◎【83点】JAWS/ジョーズ【サメとスピルバーグとジョン・ウィリアムズ】

製作

1975年アメリカ映画

ジョーズ シャンハイ ニューヨーク
ってなに?

監督

スティーヴン・スピルバーグ
・レイダース/失われたアーク《聖櫃》
プライベート・ライアン
シンドラーのリスト
ブリッジ・オブ・スパイ

出演

ロイ・シャイダー
恐怖の報酬
・フレンチ・コネクション
・オール・ザット・ジャズ
・2010年
ロバート・ショウ
・スティング
・わが命つきとも
・007 ロシアより愛をこめて
リチャード・ドレイファス
・未知との遭遇
・グッバイガール
・陽のあたる教室

あらすじ

アメリカの最北東部のニューイングランド地方海岸地帯のとある島に町アミティ。
この町はサマーシーズンで1年分の収入を得ているとも言える海水浴客を目当てにした観光地だ。
しかし海開き前に海水浴をしている若者たちの1人の女性が海に引きずり込まれ、行方不明となり翌日バラバラ死体が発見されるのだった。
ニューヨークから転任してきたばかりの警察署長のブロディ(ロイ・シャイダー)は死体の件で現場を確認し、サメの襲撃と判断。
今年は海開きを中止し、海岸線一帯を閉鎖しようと町長にかけあう。
しかし1年で1番の稼ぎ時であるこの時期に海開きを中止することはできないとブロディに圧力をかけ、厳戒態勢の中海は開かれる。
海が開き例年のように海に足を運ぶ住人だが、みな懐疑的で海に入ることを躊躇するが、町長の顔色を見て、海に入っていく。
しかしまたもサメが現れ、1人の少年が命を落とすのだった。

サメがいるにも関わらず海開きを強行した町長とブロディに怒りをあらわにする町民たち。
そこでサメを狩るために懸賞金をかけるのだった。
それに興味を持った地元の漁師で歴戦のサメ狩りおじさんのクイント(ロバート・ショウ)は、多額の報酬を要求するが、町長とブロディは彼の申し出を断る。
そして各地から現れる賞金狙いの面々。
その中には、海洋学者のマット(リチャード・ドレイファス)も現れ、ブロディにこのサメの襲撃について、海洋学の検知からも相当に巨大なサメの可能性が高いことを懸念し報告する。
しかし町では大型のサメが狩猟し、その死体がやってくる。
巨大ザメの死骸についに事件は収束したと思い、またも海開きが再開し、
多くの観光客が現れる。
しかし狩猟したサメは種類が違い胃袋に人間の死体もなく。

またも海水浴中に巨大ザメが現れ犠牲者が出てしまう。

そして町長たちはついに巨大ザメを退治すべく変わり者の地元漁師のクイントに委託、
そしてそこにブロディも同乗し、マットもまた同乗を希望する。

三人は特注装備をボロ船のオルカ号に装備し出航した!!

2019年5月4日劇場鑑賞 2019年43本目



午前十時の映画祭10-FINALにて劇場鑑賞

ゴールデンウィーク中の上映で、土日に比べては行ける日が多かったが、
それでもチケット販売開始と同時にアクセスしても半分しか座席が無いぐらいに人気。
全く知らなかったが、この10年で初のリバイバル上映ということ。
個人的にはジョン・ウィリアムズの劇伴を劇場体験したい!久しぶりにジョーズみたい!
ってぐらいの意気込みで鑑賞した。
これはこれでとても貴重な体験だったなぁと思うが、
チケット料金をもう少し値上げしてくれてもいいから、もっと大きい箱になりませんかねぇ?

ただサメと戦う映画じゃねぇ!!

過去にも一度見たことあるが、
その時までは、ただサメと人が戦う映画ぐらいにしか思ったことがなかったが、
初めて見る「ジョーズ」はむちゃくちゃ怖くて、それでいてむちゃくちゃ強かった。
ジョーズことブルースはまさに強大な存在で、恐竜なんかよりも全然怖くて、強くて、よくこんな奴を倒すことができるなぁと思った。
学生時代の編集の授業で、人間の混乱を演出するということで、
本来なら人間の位置条件を壊すと見ている側に違和感を与えるため、イマジナリーラインを大事にした編集構成が必要であると習ったが、
逆に本作ではブルースの脅威にさらされ、混乱する人々という演出を強めるために、

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あえてブルースが襲来する海岸のシーンではイマジナリーラインを崩壊させて、観光客の逃げ惑う方向をめちゃめちゃにしてしまっている。
そういう授業のせいか、映画本編よりもこの序盤のシーンのスピルバーグの演出が強く残ってるが、
やはり終盤のブルースとの死闘は映画のクライマックスにふさわしい。

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というかそこまでの道程が丁寧すぎて逆にきつかった。
それでも凝ったショットも多くて、

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序盤の海水浴での人がブルース目線で狙われるシーンでは人の腕や足に焦点を合わせて、
私たちを人間としてではなく、食料としての肉片として映像として捉えるスピルバーグの恐ろしい目線が、
色々とあって若手の頃から際立っててすごい。
また不意打ちでのブルースの登場でのキャストのリアクション芸も際立ってて、
ついつい動揺しすぎて奇行に走ってしまうことの連続が妙に親近感湧いて、より恐怖が際立っててすげぇ。

2回目でもブルース強すぎるし、どうやって倒すか知ってても勝てる気がしない!

