◎ラブ&ドラッグ 2011年度109本目◎

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-ラブ&ドラッグ

アメリカ2010年アメリカ制作アメリカ
監督
エドワード・ズウィック
(ラストサムライ)
出演
ジェイク・ギレンホール
(ミッション:8ミニッツ、ドニー・ダーコ、ブロークバック・マウンテン、プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂)
アン・ハサウェイ
(アリス・イン・ワンダーランド、レイチェルの結婚、プラダを着た悪魔、ブロークバック・マウンテン)

カプセル6あらすじカプセル6
1996年のアメリカシカゴ近郊。ジェイミー・ランドール(ジェイク・ギレンホール)は医療一家に生まれながら、医者にはならず電気屋で、持ち前のイケメンぶりと賢さで多くの商品を売りさばいていた。
しかしイケメンらしく、女たらしでエロ大魔王であるジェイミーは上司の彼女との浮気がばれてしまった為に、店を辞めるのだった。
無職になったジェイミーは、医療機械の会社の社長の弟のコネで、薬を病院に売り込む大企業に入る。
そこでの研修持ち前のセンスで優秀な成績を得たジェイミーは女と評価を手にし、現場に出向く。
だがそこには自分より更に上手な売り込みがいたのだった。
ここでも持ち前のセンスで、医師と仲良くなったジェイミーは、うっかり患者であるマギー(アン・ハサウェイ)のおっぱいを目撃してしまう。
帰り道で正体がばれたジェイミーはマギーにぼこぼこにされてしまう。だがスケベなジェイミーは彼女ともエロい関係を築こうとする。
試行錯誤して彼女の連絡先をゲットしたジェイミーは、マギーにアプローチ。しかしマギーもまたジェイミー同様に恋愛関係出ない体の関係としてジェイミーを必要とするのだった。
仕事も性交も順調なジェイミーの前に、同じ売り込みで地域1の販売員のトレイが、ジェイミーのしていることに気づき、ジェイミーをぼこぼこにする。しかしそれだけでは無かったトレイとマギーには関係があったのだ。マギーから手を引く事を助言するトレイ。マギーには、秘密があった。
完全な敗北にあったジェイミーは酷く落ち込み、マギーの元を訪ねるのだった。
その行動に混乱をするマギー。ジェイミーが少なからず見た目通りのチャラ男でないことを察知したマギー、ジェイミーは自分を受け入れてくれるマギーに違う感情を抱き始めていた…。
2011年11月29日鑑賞
カプセル6感想カプセル6
思ったより面白かった。
実在するセールスマンの『涙と笑いの奮闘記 全米セールスNo.1に輝いた〈バイアグラ〉セールスマン』というエッセイを映画化。
出演は『ブロークバック・マウンテン』でラブシーンを演じた二人が再共演というなんだか面白い光景。
全米ではあんまり評価が高くなく、興行成績も世界興行を含めれば黒字ですが、国内では制作費を取り戻した程度で、監督も『ラストサムライ』の監督であって、そこまで有名でもないと思う。
しかしアン・ハサウェイの脱ぎっぷりには好評の声が上がったようで、ゴールデン・グローブ賞にノミネートしたわけです。一応そこにジェイク・ギレンホールもノミネートしていましたよ。
また本作は上映館で、パンフの発売が無く、そもそも『ラブ・アゲイン』の繋として見たわけですが、こっちの方が上映館が大きかったけど、配給の扱いは悪い仕様になっている。(笑)
しかも本作は昨年の映画であって、そもそもDVDスルーされるはずだったのだが、急遽上映となったのか?
とりあえず感想を言えば、「思ったより面白かった。そこまで酷評することも無いと思うけど。」です。
海外では微妙な評価を頂いている本作ですが、逆に日本では、Yahoo!レビュー内では、それなりに好評、公開規模が少なく限定的な評価ではあるものの、自分も普通に楽しめた。というかつまらない映画ではなかったと思う。
ただ、結局エロコメディかと思いきや、中盤で、難病ものにシフトしてそこに焦点をガツンと合わせたりして、映画のトーンを一気に淀ませたり、序盤の薬品会社の件が、かなりギラギラしたものになっていて、業界の実態に切り込んだ内容になっていたり、はたまた自伝の映画化なのに、どこまでが本当かもよくわからない、題材はそれだけど内容は全く別ものというのはこのことか?
はたまたバイアグラが本作のキーだと思いきや、バイアグラは過程であって、やはりヤリちん主人公が、真実の愛に向き合い、難病を煩った最愛の人とどう向き合うかを描いた、結構ハードな映画だった。
原題の『ラブ・アザー・ドラッグス』とは到底ほど遠い映画だったことは確か。
ここからは部分的感想で行きます。
MRの裏側に迫る。
ジェイミーの職業であるMR。医療ドラマが支持される日本でも少なからずその存在は出てきますが、とてもじゃないけど地獄のような職業。
しかし舞台はアメリカ、接待の仕方もぶっ飛んでいて、裏金は当たり前、女の紹介は当たり前とブラック過ぎる実情を鮮やかに描き。
