2014年から放映されている『仮面ライダードライブ』の映画作品、3作目。
この3作目ってのを考えると、平成ライダーの映画ビジネスの成功っぷりがすさまじいなぁ。
冬と春と夏で、毎回仮面ライダーが映画化されてるんだよな。
まぁ春の枠は単発のものというより、ライダーシリーズをネタ化した特殊なもので続いている傾向。
ちなみに最初は、ライダーVS戦隊だった枠だよな。
そして冬は、年で放映される単発ライダーの新と旧が二本立てで映画化。
今回感想を書く、夏では、一番歴史のあるシリーズで、戦隊とライダーの二本立て。
ただ冬は最終的に始まるライダーと終わったライダーが共闘する展開もありより熱い。
夏の方は、完全に分離した二本立て。
未来を救え!!
今回はSF要素がある時間旅行系の作品。
未来からやって来た、主人公新之介こと仮面ライダードライブ、職業刑事の息子が未来から新之介が活躍する現代にやってきた。
未来は、新之介の使うライダーベルトを作ったクリスペプラーが、支配する危険な世界になるということで、その未来を変えるべく、色々やりにきたわけ。
ちょうどクリスペプラーことベルトさんも不調になっちゃって、敵と戦っていた場所は大爆発。
新之介は警察に爆破容疑をかけられてしまう、さらには、未来から新之介の息子を倒す為に、新型仮面ライダードライブがやってくる。
というお話。
テレビシリーズの派手版程度の内容。
総合的に見ると、普通。
物語の真相は意外だったけども、新登場する超デッドヒートドライブは、試作品要素が強く、そこまで素敵でもない。
ただドライブがパワーアップした姿は、鬼みたいで、途中で出てくる仮面ライダーゴーストとなんかリンクしていた。
ちなみに仮面ライダーゴーストの戦い方はVFXたっぷりで映画映えしていた印象。
また敵がパワーアップした姿は、むしろパワーダウンした印象で、あんま魅力的ではなかった。
仮面ライダーなんかよりも冒頭20分で披露されるニンニンジャーがひどい!!
同時上映で先に上映されるニンニンジャーが見ていて辛かった。
凄まじく、テンポが早く、話を描くというよりも作品の設定だけを描いた程度に収まり、あとはひたすらアクションという、内容。
しかも何故、忍者作品の劇場版で、恐竜が出てきてしまうのか謎。
その恐竜が着ぐるみで、さらには、その中身がお笑いコンビのFUJIWARAのフジモンだったのも、失笑だった。
あとキャラクターたちの滑舌は悪いし、なんかチャラいだけ。
アクション要素はド派手で、しかも忍者がモチーフなので、舞台が寺とか城とかでそういうみごたえは結構あるんだけども、仮面ライダーが目的で見に行くと、のりがわからず辛い。
本当になんで恐竜のロボットが出て来て、なんで合体したのか?などなど、設定だけで、中身のない、ひどいもんだった。
むしろよくたった20分ほどで、ここまで作品をまとめたなぁってレベル。
ひどかった。
そのひどい作品を見てからの仮面ライダーも乗り切れず、あまり楽しめなかったのかもしれない。
得点
物語の面白さと上映時間 4/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 4/10
キャラクターの魅力 6/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 6/10
音楽 5/10
俺の趣味 6.5/10
52点
テレビの延長程度の作品。
ヤフーで好評だったので、残念。
気をつけよ。
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