借金まみれで現場復帰、思い出のバカンスも地獄
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに:ご訪問ありがとうございます
製作
2025年アメリカ映画
前作との話の整合性とれてるのか?
キャスト
ネタバレ あらすじ
2025年10月24日劇場鑑賞
2025年46本目
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概要:ぷっつんおじさんのバカンスでもぷっつん
『ジョン・ウィック』『イコライザー』などの舐めてたおっさんが実は裏社会の殺し屋だった系映画の『Mr.ノーバディ』。2が2025年8月に全米公開され、10月に日本でも公開されたので劇場鑑賞しました。前作は監督がFPSアクション映画『ハードコア』の監督でありロシア要素なども覚醒しめちゃめちゃ面白かったが、今作ではNetflixなどでホラー映画で活躍するインドネシア人に交代。正体が家族にバレて逃避行の生活を送ると思われた1作目のラストから一変し、大暴れした責任として多額の借金を背負った主人公は、裏社会の任務に舞い戻る。今一度家族仲を修復すべく、彼が選んだのは幼少時に弟と父と言ったレジャータウン。父も一緒に家族で来たレジャータウンだったが、実は犯罪組織の密輸を行う基地だったわけで、怪しい主人公を街の住民は追い出そうとするが、ブチギレた主人公が大暴れ、謝りに行こうと思ったら、街の権力者の息子が危機一髪で子供を救った彼は、この地を牛耳る犯罪組織と真っ向戦争を行うことになるという往年のハリウッドらしいポンコツアクションコメディ映画になってしまった。
流石に1作目よりも評判は悪く、北米批評家の平均評価は100点中59点とやや低い。1作目はIMDbの評価では10点中7.4点というアクションハリウッド映画では超高得点だったが今作はその既視感のあるシナリオと1作目の終盤とチグハグだったこともあり10点中6.3点と凡作の評価へと成り下がってしまった。
自分としては楽しく見れたので満足ではある。
1作目のテイストは少し残してはいるものの、作品の拡張を図ったのか、主人公以外に前作に登場した父と弟、さらには息子も遺伝の影響か暴力的に。
そして何やら嫌な予感がしていたが、どうやら妻が彼の部下だったかも的な描写も出てきたりと気楽に見れるファミリー映画らしさがましている。
そこ以外にもレジャータウンを舞台にしており、ツアーボートでの戦闘やゲーセンでの乱闘、さらにはミニ遊園地での大戦争という見応えたっぷりなお祭り感もあり普通に面白かった。

敵役の部下へのアプローチなどはややおざなりながら、ネタで登場する主人公の謎の忍者ネタなどバカらしさもあり、クリストファーロイドの活躍など映画ファンとしても見逃せない要素もありありで大方満足でした。
しかし『Mr.ノーバディ』の続編としてこの作風を望んでいたかと言えば、そうではなかったなぁと。『ジョン・ウィック』のような死闘が欲しかった側面もあるし、家族が生き残るために過酷なことに遭遇していく展開も期待したかもしれない。ゆるい作風で楽しい映画ももちろんいいのだが。
残念ポイント:効果的じゃない脚本構成の工夫
と映画を面白くしようとしてか、冒頭に映画のラスト手前から始まり、そこから時間軸が大幅に戻り、そうなった経緯というように本作を描く『サンセット大通り』風だが、それが全然機能してないし、普通にファミリー映画で、最後の顛末に実は隣にもう1人いたというただの小ネタでしかないの流石に不要だったのでは???と思うのであった。また会話シーンの違和感のある編集の差し込みなど、映画監督としての圧倒的な技量不足などを感じさせる側面もあり低評価の理由も納得ではある。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6.2/10
・映像のアプローチ 5.6/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 6.6/10
62点
息抜きに見る分はとても良かったです。こういう映画もいいなぁと改めて思いました。
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