Multiplex広告:記事は下部から

◎【79点】透明人間【解説 考察 :ネタバレ これが透明人間のアップグレード】◎

透明人間 (2020)

製作

2020年オーストラリアアメリカ映画

ネタバレ注意!!ゴシックホラーだと思った?
残念ですが近未来スリラーでした!!

制作

ジェイソン・ブラム
・パラノーマル・アクティビティ
セッション
・ゲット・アウト
・パージ

監督

リー・ワネル
・インシディアス 序章
アップグレード

キャスト

エリザベス・モス
・ハンドメイズ・テイル/侍女の物語
・ザ・ワン・アイ・ラブ
・マッドメン
アス

あらすじ

2020年のアメリカ。
セシリア(エリザベス・モス)は、
恋人で最先端光学迷彩の権威のある開発者の
エイドリアンの異常な執着による監視などに
よる束縛行為にとても苦しんでいた。
彼女はある夜、彼に催眠薬を飲ませ、
脱走計画を実行する。
監視カメラにも細工する彼女は、
妹に協力してもらい脱出に成功するが
エイドリアンに見つかり寸前のところで
逃走に成功するのだった。

古い友人のジェームズに頼るセシリア。
ジェームズの家に居候し、
彼の娘と交流を深めるセシリアだが、
エイドリアンの報復を恐れ、
外に出ることはできなかったが、
ジェームズたちの真摯な対応に
そのトラウマも徐々に解消される。

脱走から2週間後、
セシリアのもとにある連絡がいき、
彼女はある建物でエイドリアンの兄のトムと
再会する。
弁護士業を営むトムは、
弟がセシリアが脱走して自殺してしまったため、
その遺言として遺産をセシリアに振り込むことを
提示する。
それを受けたセシリアだが、
彼女に精神異常が認められた場合、
そして罪を犯さないことが条件だった。

安息を手に入れたセシリアは、
人生の再スタートを切ろうとするが、
彼女の身の回りで不審な出来事が多発し、
彼女がエイドリアンの家近辺で落とした
薬が家にあるのを目撃。

エイドリアンはおそらく生きている。
彼が作ったステルススーツを利用しているのでは?
と疑う彼女をジェームズやその娘、
そして妹までもセシリアが行った
嫌がらせにあったと思い、
彼女の精神疾患を疑うのだった。

2021年1月23日自宅 Apple TV 4Kレンタル鑑賞
2021年5本目



『アップグレード』の監督が透明人間をアップグレード

2020年のコロナ禍でなかなか見る機会を
作れなかった本作をレンタルして鑑賞。

監督は2018年に『アップグレード』を監督した
ジェームズ・ワンの盟友リー・ワネル。

イギリスのSF作家H・G・ウェルズの
『透明人間』を原案とし20年ぶりの映像化。
H・G・ウェルズは
スピルバーグとトム・クルーズの
『宇宙戦争』や
ガイ・ピアースの『タイムマシーン』など
1890年代からSF小説家として活躍し、
SF小説の父とも呼ばれた人。

その古典的作品が
久方ぶりの映像化。

しかしこれまでに使い古されたもの
とも言える本作。

1933年に初めて映画化された
『透明人間』は透明になってしまう
薬を飲んだ男の作品。
今でも愛されIMDbでも7.5点以上の
高い評価を維持しているが、
味を占めたのかその後1951年までに
6本も製作された。
また現代にもテレビ作品のネタに多数使われた
本作をどうネタ化せずに真っ当にホラーとして
仕上げるのか?それが難題におなっていると
思わざるおえない。

そんな『透明人間』を
良作ホラーをコンスタントに製作する
ブラムハウス・プロダクションズが
現代に蘇らせた。

もちろん主人公は、
現代に合わせて女性にし、
透明人間という存在が
実在するのか?
それとも彼女の妄想なのか?
サイコロジカルスリラーの要素も
現代らしく盛り込みながらも

ぶっちゃけSF近未来スリラーだった!!

というネタバレ厳禁なやつを
堂々とネタバレしました。

まぁ開幕20分ぐらいで気がつくと思われるので。

本作透明人間という概念を
アップグレードし、
近代技術なありうるだろう恐怖を描いた
やばい元旦那VSか弱い妻?の話かと思いきや??

いるのかもしれないという定点映像が面白い

光学迷彩スーツという近代兵器を
まとった男と対峙する女性という、
これぞ『透明人間』のアップグレードを垣間見て、
『メタルギア・ソリッド』好きとしては、
興奮せざるおえなかったわけですが、
それでも要所要所にて、
定点観察の長回しが描かれ、
異常現象が描かれる。
それが超常現象的な
幽霊現象なのか?
はたまた透明人間がいるのでは?
と思わしてくれる面白さ。
その続々させる映像を的確に監督した
リー・ワネルさん前作に引き続きいい仕事
していると思いました。

また後半では、
透明人間では描けなかった、
迫力のあるアクションを
ステルス強化スーツらしい、
近代兵器的な脅威的な身体能力など、
ロジックに落とし込んだ現代の怪物が、
純粋に面白かったし、
こういうSF映画は子供の頃からずっと
好きだったことを思い出した。

恐ろしいシーンも結構あるが、
アクションシーンも面白いのはありがたい。

近代兵器ものだけじゃない完全犯罪もの

ネタバレがひどい記事だと自分でも思うが、
映画のオチについては、
盛り過ぎだろっていうどんでん返し。
つまり冒頭の監視カメラの調整などの
伏線が最後の最後で回収される。

じつはセシリアの全ての計画通りだったのか?
セシリアの旦那はおかしなやつだったが、
その旦那以上にセシリアもまた怪物だったと
思わざるおえない。
あの一見すると復讐を果たした彼女の表情は、
むしろ全て計画的に彼の財産そして、
ステルススーツそしてずっと嫌いだった妹を
消すための彼女の完璧な殺人計画だったの
かもしれないと思わざるおえない。

むしろそこでそんなどんでん返しするんかい!
という詰め込み過ぎさが脂っこくて
しつこいと思ったりも。

まぁその彼女の肉付けを
顔色悪い顔面力俳優の
エリザベス・モスが演じたのも功を奏したな。

via GIPHY

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.8/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 7.7/10
・音楽 8/10
・上映時間と個人的趣味 8/10

79点

面白かったなぁ。

レンタル

通販

his0809
3日に1回更新を予定してます。また来てください!

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA