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△【感想】マン・オブ・スティール 59点 「ザックの原作改変は今作でも冴えている!(白目)」△

はじめに

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

「誰も知らないスーパーマンが立ち上がる。」
アメリカ2013年アメリカ映画アメリカ

製作
クリストファー・ノーラン
監督
ザック・スナイダー
(『300』『ウォッチメン』『エンジェル・ウォーズ』)
出演
ヘンリー・カーヴィル
(『インモータルズ -神々の戦い-』『スターダスト』)
エイミー・アダムス
(『魔法にかけられて』『ザ・ファイター』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ザ・マスター』)
マイケル・シャノン
(『テイク・シェルター』『ヴァニラ・スカイ』『プレミアム・ラッシュ』)
ラッセル・クロウ
(『グラディエーター』『ビューティフル・マインド』『L.A.コンフィデンシャル』『レ・ミゼラブル』)
ケビン・コスナー
(『ダンス・ウィズ・ウルブズ』『アンタッチャブル』『ロビン・フッド』『ウォーターワールド』)
ローレンス・フィッシュバーン
(『地獄の黙示録』『マトリックス』シリーズ『ミスティック・リバー』)
感想はこちらから。

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
地球から遥か彼方の宇宙にある惑星クリプトン。そこは地球よりも発達した高度な文明があるのだが、星のエネルギーは全て枯渇し、中心部分の核に異常をきたし、星としての終焉が迫っていた。
それを予測していた科学者のジョー=エル(ラッセル・クロウ)は、星の長たちに星の破滅を訴えていたのだが、それは無視されていた。ジョー夫妻は最近出産したばかりだった。
この星での自然出産は、とても貴重なことで、多くの子供たちは、全て遺伝し操作されて生まれてきて、自分の人生の役目を決められている、二人の生んだ子供には、自由に生きる権利があるのだ。(多分違法)
ジョーが星の長たちに助言をしている最中に突如軍事クーデターが起きる。
それは、クリプトンのゾッド将軍(マイケル・シャノン)と部下たちによるクーデターだ。星の終わりを知った彼は、今こそ星を救うべく、軍事クーデターを起こし星を救う指導者になろうとしたのだ。
長の一人が殺され、友人であったジョーはゾッドと対立し、その場から急いで逃げ、クリプトン人の全ての遺伝子が記録されたコデックを盗み、息子の赤ちゃんのカル=エルにそれを注入していた。
そこに駆けつけたゾッドは、怒り狂い、ジョーを殺害してしまう。
そしてジョーの妻のララは、息子のカルを遠い星の地球に旅立たせるのだった。
捕らえられたゾッドと部下たちは、ファントム・ゾーンという異次元の牢獄に幽閉されてしまう。
そして数日後、惑星クリプトンは、滅ぶのだった。
それから33年後の地球。
一人の青年クラーク・ケント(ヘンリー・カーヴィル)は、船で日雇い労働者として働いていた。その船が近くの油井での救難信号を得る。
それを聞いた青年は一人燃え盛る油井に向かい、驚異的な力を用い人を救うのだが、その後火に巻き込まれ行方不明になるのだった。
その男は、幼少の時から自分の驚異的な力に苦しんでいた。その力の使い道に困っていた。
抑圧的な日々を30年も過ごした彼は、一人力を使っては、どこかへ消える日々の繰り返しだった。
そして情報を手に入れた彼は、北極で見つかった未知のテクノロジーに興味を抱く。
そこに現れた新聞記者のロイス(エイミー・アダムス)に自分の正体を知られながらも、北極の地下にある宇宙船で、自分が惑星クリプトンの生き残りであることをシステムの一部であった父ジョーによって教えてもらうのだった。
自分の特異な力を初めて思うがまま使うのだった。
久しぶりの故郷に帰ったクラークは、そこで、自分の正体を育ての母親に告げる。
だが、その矢先、クリプトンが滅んだことで解放されたゾッドが、クラークの存在を察知し、地球にやってくるのだった。
ゾッドの狙いはクラークただ一人、クラークの投降を世界に訴え、クラークはそれに従い、米軍に投降するのだった。
そこで取材をするロイス。
ロイスとクラークは交流を深める。
ゾッドの船に連れてかれるロイスとクラークは、そこでゾッドの狙いを知る。
再び現れるジョーの意識のおかげで一命を取り留めた二人だったが、ゾッドの部下の攻撃を受けるクラーク。
またゾッドは、この地球を第二のクリプトンにすべく、装置を使い、地球をクリプトンに再構築しようと世界を壊滅させるのだった。
クラークは同胞であるクリプトン人に立ち向かい地球人を救うのだろうか?それとも同胞とともに新たなクリプトンを作るのだろうか?
その衝撃の戦いは是非映画館で体験してほしい。

2013年102本目 2013年8月30日IMAX3D鑑賞
2016年3月26日自宅Blu-ray再鑑賞
2013年9月3日明け方記入
2013年9月4日追記
2016年4月2日追記

『ドラゴンボールZ』ミーツ『スーパーマン』

2012年新生バットマン3部作を完結させたクリストファー・ノーランは、スーパーマンを再誕させる。
ノーランはプロデューサーとして「監督が絶対だ!監督の好きなようにさせろ!!」と言い放ちおれの嫌いな映画『ダークナイト ライジング』を監督に専念し、新生スーパーマンを『ウォッチメン』を監督した、原作改編ならお任せあれ!!おれの全ての映像がスタイリッシュ!!スタイリッシュなオタクとは誰だそうだ俺だ!!『エンジェル・ウォーズ』はおれのイノセンス!!なザック・スナイダーが担当することになり。
ノーランの一言により、もれなく『ウォッチメン』同様、原作無視は当たり前のやりたい放題な映画『マン・オブ・スティール』が完成した!!
とりあえず感想としては、原作とかはもうどうでもよくて『ドラゴンボールZ』の実写映画ですわこれ。最高です!!って感じです。(白目)
予習はいらねぇ!!必要なのは物が壊れるのを見るのが好きであることだ。
本作に際して、おれは『スーパーマン』のほとんどの邦訳コミックに手を出し、自分の中の少年の魂をふつふつと温め、沸点に達しない程度にクールに『マン・オブ・スティール』を楽しみにしていた。
そもそも『スーパーマン』を愛し始めていた。
『キングダム・カム』に出会ったとき、おれは、『スーパーマン』の偉大さに頭を垂れたものだ。

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とりあえずだな。『マン・オブ・スティール』が楽しみすぎて『スーパーマン・ラストエピソード』以外は買って読んだわけよ。そんでだ。映画を見ててびっくりした!!

これは、原作ガン無視のオリジナルだわ。

(パンフレットを読むと、『マン・オブ・スティール』の要素は80年代のコミックの一部から少しずつ持ってきているようだ。しかし80年代のことなんて原書マニア以外はきつい。)
映画一作目の『スーパーマン』とも完全に差別化されている。
完全に新機軸のスーパーマンじゃねぇか!?
んで、それが俺に受け入れられたか?というと、結構普通に受け入れられた。
…アメコミってパラレルワールドもの多いからね。
例えばさ傑作コミック『スーパーマン・レッドサン』なんかわ

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本来アメリカに落ちるはずだった『スーパーマン』がソ連に落ちてしまうってお話だったりするわけ。
これもさその一種だと思ったわけよ。
『マン・オブ・スティール』は『スーパーマン』とはここが違う!!
『スーパーマン』ミーツ『ファイナルファンタジー』
もうびっくりしたよね。まさかクリプトン星がさ、『ファイナルファンタジー』(13とか12とか)の世界とおんなじような感じになるとわね。
もう全然予想つかなかったし、正直イケてなかったわ。
でもサプライズとしては面白かったけども、冒頭から古風な『スーパーマン』ファンは、びっくりして映画館から出ちゃうと思う。
もうそれほどザック・スナイダーの原作改変テクニックは今作でも冴え渡っていた。(白目)

