鉄血のスピンオフのスマホゲームがサ終したけど総集編アニメとして再誕
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに:ご訪問ありがとうございます
製作
2025年日本映画
元乃木坂46が声優初挑戦するやばい作品ながらも楽しめるガンダムパワー
監督
長井龍雪
・心が叫びたがってるんだ。
・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
・あの夏で待ってる
・とある科学の超電磁砲
ネタバレ あらすじ
2025年10月31日劇場鑑賞
2025年47本目
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概要:スタートも延期したし1年ちょっとで終了したソシャゲーのアニメが総集編映画化
2015年10月〜2017年4月(2016年3月〜10月までは休止)まで放映した『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のスピンオフしたアプリ作品のアニメ作品全12話が、この度『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』10周年を記念して『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の新作短編と一緒に劇場映画化。監督は変わらず長井さんが勤めている。
謎のレース、ウルズハントに参加した辺境の地金星の少年と謎のガンダムを駆り、本編とは違い数多の仲間やユニークな人々と出会い絆を育み『鉄血のオルフェンズ』の描かれなかった過去の厄災戦の元凶であるMAの存在の掘り下げや、彼らを駆逐した最強のガンダムたちの姿が描写される作品です。

総集編で、元々アプリ作品の特別映像だった点もあり中身の詳細よりもアプリで描いた物語をまとめて、戦闘シーンも追加しましたぁというよくある総集編。
もともとアプリ終了に伴いアプリ内アニメ作品が見れない課題を解決する作品であることは明白で、そもそも自分は『UCエンゲージ』や『スパロボDD』などのガンダムソシャゲーを経験し、課金要素の厳しさなども味わっていたり、アプリの戦闘シーンなどのじゃんけん要素が面白くなさそうだったのでプレイしなかった。もちろん『鉄血のオルフェンズ』は1期は結構良かったなぁと思ったが2期はダンスレイブという長距離攻撃が一方的過ぎて、全然楽しめないし、マクギリスの目的や行動がなんか異常過ぎて大戦の英雄アグニカ・カイエルが乗ったガンダムに乗れば最強?という理論がそこまでピンとこなくて、バッドエンドは許せるとしても作品の終わらせ方はもう少しどうにかできなかったか?と思う完成度と思ってました。『ジージェネ』などのSRPGで補完こそされてるもののやはりダンスレイブやイオクが全くいただけなかった。

さて本作ではマルコシアスを元にして改造した端白星というどこかビルバインを彷彿するデザインの機体と漫画版の『月鋼』にも出てきたようなアスモデウスなるガンダムが活躍したり、テレビシリーズでは1体しか出てこなかったMAがちょこちょこ出てきてその悍ましさを披露し、ビーム兵器対策がされたMSたちが大活躍というDCEUが全くできてなかった世界の拡張に大成功している印象。しかし最悪なことにアプリが打ち切りになったのか
<h3>物語は途中で終了:俺たちの戦いはこれからだENDをガンダムで味わえる
驚くことに三日月にぶっ殺されたカルタの余波の跡継ぎ問題が描かれて、世界観のつながりもしっかりあったり、さりげなく1期のめちゃ強だったマクギリスが参戦してきたりとシリーズファンへの配慮もされているのだが、やはり謎のノリは存在しており、謎のガンダムザガンの謎の武闘派的趣向などもある。全体的に総集編+アプリアニメっぽい端折りまくった感じが物足りなくてやばいがやはり作画はガンダムとして上質だったなぁと思う。
やはりえぐい:主役の声優がAKB系列の売れっ子アイドルの件
主役のウィスタリオくん。アプリ開始前のCMから下手だなぁと思っていたし、本編でも滑舌悪いなぁと違和感が甚だしいですが伝説のアイドルグループAKB48の妹分で大成功したグループの乃木坂46の卒業生の生駒里奈さんが務める謎人選。しかも劇場パンフレットのインタビューの書き出しには「そもそも私は滑舌にコンプレックスをもっていて〜自分の中で一番苦手な部分と向き合わないといけなかった」と謎発言も記載してあり「これをのりこえれば」という前向きな挑戦として記載もあり、いやいやガンダムファンとしては素人さんを主役に起用することの謎方針は普通にNGだし、今後もゲームなどに参戦したら毎回その下手くそな声を聞かないといけないのでアプリ作品といえどプロ声優さん起用してほしいし、プロ声優さんだってガンダム作品に参加するだけで売れっ子間違いないのお墨付きとも言えるようなものなのに本当に何してくれてるんだよぉと思うわけです。映画が始まって違和感のあるセリフ、さらにインタビューには「私は舌が短くて、普通に話すと「さ行」と「ら行」がどうしても舌足らずに」と記載もあって、
<h3>声の仕事NGの人では??