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オルカ号で出航する3人。
ニューヨークの警察が嫌になって田舎でのんびりする気だったのに巨大サメことブルースと戦うことになってしまったロディ。
命の危機よりもサメへの知的好奇心が止まらない無鉄砲オタクのマット。
のちにマット役の俳優さんはスピルバーグの『未知との遭遇』の主役で同じく宇宙への好奇心が止まらず、
家族を残して宇宙に喜んで拉致されてしまう、困った役を再演してるのは面白い。
そして過去にもサメに命を脅かされそれ以来サメと戦うことを生業としている田舎町に住む漁師のクイント。
このなかよくなれそうにもない3人だが、サメ狩りが楽しくてしょうがなくてウキウキのクイントと
知的好奇心が止まらないあごひげ生えたオタクのマット。

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この彼のデザインがその後のスピルバーグの姿に似てくるので、この人スピルバーグなのでは?
と見るたびに思ってしまう。
2人がベクトル違うのに強引に仲良くなってしまう件からの最終決戦。

これまで人を殺しまくってたブルース。
最終決戦で、銛を打ち込みブルースに浮きがわりの樽で体力を消耗させ、
海中に潜り込まれないようにして殺す作戦を決行する面々。

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しかし何個も樽をつけられても海中に姿をくらます恐ろしきパワーをもつブルース。

この構成を現代ならCGで楽々なのに、
機械で実際の巨大鮫を作成して、アナログ撮影をして、
それを機械に見せず、恐ろしき巨大鮫として成立させるスピルバーグの執念が凄まじく、
それにふさわしい生々しい死闘と恐怖がびんびん伝わってきてすごい。

流石に原作ありきの本作だが、
この死闘に関しては大幅にスピルバーグが脚色。

海上でのアナログ撮影に機械でのブルースを使った立ち回りなど、
創意工夫の全てがこのシーンに盛り込まれていて本当にすごいし、
樽を大量につけても海中に潜って、オルカ号を沈めてくるし、
沈みゆくオルカ号の生々しさも圧巻だし、
調子に乗りまくってたクイントが、足を滑らせて無残に食われていく様に絶対絶命の危機をロディと一緒に痛感したし、

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むしろクイントの心の病んだ老人っぷりばっか印象に残って、
2回目なのに「お前死ぬんだっけ?」と思ってしまった。

そんなクイントの原爆運んだ帰り道に撃墜されて極秘任務だったから救援が来なくて、仲間がサメに食われた。
ってエピソードがすげぇ生々しくて、ブルースというより海の怖さを実感できるすごいいいエピソードだなって思う。

倒す方法は知ってたけど、
こんな間一髪の大逆転だったけ?状態だったし、
あれ?マットってあんな無謀に鉄オリで海中に降り立っけ?ってなったし、
やはり2回目でもあの間一髪の勝利は興奮。
こんなに今まで午後ローでサメ特集でいっぱい放映しているってのに全然みたことなかったよ!

あれ?こんなにサメとの決闘まで尺あったけ?

冒頭からブルースの餌食になる女性。
そこからもブルースの魔の手により観光地が恐怖に覆われるわけですが、
こんなに尺あったけ?という印象。
劇場で一気に初めてみるからちょっと飽きてしまったのだった。
原作小説があるからか、すっごく丁寧で。
1回目の海岸の襲撃、そこから探偵的にブルースの痕跡を追い、賞金稼ぎの件で、
偽ブルースの捕獲と、そこからの一悶着、そして2回目の襲撃での大混乱と、
サスペンス調の作風にスピルバーグも丁寧に映像化。
そして一気に決闘に向けての3人の冒険譚。
ある種の2部構成的な本作にちょっと中だるみしてしまった。

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もっと近海での大バトルかと思いきや3人での航海パートもしっかり尺があったので、
長かったな。

ジョン・ウィリアムズの音楽もモリモリ

前回鑑賞した『E.T.』もすごかったけど、今作も盛り盛り。
しかしジョーズのテーマに関しては、ブルースの登場以外にもその後の死闘も含めてもアドベンチャー的な構成になってたのは、
心に留めてなかったわ。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.5/10
・映像のアプローチ 8.5/10
・映画の美術面 10/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 8.5/10
・上映時間と個人的趣味 8.6/10

83点

サメ映画の金字塔であり、のちの数々のサメ映画は今作の成功から生まれたようです。
海洋パニックといえば午後ロー。

なぜかジョーズ シャンハイ ニューヨークに今度行きたくなった。

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