△【65点】シャザム!【映画感想:DCヒーロー映画ではなかった?】

製作

2019年アメリカ映画

監督

デヴィッド・F・サンドバーグ
・ライト/オフ
・アナベル 死霊人形の誕生

出演

マーク・ストロング
キングスマン
裏切りのサーカス
グリーン・ランタン
シャーロック・ホームズ
ジャイモン・フンスー
・ブラッド・ダイヤモンド
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
・グラディエーター
・イン・アメリカ/三つの小さな願いごと

あらすじ

1974年アメリカのニューヨーク北部。
会社経営をするシヴァナ家は車で移動中。
車を運転するのは父、シヴァナ社の社長だ。
助手席には長男のシド、後部座席には次男のサデウスが乗る。
兄に意地悪をされるサデウス、占いのおもちゃで遊ぶ彼は突如異世界のロック・オブ・エタニティに飛ばされる。
そこに住む魔術師のシャザム(ジャイモン・フンスー)は年老いて力が弱くなり、封印している7つの大罪の維持に限界を感じており、
後継者を探していた。
シャザムは後継者としてサデウスを招いたのだ。
動揺するサデウスは、シャザムのもとに歩み寄るが、すぐ近くに封印されている大罪たちの言葉に惑わされ、
七つの大罪の力を司る目に歩み寄ってしまう。
大罪の誘惑に負けたサデウスに失望したシャザムはサデウスを追放する。
父の運転中の車で目覚めたサデウスは、動揺し、兄と喧嘩を始める。
その余波で運転をミスった父は、車を止めて外で2人を叱るが、そこに車が現れ、父は弾かれてしまう。

2018年クリスマスシーズンのアメリカのフィラデルフィア。
14歳のビリー・バットソンは、警察官を罠にかけてパトカーから情報を抜き出す。
彼は幼い頃に移動式遊園地で母親と離れ離れになり孤児になった。
その母親の下に帰るために、彼女の住所を探していた。
しかし該当の住所に行っても母親には会えず、警察に補導されてしまう。
里親から愛想をつかされたビリーは新たな里親のバスケス夫妻に引き取られる。
バスケス夫妻は2人とも孤児で、グループホームで育った。
その経験を活かし自らもグループホームを営んでいる。
ビリーがこれから住むグループホームには自分より年上の受験生のメアリー、
足に障害を持つスーパーヒーロオタクの同世代のフレディ。
自分より年下ゲームオタクのアジア人のユージーン、無口で肥満なペドロ。
おしゃべりで抱きつき癖のある黒人のダーラの5人が既に住んでいた。

現在のアメリカニューヨーク。
年老いたサデウス(マーク・ストロング)は、今でもシャザムに選ばれなかったことを恨んでいた。
あの日の車事故以来父は半身不随になり、兄にはずっとバカにされており、会社経営に加わることもなく、
父の資金を使い、他のロック・オブ・エタニティに召喚されたことでカウンセリングに来た人の情報を集めて、
ロック・オブ・エタニティに行こうとしていた。
そして新たな患者からさらなる情報を聞き出した彼は、ついにロック・オブ・エタニティへの門を開く。
魔術師シャザムと再会したサデウスはシャザムの力を引き継がずに七つの大罪の力を手にし、シャザムに復讐をする。
力を手に入れたサデウスは、ニューヨークに戻り、父と兄と経営者達を殺害し、地球を征服しようと企む。

登校するビリーとフレディたち。
しかし同級生たちに意地悪をされるフレディを救ったビリーは逆にピンチになりそこから逃げ出す。
その道中で、ロック・オブ・エタニティに召喚されたビリーは、半ば強引にシャザムに力を引き継がされる。
ムキムキマッチョの成人男性になりスーパーパワーを手に入れたビリーは、
シャザムから本来シャザムは7人兄弟だったことを告げられ、いまでは彼だけが生き残ったことをしる。
7人でロック・オブ・エタニティを守ることを提案されたビリーだったが、シャザムは消えてしまう。
目覚めたビリーはむきむきのままだった。
戸惑いながら家に帰るビリー、スーパーヒーローオタクのフレディの力を借りて元に戻ろうとするが、
叶わず、圧倒的な自身の力に感動し、運良く元に戻る方法を知るのだった。

翌日フレディと一緒にこの力で何ができるのかを研究するビリー。
フレディはその力の一部始終を動画に収めて、YouTubeにアップし、
ビリーは一躍時の人となる。

しかしフレディは力がないにも関わらず、その力が自分のものであるように感じ始め、ビリーもまたこの力を自由に使うことを考えはじめ、
フレディを煩わしく思い始め、2人は喧嘩をしてしまう。

1人で自堕落な日々を過ごそうとするビリーのもとにサデウスが現れ、
その圧倒的な力に敗北し、逃げるのだったが、サデウスはビリーの所在はフレディが知っていることを察知した。

グループホームに帰宅したビリーは、メアリーたちに自分がイケメンスーパーヒーロであることを知られてしまい、全てを話す。
そんな彼にメアリーたちはビリーの母親の所在を突き止めて彼女の住所を教える。
再婚していた母についに再会するビリーだったが。。

2019年4月20日劇場鑑賞 2019年37本目



DCユニバース第2のスーパーマンが映画化!!