ちなみに『ウォッチメン』の時は、イカという人工怪獣を爆発に改変しました。テヘペロー
てか誰がクリプトン星をあんな感じにしちゃうわけよ。もっとこうエメラルド的な神秘的な感じを想像してたけど、まさかドラゴンとかが空飛んで、宇宙船も飛んで、ちょっと中世風だけど近未来な、『エンジェル・ウォーズ』な感じがもうね。びっくり。でもさそこにラッセル・クロウとかマイケル・シャノンとか演技で飯食っている人が出てると、なんか良いかなとか思っちゃうのよ。
だからザック・スナイダーが許せるんだよね。アメコミの映画化だし。
今回ザック・スナイダーは免罪符持っているんだよ多分。
(ドラゴンがクリプトンにいるのは原作の一部にもあるらしい。)

33歳の男の自分探し

33歳と言えば、キリストがなんちゃらかんちゃらしたのも33歳って映画評論家の町山さんが言ってたけども、この映画の『スーパーマン』は大学卒業しても本当の自分がわからなくて、10年以上、日雇いの仕事をしながらアメリカを転々としていた模様。なかなか辛い。
その自分が何者かわからないまま33年生きているというのが、『ダークナイト』から引き継いだダークさのようで、特に初代『スーパーマン』と違って、クラークの幼少時の扱いがえぐい。
すくすくと育たずに非難を浴び、育ての親もいまいち迷っていて、あげくに育ての親は自分の死を人間としての地球の生物の自然さと命の尊さをクラークに教えるべく死んでしまうので、無駄にダーク。
それ必要と聞かれたら、みんな微妙って答えるっしょ。
これまでの知っている『スーパーマン』ってのは農場で普通の子供として育ったクラークだけどもスーパーパワーがあるわけ、でも子供に恵まれなかったケント夫妻が、それさえも愛し、クラークを他の子供と不自由なく変わらずに育て、自分の力のすごさに充足感とそれと「別に使命があるのでは?」と思ったクラークは、大学卒業後、生まれ育った田舎町から大都市に行き、そこで新聞記者になり、またスーパーマンとして困っている人を救いながら、人々の命を奪おうとするものから命を救う『スーパーマン』として生きるって言うのが、おれの知る『スーパーマン』なんだけども『マン・オブ・スティール』は全く知らないスーパーマンだね。
クラークの二面性も無し!!
『スーパーマン』のテンプレートでもある普段は眼鏡をかけて全くいけてないガリ勉風の新聞記者のクラーク、しかし人のSOSを聞くとすぐさま青いタイツと赤いマントに着替え、空を飛ぶゴリゴリマッチョのスーパーマン。
クラークの同僚のロイスはヒロインでロイスはクラークを小馬鹿にしながらもスーパーマンにあこがれるという感じ。
そんな二面性は、今回カット!!(80年代のアメコミのスーパーマンリスタートの時二面性はなくなったらしい。)
そもそも『マン・オブ・スティール』のクラークにはガリガひ弱要素は一切無し。
原作だと超頭良いけど、今回は多分悪い。街も破壊されまくりだし。
しかしクラークとロイスは本作で出会う。
それはなんと、クラークが北極にやってきて、そこにロイスもいて、クラークの不信な行動を目撃してしまい、あげくにクラークのスーパーパワーで命を救われるという、ロイスは最初からクラークがスーパーマンであることを知っている衝撃の展開なのだ!!
その後もクラークはスーパーマンとかになるわけでもなく、逆に敵が宇宙からやってきて、それと戦わざるおえない形に陥る。
つまり今作の『スーパーマン』は自らヒーローになったのではなく『ヒーロー』にならざるおえない状況に陥った全く違うタイプなのだ。
最悪な話をすれば、この映画のクラークは、スーパーマンになることを選んではいない。
スーパーマンに結果的になった。
まぁーそれも映画のひとつの見所ですがね。でもスーパーマンってのはひとつのアイコンという象徴なんですよね。それを古典的と言っても良いのか、70年代の『スーパーマン』の存在はまさに象徴だった。
でもこの映画のスーパーマンは全ての常識をぶっ壊しにきている。スーパーマンは街を壊すし、人を殺すし。最後には意味不明なキスするし…。そんで今の時代に新聞記者だし。
色々とツッコミどころ満載。スーツを着るとひげがなくなる仕様とかもあったり。
むしろ本作は『スーパーマン』の映画ではなく、超能力を持つ異星人の映画だった。
もう何だろ。とりあえず1からスーパーマン作ったようなザックの俺様映画だった。
正直マニア受けとか悪そう。『スーパーマン』に再会したくて見に来た人は違和感だらけだと思う。
これは『ダークナイト』以降の映画ではなく『ダークナイト』以前のマッチョイズムにあふれて、壊せるものは何でも壊す。その快感を楽しむ、90年代の大作ハリウッド映画が帰ってきた。
その壊しっぷりを見せることにザック監督はやっぱり秀でていて、映像がすごく面白かったわ。ただ物が壊れたり、スーパーマンがかっこいいだけ。
というのが、正直な全体の感想。
自分探しが終わったクラークこと主人公は、その後、自分と同じ種族が攻めにやってきてしまうのだが、『ドラゴンボールZ』のサイヤ人来襲と全く同様の展開で、人間かクリプトンか問われ、クラークは悟空と同様に「おらは地球育ちのサイヤ人(クリプトン人)だ!!地球を壊そうとする奴はオラがぜってぇゆるさねえ!!」と大肉弾バトルが繰り広げられる。
その肉弾バトルがすごいすごい。さすがサイヤ人(クリプトン人)。
物を壊す壊す。体に傷が全然つかない!!
もう色々と突っ込見所満載だけど宇宙船のナビゲーションシステムがラッセル・クロウという最高のガジェットなので全然許せるのです。

