8/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 8.5/10
・音楽 8.3/10
・上映時間と個人的趣味 8/10
80点
面白かったけども映画ファンは楽しめない人もいるだろうなぁ。
平日の夜でほぼ満席で、隣にはカップル、友人たちときてる人で映画始まるまではいちゃいちゃしたりお菓子もぐもぐしてたけど始まった瞬間シーンとなって鬼滅すごいなぁと感じました。
OVAシリーズの上映のように次回予告や公開時期の提示とかあるかなぁと思ったら全くなくて通常のテレビシリーズよりは短いスパンで作るとして、次回は来年の冬とかになりそうな予感もしました。
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