また驚愕の研修風景や、洗脳的な指導も映像化。
まぁーこうでもしないと全米で一番のMRにはなれないようで、それをギミックとして演じきったジェイク・ギレンホールはやはり凄かった。元々演技派らしい彼が、見事にプレイボーイに転身しているのもやはり凄い。ジェイク・ギレンホールは目が離せない俳優だ。
アン・ハサウェイの脱ぎっぷりも凄い。
エロラブコメディを彷彿させる予告編に違いは無く、冒頭の何気ないシーンでアン・ハサウェイが怖じる事無くおっぱいを披露してくれる。綺麗なピンク色の乳首が印象的だったが、それ以降セックスマシーンのようにやり狂うアン・ハサウェイは魅力的だった。途中下半身が移りぼかしが入ったりしていたり、なかなかだ。
だがしかし中盤以降は、テンポががらりと変わる。
難病映画にシフト。
何故マギーは、セフレの関係が良いのか。前回見た『抱きたいカンケイ』では、その理由に何も同情が出来なかった。だが本作には、そこに明確な理由がある。それはマギーの背負っているものが重過ぎるからだ。その正体は、マイケル・J・フォックスで同じみのパーキンソン病だ。
筆者はマイケル・J・フォックスのファンだったので、この病状は詳しく知っていたのだが、確かにこの病は辛い。
ジェイミーがマギーを愛したことによりセックスシーンは激減し、その難病へどう向き合うかに映画はシフトを始める。
その向き合い具合が、恋愛映画にしては、ガチ過ぎるのも本作の特徴で、実際にパーキンソン病患者が、多く登場し、演説を繰り広げたり、パーキンソン病を看護する人間の愚痴があったりと、かなりエグい内容だ。正直見ている側は割と混乱すると思う。
自分的には「リアルな恋愛映画だと思うな。」と甘い難病恋愛映画が多い日本にしては貴重な映画かもしれないと逆に楽しめた。
また奮闘するジェイミーの姿と破滅的になるマギーなど心を引き裂く内容にも個人的には好評。
挙げ句に、破綻する二人の関係。
明暗の存在する恋愛映画としてはそれなりに面白いし、ラストシーンもそれほど悪くはないと思う。
ただ疑問なのが、何故96年かということ。96年という時代性がキャストたちに妙な設定を与えて、正直ジェイク・ギレンホールのファッションはあまり行けていなかったし。
確かにそれまで『バイアグラ』はなかったわけだし、だけどバイアグラの登場は、ジェレミーのキャラクターに明を与えただけの要素でしかなく、トーン自体は一行に暗いわけだし、そういうちぐはぐさが強いことは確かだし、宣伝自体ほとんどないわけで、見ている側はこの映画が実話であるのかを疑問視しながら見るわけで、混乱の要因でもある。
また実際の原作の方は、「正しい仕事のさぼり方のノウハウ」らしくマギー要素は欠如している。
なのでより一層ちぐはぐした気持ちを抱いてこの映画を見終えて、結論が無いままになっている人は自分を含め多いと思う。
カップルで見ると落ち込むかも?
難病とはいつ愛する二人を襲うかわかりません。
結果的にジェイミーは、医療一家だったこともあり、病気への戦いを全てを投げ捨て挑み、愛を貫くわけですが、その決意を常人が出来るのでしょうか?
途中で出てくる台詞で「お前の彼女がパーキンソン病だったら私が言える事はただ一つ今すぐ別れなさい。」という言葉が表すように、戦わず逃げることが一番大事なわけです。
その事実もマギー自身知っているわけでして、破綻こそが常というわけなのです。
だからこそカップルは今を楽しむ必要があると自分は思います。物事は全ての延長線上にあるわけで、未来のことは未来に直面するわけです。
この映画でもそれがさりげなく描かれていて、そこに至った主人公が、愛を貫くのです。
僕の好きな映画として『エターナル・サンシャイン』がありまして、そこに全ての恋愛は行き着くと思うのです。
恋愛の一瞬とは、永遠の光が隠されている。
お互いが積み重ねた光の数々を思い出し、未来にある危機に直面した時、その光がもしかしら答えを教えてくれるかもしれません。なので、今を楽しむことが一番大事なのです。
もしカップルで見て落ち込んだ時は、先のことは考えずに避妊をして楽しみましょう。(苦笑)
しかしやっぱり本作はえぐかった。えぐいのはそれなりに好きだけど、バランス的には崩壊していたとも思うが、恋愛なんてそんなもんなんじゃないか?超魅力的な彼女だって、正体を知れば向き合うべき何かがあるかもしれない。そういう人間一人一人の重さとちゃんと向き合った映画として評価しても良いと思う。
メモ得点メモ
8
ボケポイントとしてジェイミーの弟がいますが、これの精度がなかなか微妙。96年の臭いの微妙さや、近年のバディキャラとしてちょっと雑だったり。デブでキモイだけだったような。
個人的には、パジャマパーティが超素敵だった。バイアグラを振る舞う美女たちはまさにビショビショです。(笑)

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