ラッセル・クロウの手の動きマジかっこよかった。
ローランド・エメリッヒもびっくりなメサイア!!
サイヤ人は地球を第二の惑星ベジータにする気だったのだ!!特殊な装置を使って地球の構成物を惑星ベジータのものと変えだした!!
その描写が地獄絵図!!
まさかの大都市のメトロポリスがそれで、大地震をも超えるぐらいの破滅っぷり!!
この映画続編あるらしいけど、復興するのに2年はかかりそうだが…。(そしたら40間際のキャラだらけだ。)
壊れっぷりが最高!!
そんで終盤では、カル=エルと仲間を封じられたゾッドがビルというビルを破壊しながらの空中武闘劇!!
その描写は『マトリックス レボリューションズ』のラストさえも超えるほどの大迫力。
瞬間移動はしないもののこのバトルをアニメではなく実写映画で描くというのは、尊敬の念さえ抱く。
ザック・スナイダーのスタイリッシュなビジョンには感激したわ。もう話がどうとか『ドラゴンボールZ』じゃんこれ!とかよりもやっぱりザックの映像は面白いなぁ。(映画はアレ)
そこにハンス・ジマーの音楽が混ざるともう神ですよ。神。バカハリウッドSF大作が大好物の筆者は興奮しまくりですよ。3Dで見たけども眼鏡が邪魔で拭い捨てたかった。
また途中でゾッド将軍がアーマーを脱ぎ去り、クラーク同様の青いタイツ(劇中では神聖なる戦闘服)で最終決戦をするのは、すごく燃えた!!
あ。IMAX3Dで見たけども2D推奨です。
アクションがめまぐるしくて、眼鏡越しだともったいない。3Dとか途中で目が慣れるんだよね。
純然たる正義の味方『スーパーマン』?
スーパーマンと言えば、誠実さが弱点とも言えるぐらい誠実な男だった。
マーベルでいうキャプテン・アメリカのようにアメリカの心のような男だった。
しかしこの『マン・オブ・スティール』は違う。
彼は映画のラストでゾッド将軍を殺すのだ。
原作でも殺す描写は80年代ぐらいにあるらしいが、イメージ的には、それがないのが自分。
バットマンだって殺すことはしなかった。
でも今回では、それをした。人を守るために。
結果、それは最後の同胞を殺したことになり、カル=エルはその選択を背負い、人間の守護者になろうと心に鎖をかけ、スーパーマンという存在になるという『スーパーマン』ビギンズとして映画は終幕する。
そのやり方も『ダークナイト』に影響されているなぁーと。これもやはり純然たる初期の『スーパーマン』が好きなアメリカの紳士とも言える彼を敬愛する人にとっては賛否両論。
『スーパーマン』という概念が強くある人に取っては辛いラストだったと思う。
もはや別の『スーパーマン』の誕生。そいう気持ちで見守るのがベストだと思う。
全体的に脚本には難ありだけどもそれを超越するスーパーバトルがあるので、おれは支持派。普通に楽しかったし面白かった。
一応続編も制作が決定し、バットマンも登場することになっている。
それがどう絡んでくるかは、今回の『マン・オブ・スティール』を見ると全く未知数で、オリジナリティあふれる展開だらけで、困っちゃうと思う。
んで悲しいことにこの映画見てコミック読もうと思う人はほとんどいないのが、非常に残念だと思う。
だって映画としての物語は微妙。とことん『ドラゴンボール』を見たような感じで、話とかうんぬんよりも悟空と敵の戦いが見たいって感じでスーパーマンとゾッドのアクションが面白かった。
またカル=エルがとことん異星人として描かれているだけで、スーパーマンではまだないので、人を救う描写も非常に少なく、そういう意味ではスーパーマンのアイデンティティーさえない、SFアクション映画だった。
ただスーパーマン愛に終始した近年の映画『スーパーマン リターンズ』が爽快感に欠けて、ヴィランもなんか弱く面白みに欠けるので、そういう意味ではアクションに徹した『マン・オブ・スティール』を評価するのも悪くない。
ただヒーロー映画として挑戦する姿勢を欠いた本作は、見る立場によって確実に賛否両論なのは、言うまでもない。
ゾッド将軍の悲しきクリプトンの人生とかも良いよね。クリプトンは、人生を選択することができないって、設定とかもあるんだよね。ふーむ。

