☆【90点】アップグレード【解説 考察 :近未来低予算映画をアップグレード】☆

アップグレード

製作

2018年アメリカ映画

アップグレード
という言葉はわかりづらい

created by Rinker
コロムビアミュージックエンタテインメント
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制作

ジェイソン・ブラム
・パラノーマル・アクティビティ
セッション
・ゲット・アウト
・パージ

監督

リー・ワネル
・インシディアス 序章
・透明人間

キャスト

ローガン・マーシャル=グリーン
・デビル
・スパイダーマン:ホームカミング
・インビテーション

あらすじ

時は近未来(2035年ぐらい?)のアメリカ。
IOTが発達し、
支援型AIにより人の生活が豊かになった世界。
グレイ・トレースは
クラッシックカーをレストアし
オリジナルの改造を施すエンジニアだ。

彼は最先端技術の開発者で大企業の若社長の
エロン・キーンから仕事を受託し、
依頼品を届けるため彼の家に妻と一緒に向かう。

グレイの妻のアシャもまた
最先端技術を扱う企業の重役だ。

エロンはアシャに興味を持ち、
開発中のAIチップであるステムを紹介する。
ステムは小型ながら独立型の自律思考AIで人
間以上の思考をすることができる。

帰り道。
自動運転自動車に乗る
グレイとアシャはいちゃつく。

しかし車が自宅ではない方面へ
向かっており何者かに車の操作を乗っ取られ
ていることに気づいた2人だったが、
いつの間にかスラム街の集落へ誘われ
車は横転してしまう。

横転した駆けつける救出チーム。
しかし彼らの目的は別にあった。

彼らは車からアシャとグレイを引き摺り出し、
グレイをぼこぼこにし、
アシャから現金を奪い、
グレイの目の前で殺害するのだった。

そしてグレイも重傷を負い、
一命は取り留めたが、
頸椎を傷つけられてしまい、
首から下が麻痺の後遺症が残るのだった。

事件の犯人も見つからないまま、
月日が経ち、絶望する毎日をグレイは過ごす。

そんな彼を見兼ねたエロンは
グレイにステムを用いて麻痺を
克服する手術を提案する。

手術が成功すれば、
脳と接続したステムから電気信号を送り
体の自由を取り戻せる。

そして手術は成功。
グレイは再び体の自由を手にする。

だがこの手術は体の自由以外にも
グレイに力をもたらす。

ある日目覚めたグレイは、
家の支援AI以外に声が聞こえることに驚く。
それは彼の頸椎にいるステムだったのだ。

ステムはグレイに話しかけ、
彼の活動を助けようとする。
ステムはまず進展のないアシャの殺人について、
証拠映像をグレイの目から確認し、
あることに気づくのだった。

グレイはステムの協力を得て、
自身の体にステムがあることを
察知されないように、
殺人事件に潜む軍事兵器会社による人体実験の
陰謀に巻き込まれていく。。

2020年5月26日自宅amazonprime video鑑賞 2020年23本目



『インシディアス』の立役者が贈る近未来SFスリラー

チームブラムというか
チームジェームズ・ワンが
生み出したSFスリラー。

『ソウ』にて低予算スリラーで大成功し、
今ではハリウッドビッグバジェットエンタメも
いけるジェームズ・ワン監督だけじゃない。

『ソウ』の脚本であり
出演だったリー・ワネルさん。
彼はその後も『ソウ2』の製作総指揮と
脚本出演を担当。

さらには新ホラーシリーズ、
『インシディアス』を立ち上げ
脚本と出演を担当。

ジェームズ・ワンの相棒として、
確実な成功を納めていたリー・ワネルさんが、
2015年から映画監督業も行い。
本作が長編監督2作目だ。

映画製作にはなんでも
歴史があるんだなぁと痛感する。

そしてこれまで全く注目してなかった
リー・ワネルさん。
『ジェームズ・ワン』の
成功の立役者じゃないか。。

全身麻痺の男殺人マシーンにアップグレード

というわけで感想。
近未来のAIやIOTが発展した都市部。
襲撃者により愛する人と
肉体の自由を奪われた主人公は、
オーパーツとも言える
ステムを移植することで、
人体の自由を取り戻すが、
それは同時に自分の脳内に新たなる友人である
ステムを宿すことになる。

脳内のバディと復讐を成せ

普通の男が殺人マシーンになってしまった。
近年の舐めてた男が殺人マシーンだった系とは
ちょっと違うが、
所感としては

『ジョン・ウィック』や『イコライザー』のような趣に、
近未来らしい薄暗い映像と無機質で画一的な屋内映像や、
ちょっとしたSF作家要素を纏った小道具の数々なので、
柔らかいSF感を提供している。

特に中盤以降のそれらしい屋内のネオン映像や
サイバーパンク風な白ではないライトの数々が、
味を出している。

近似作品はどちらかといえば『ロボコップ』に近いような気がする。

ハイテク装備を身につけてしまった人間が、
その力に振り回されながらも
自身の人間性と機械の思考に揺れる。

とりわけ面白かったこと

グレイとステムのバディだが、
窮地はステムが主に担当。

ステムによる機械的な思考、
そして人体を電気信号で操るという
無駄のない動きの実現。

グレイはステムによる防衛システムとして
自身の肉体をステムに貸し、
肉体の限界を超え、
無駄な動きのないアクションを
立ちはだかる敵に披露するが、
グレイはそれを目撃する。

そのリアクションと動きのちぐはぐな
アクションが面白く、

via GIPHY

またカメラアングルもFPSのような
異常なアングルでカメラ演出を行い、

via GIPHY

よりインパクトのあるシーンを
生み出していて面白かった。

まぁ元ネタは『マトリックス』の
柔道カンフー会得のとこかもしれないけどね。

via GIPHY

また敵は腕に銃を埋め込んだ殺し屋たちだが、
ラスボスは更にハイテク!グレイ並みに動ける!
でも彼以外はむしろローテクな感じで
ネタっぽいのが逆に面白い。

絶妙な低予算感が映画心をくすぐる。

via GIPHY

ネタバレ:真の黒幕について

正直みていると薄々気が付いてくる。
この手の展開はAIの暴走など、
どうしても根底に『ターミネーター』の
スカイネットやらなにやらが彷彿される。

またキレキレの見た目のエロンさんも
デイン・デハーン風で味があり、
彼がマッドサイエンティストなのかもしれない!?
と期待できるが、
やはりというか、あいつが黒幕だった。

全て彼の計画通りであり、
人間性と機械の支配の葛藤という
部分にフューチャー。

てっきり人間とAIの新しい
バディのアクションものかと思いきや、
やはり低予算スリラー出身のクリエイターだ!
あくまでも恐怖を映画は追いかける。

あまりにも展開が早いのと、
薄々オチが読めてきてしまうが、
思った以上に面白かった。

この何層に厚くされた真のプロットを
見えないようにするシナリオは、
サンダンス映画祭の
受賞作を見たような高揚感があった。
劇場で見なくて後悔しました。。。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 9/10
・映像のアプローチ 9/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 8.5/10
・上映時間と個人的趣味 9/10

90点
俳優さんがトム・ハーディ似だし、
デイン・デハーン似で素敵。
屋内映像が中心ですが、シャレオツなので素敵。
屋外シーンもちゃんとあって、
高速道路でまさかのSFハリボテカーが逆走という
圧倒的な情報量と低コスト感が最高。
創意工夫の塊のような映画で
めちゃめちゃ感動した。

via GIPHY

チラシとタイトルで
映画判断すんのよくないなぁ。

ちゃんと好評の映画は
予告編もチェックして
劇場に行くか決めなくては。。。

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