元々はDCではなく他社のコミックだったキャプテン・マーベルで、
スーパーマンと酷似した能力やデザインなどから出版中止を受けていたが、
DCコミックが1970年代に版権を手に入れたわけで、シャザムとしてリニューアル。
この度、2019年に実写映画化。
日本では2019年2月に『アクアマン』が公開したばかりで2ヶ月というスパンでのDCエクステンデッド・ユニバースの続編が公開。
世界観としては、一応繋がっているようで、
本作の最終盤で顔なし状態のスーパーマンが登場するが、
本作と最終盤での間でスーパーマンとの共闘があったのかは不明だし、
本作後にジャスティス・リーグの続編に繋がるなどの話題もないので、ネタとしての登場だと思う。
MCUと比べるとますますシリーズものとしてのあり方に疑問があるDCエクステンデッド・ユニバース。
次作は2020年の2月にマーゴット・ロビー演じるハーレー・クインが登場する『バーズ・オブ・プレイ』が公開される。
『スーサイド・スクワッド』からのスピン・オフだが、『バーズ・オブ・プレイ』の登場キャラはバットマンとグリーンアローからの登場になるのだが、単体未映像化だがどうするのか?相変わらず謎の映像化企画チョイスだ。
本作もなぜ制作したのかが全く見えてこないし、続編を匂わせる終わらせ方だったが、ますます不安。
MCUが全て計算されたかのような映画化の数々だっただけにDCEXUが全く支持できないのは変わらない。
一応2021年に『バットマン』の映画化、2022年に『フラッシュ』の映画化は監督も決定しているので、制作されるようだ。

体はスーパーヒーロー頭脳は14歳

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どっかで聞いたことのある設定だが、日本だと『名探偵コナン』がそれか。
監督はホラー畑で成功をおさめた人。
主演は海外ドラマでヒットしたイケメン。以前MCUの『マイティー・ソー』シリーズにも出演していたが、殺されたので問題なし。
悪役は気がつけば悪役ばっかりやっているマーク・ストロング。
『グリーン・ランタン』に続編があれば悪役決定だったのに、大失敗したのでそのままなくなってしまったマーク・ストロング。
あれはあれで変なキャラデザだったな。でもシネストロとして原作らしさは確実に体現していた。
14歳がスーパーヒーローになるという荒唐無稽のお話。
その14歳という設定をうまくコメディ映画として落とし込んでいる。
14歳らしい軽いリアクションの数々ややりたい放題の展開。
もし子供がスーパーヒーローの力を手に入れたらの妄想を映像化しており、
特にフレディと2人で動画撮影をするゆるい展開の数々が笑える。
YouTubeの動画として確立させていき、アップロードしていくのもまた面白いし、
現代の14歳的思考というものを感じ取れる。
前作の『アクアマン』でも減少傾向だったが『バットマンVSスーパーマン』や『マン・オブ・スティール』でずっと描いてきたヒーローとしての重圧を
本作では完全に0にして、戦いは結果としてついてきてしまう腐れ縁のようなもの、
悪役をマーク・ストロングがコテコテの設定ながらも強面で演じ、恐ろしいシーンでは監督の経歴としてのホラー描写を炸裂させたりし、
ヒーローものとしてのルール云々よりも14歳のヒーローとしての在り方やトーンを大事にした映画として、
本作は良作だったなと思う。

NEW52のリブートがめっちゃ泣けるが本作も泣ける

本作の原作コミックと思われる『シャザム! :魔法の守護者(THE NEW 52! ) 』

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自分も昔に買って、めっちゃ面白くてビリーの境遇の切なさとそれを支える家族の物語として上質でめっちゃ泣けたのを覚えてるが、
今作もかわいそうで泣けたし、同様の熱い展開が本作でもあったので良かったです。

クリス・コロンバスの映画のようなキッズ向けの映画だった

舞台を12月のアメリカにし、クリスマスで浮き立つ各地を演出し、
終盤では遊園地という華やかな場。

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そして魔法というワードを頻繁に盛り込み、懐かしきハリーポッターのような雰囲気や、
クリスマスでのドタバタ劇を彷彿させるゆるいアクションの数々、
さらには大活躍する少年少女という構図がどこかクリス・コロンバスの映画のように思えてきて、
大掛かりなアクションよりもトリックで一点突破な戦闘も含めて、
ファミリー映画だった。
その分スーパーヒーロー映画に求めるカタルシス的なものは影を潜めており、
逆にゆるいトーンとどことなく微妙なVFXを含めて途中で飽きてしまった。
作品として10年代とか00年代とかよりも90年代のハリウッド映画のような妙な懐かしさがあるのはなぜだろうか?

ネタバレ注意映画!

原作コミックを読んだことあるなら想像できますが、
予告の時点では全く描かれていないので、終盤の展開は超ネタバレ禁止映画です。
しかし劇場のグッズ売り場のクリアファイルに堂々とネタバレしてくるので注意が必要です。
びっくりしたぞ。
しかし本来ならスーパーマン同様の怪力と速度と飛行能力に魔法としての雷撃などなどの最強の力を持つ彼らですが、
今後どうなっていくのか気になる。

意外と低予算映画でびっくり!

これまでのDC映画に比べると制作費が半分以下だったりする本作。
結果的には知名度の関係か、興行成績が振るわなかったですが、利益は多分出ていると思う。
出演俳優は著名なのはマーク・ストロングぐらいで、ずっと無名の子役たちだらけ。
また大掛かりな戦闘シーンもなく、笑いというガジェットで作品の満足度を高めている印象。

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しかし悪役はCGで作られているが、そのデザインの古臭さは異常。
あり物で作ったかのようなデザインに冷めてしまう部分もあり、
あまりそれらが機能せずな部分もやはり低予算ならではか?
しかしロケーションとしてのフィラデルフィアとしての『ロッキー』をモチーフにした展開など、
低予算として映画をどう面白くできるかなどを考えられた要素は多々見られる点も、
これまでのDC映画と違う面として評価されているんだと思う。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6/10
・映像のアプローチ 6.5/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

65点

なぜか『パワーレンジャー』が浮かんでしまう。

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