2016年3月に再鑑賞

本作の続編の『バットマンVSスーパーマン』公開に際して、Blu-rayで再鑑賞。
やはり2回目ともなると初見時の斬新すぎる映画のプロットに戸惑い失望することもなく。
「これはこういうものだよな」とクールに見れるわけですが、まぁそれでも気になることはやっぱりあるわけ
・冒頭から世界観がやっぱり不快だなぁと。やはりそれは、『スーパーマン』としての世界観と差が顕著すぎるんだよなぁ。
結局この映画見た後に出た邦訳コミックのどれを読んでもこんなゲームみたいな世界観のスーパーマンは存在しなかったんだよな。本当に汚点。カッコイイといえばいんだけど、どうでもいいんだよなぁ。
・父親の保守的な姿勢は、悪い改変だなぁと。
改めて見ると、嫌な男で、クラークの性格がねじまがったのかな?まぁそれがリアル志向なのかもしれないけど。(でも逆に続編ではよりコミック的に仕上がった。)
でもアメコミ映画って結構家族の存在が偉大で、人格形成だとかヒーローになる心情の理由の一つになるんだよなぁ。そういうアメコミの中身がすっきりなくなってて、さすがザック・スナイダーだなと。
結局、何度見ても『スーパーマン』という概念で映画を見てしまうんだよなぁ。
・大人になって悪事もしちゃうんだよな。(人格形成に問題があった証拠か。)
・ショットの構図は結構良いし、音楽も良くできてるんだよな。
・ラッセル・クロウのナビが素敵すぎる。
・やはりドラゴンボール並みの戦闘シーンは最高!!でも合間合間でゲームっぽい露骨なCGに見えてしまうとこもあって結構悪いとこ。
・ワールドエンジンの設定は、地球を半壊させるほどの描写で、ひどい。やりすぎた。
というわけです。でも2時間半見入ることができた。
あと俳優のヘンリー・カーヴィルが『コードネーム U.N.C.L.E.』に出演して、自分の中で好感度が上がってて、俳優として魅力的でした。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 5/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 6/10
キャラクターの魅力 6/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 7/10
音楽 9/10
俺の趣味 6.5/10

59

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↑話はまぁまぁだけど、映画一本分くらいのド派手な一冊。とりあえずジム・リーの最高のアートが堪能できるので、アメコミのダイナミックな絵柄を堪能したいならおすすめ!!
次回はBVSの感想を書きます!!

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