と流石に思うのです。
<h3>しかしこの舌足らずの不協和音とウィスタリオくんのぶっ飛び思想のケミストリーでサイコパス感のある大物感が際立ってくる
これはまぁ人それぞれの受け取り方だと思うのですが、このウィスタリオくんなかなかの純粋おぼっちゃんの野心家。海賊王に俺はなる系の思想で、共闘したやつは全員味方!全員金星で俺が面倒を見る!!というスタンス。それがめちゃめちゃ幼い声と12歳ぐらいの風貌のショタキャラで凄まじい違和感が妙な主人公性を演出している。
最初こそくそ違和感のド下手声優と感じるが、徐々にその異質なキャラクターとはまっていき、ウィスタリオ君と言えばこの声だよねに収めている妙な旨さ。
流石にアイドルグループの頂点に君臨した芸能の才能は伊達でなく、ガンダムの主役を全うしている
ジージェネエターナルにも参戦したが、その不思議な声の存在感は変わらず、他の天才声優たちと違う次元で張り合うの凄過ぎ。
劇中では598というぶっ飛びネーミングのキャラがボルトやエウレカのレントンを演じた三瓶さんなのにそれを飲み込むやばさ。
今作わんちゃん続編もあり得そうなラストなのでそこでの活躍も楽しみです。
ウルズハントまとめ
とアプリゲーのアニメパート総集編ながら元々濃厚な世界観や機体設計を上手く派生させ、鉄血の任侠とは全く違う陽キャのアドベンチャーものとして、死人こそ出るが、
個性豊かな敵の多数登場や、無駄にかっこいいマルコシアスなどなど、陽キャガンダムとして、これはこれで面白かったなぁと思う。
もちろん映画としては打ち切りENDだし問題ありですがね。
幕間の楔:感想
と10周年記念短編にてシーズン1とシーズン2の間の話。
バルバトスがルプスになる前の新形態のバルバトスアダプトの登場で、過去作よりも細い線とアシンメトリーな形でその有志を披露。
またドラマパートとしてシーズン2でのスーツ姿の経緯というドラマCDのようなエピソード。和気藹々とする鉄華団の面々はシーズン2で死にまくる彼らの明るいトーンのギャップもあり悲しささえも感じさせる。また最後にはボーナスエピソードのようなオルガと三日月の会話もあり、2人の決死の未来への道程への覚悟を感じさせる。
しかし10年という月日、特に声優陣の活躍の幅はすごいなぁと思う。三日月を演じた河西健吾さんは今作が初主演でそこから『3月のライオン』『鬼滅の刃』などでもよく聞くしユージンを演じた梅原裕一郎さんは『SSSS.DYNAZENON』『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』『BLEACH 千年血戦篇』『機動戦士ガンダムNT』と凄まじい活躍を見せる。新人声優の登竜門のガンダム、そしてゲームでの再録などガンダムシリーズの面白さを改めて味わいました。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 4/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 9/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 9/10
・上映時間と個人的趣味 7/10
66点
あと独特な音楽。メキシコの荒野と情熱的なフラメンコを感じさせるギターサウンドがやはり刺激的。
またアプローチこそ近いけども鉄血よりもレースというお祭り騒ぎを中南米調に意識してサンバな気持ちにもさせるウルズハントの音楽も特徴的ですごかったです。劇場で味わうには良い体験だったなぁと思いました。
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