◎ザ・ファイター 2010年度151本目◎

「独特の地域で育った人間臭さを描いた異色の家族ドラマ。」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-ザ・ファイター

アメリカ2010年アメリカ制作アメリカ
出演
クリスチャン・ベール
(ダークナイト)
マーク・ウォールバーグ
(デート&ナイト)
メリッサ・レオ
(フローズン・リバー)
エイミー・アダムス
(魔法にかけられて)
予告編

かおSTORYかお
実在する兄弟の半生を基に映画化。
時代は90年代アメリカの北部のマサチューセッツ州の町、ローウェルが舞台。ここは多くの住民がアイルランド系の白人で、またキリスト教のカトリック信者だ。
そこに暮らす一つの貧乏な家族のお話。
この街で、ディッキーの主役の映画を撮影していた。ディッキー(クリスチャン・ベール)は元ボクサーで、著名な無敵のボクサーを一度だけダウンさせたと言う、今彼は引退しているが、彼の功績で街は一躍有名になり、彼は街の誇りだと言う。
そんな兄の下でボクサーとして指導を受ける、腹違いの弟のミッキー(マーク・ウォールバーグ)。
彼もまた兄のようにボクサーとして生活をしていた。だが兄は、自堕落な薬物中毒者という側面もあり、弟を溺愛しているが、練習の時間を大幅に遅刻したりトラブルメーカーであった。
だがある日、ミッキーは兄の勧めで、バーテンダーであるシャーリーン(エイミー・アダムス)に声を掛ける。少し奥手なミッキーにシャーリーンは自らデートのを決める。ミッキーは次の試合後にデートをすることを決める。
そして試合の日になる。ミッキーは 4連敗中で、これ以上負けるともう後が無くなるのであったが、次の対戦に入念に体を仕上げていた。
ラスベガスに行くと事態は急変。対戦相手は風邪を患ってしい、ドクターストップ代わりに違う対戦相手がいるというのだが、調べると階級違いも甚だしい。また試合をしないとファイトマネーさえ受け取られないとあって兄と、マネージャーである母アリス(メリッサ・レオ)はミッキーに試合を勧め、勝てると諭す。
だが試合結果は酷い有様で、ミッキーの顔面はボロボロになった。
意気消沈で帰る一行。ミッキーはラスベガスで暮らす事をあるトレーナーに勧められるが、ミッキーは家族で成功をする為に拒んだ。
地元に帰るとミッキーは誰にも会うのを拒んだ。だがデートをすっぽかされたシャーリーンが自ら彼の家にやってきた。勝ち気なシャーリーンは自身がデートをすっぽかされた理由を玄関越しで彼に問う。
仕方なく出迎えたミッキーを見た彼女は、絶句し、彼の包帯を変えてあげるのだった。
シャーリーンはミッキーに、家族と離れないと酷い目に遭い続けると諭すのだった。
ミッキーはシャーリーンと付き合うようになり、ミッキーの家族への態度が変わるようになって行くのだった…。
2011年3月21日鑑賞
かお感想かお
本年度アカデミー賞で助演男優賞と助演女優賞を受賞した作品。
その証通り、本作でのクリスチャン・ベールは怪演技を披露している。
まぁーそもそもの設定自体がかなり濃厚だからというのもあるんだけどね。
本作は一応ボクシングが題材の映画ではあるが、(ファイターという題目であるわけですし。)中身を開ければ、家族のドラマがメインで、またマサチューセッツ州という町の背景が染みたりている味のある家族のお話である。
映画を見ている最中はほとんど気づく事など出来ないだろうし、もしかしたらロッキーのようなスターダムに努力をして駆け抜けるようなボクシング映画を見に行って、肩すかしを食らった人も多くいるかもしれない。(そういう人は今すぐ「シンデレラマン」を見てろ)
だが本作は時代そのものも90年代であって、また舞台が強いキリスト教の影響化にもあるという特有の空間を切り出した不思議な映画なのである。
調べてから驚いたことに、脚本家が8mileの脚本家と同一で、よくよく考えると8mile同様、固有の地域の人間を上手く描けているという面に関しては、本作は意外と共通点のある作品だと思う。
まぁー正直言って、日本人はこの映画そんなに面白くないはず。
家族という面に関して、多くの共感を持つ事が出来れば、多いに感動出来ると思う。
だが本作の題材は正直言って、日本人とは縁がないアメリカのボクシング選手。挙げ句に、キリスト教の影響化の家族という日本住んでては実感できない要素が素晴らしく緻密に描かれているのだが、とことん無縁な題材で、また描かれたボクシング選手の一番のピークはこの後の史実になっていて、本作は、案外触れられない部分の史実を描いており、よりボクシングよりは家族を描いている。
さっきから言っている、キリスト教どうとかこうとかについて書くが、本作は正直言って、大家族の物語だったりする。
そもそもキリスト教にはまぁーそういう教えみたいなのがあるみたいで、そんでやっぱり家族愛みたいなのがとても強いんだよね。でーそこにシャーリーンが入ってきて、物語が大部動く的な。
本来なシャーリーンがもっとピックアップされる映画として評価を受けるはずが、今までお嬢様の天下りのようなキャラクターを演じてきたエイミー・アダムスが、勝ち気なキャラを挑戦しているのだが、その挑戦の所為で、頑張ってはいるものの、少しだけギャップがあったりして違和感も強い。
挙げ句にクリスチャン・ベールの怪演と、それの母親というポジションのおかげで、より輝いてしまったメリッサ・レオのせいで埋もれてしまっている為、物語の基軸が薄くなっている。(笑)
そんな珍道中が描かれた本作は、正直言ってコメディ映画とも思えるし、泣ける要素もあるしとかなり異色な映画になっている。
だが脚本自体の出来は素晴らしく、試合シーンを中継のように魅せる手法などは見事だし、ゴミ捨て場に落ちてくるシーンは最高だ。
もしかしたら監督がちょっと変だったのかもしれないな。(笑)
あと音楽が正直言って正しいのかは謎。
中盤以降はスポ根映画になり始めるし、本当に不思議な映画。
あと面白いのが製作がブラックスワンを撮ったダーレン・アロフスキーだという事実。
彼が撮ったら一体どうなっていたのかな?しかも同時期に彼はブラックスワンも撮っていたし凄いなぁーおい。
でもマーク・ウォールバーグは頑張っていたけど、キャラ的にはマッド・デイモンがぴったりだったなぁ!!(笑)
メモ得点メモ
8
全体的に印象的な映画。個人的にはかなり楽しめたし、ソーシャル・ネットワークと比較すると本当に90年代の愛情を実感出来たし、忘れたくない一作だな。
でもあんまり史実を基にしてないような気がする映画だよな。

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