反逆の報い
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2023年アメリカ映画
新メンバー盛り盛りの旧友たちとの戦い
「ジョン・ウィック:コンセクエンス」に出演している俳優は誰ですか?
キャスト
「ジョン・ウィック:コンセクエンス」のストーリーは何ですか?
ネタバレ あらすじ
2023年9月22日劇場鑑賞
2023年41本目
新要素:旧友
4年の月日を経て帰ってきた
ジョン・ウィック。
主席なる組織のトップへの復讐会
かなぁ?と思いきや
主席側もジョン・ウィック討伐の為に
討伐部隊のリーダーとして若手を抜擢。
そんな彼が考えたのは
毒を以て毒を制す
ジョン・ウィックの旧友である
ケインという最強の殺し屋を
召喚して同格の殺し屋同士の戦いを
我々にプレゼンテーション。
というわけで
1作目のスナイパーのウィリアム・デフォー
以来の友人キャラが登場。
ジョン・ウィックさん
一部の殺し屋には憧れの的
でしたが
旧友にもめちゃめちゃ愛されている
謎の人格者設定。
『47RONIN』で共演した真田広之を抜擢。
旧友としてやくざ家業に染まった
兄弟盃云々を持ち込んで
システム的な組織のルールを無視して
ジョン・ウィックの為に娘と一緒に戦う。
そしてそして
最早準主役のポジションで
ドニー・イェンが参戦。
前作のマーク・ダカスコスとは違い
狂気のファンの暗殺者とは違う
癖強盲目カンフーマスター
しかし流石の旧友
真田さんは運悪くドニー・イェンとの
戦いを望んでしまう設定のため、
前半で退場になってしまったが
製作者側のアクション映画への熱は
シリーズを通して異常に高い為
ドニー・イェンの立場は
まじで準主役級。
やはりというか
若造をラスボスにしていることで
この曲者を扱えるわけもなく
終盤まで出続け
時にジョン・ウィックと敵対し
時に協力者としてジョン・ウィックの
命を救い、そして最後には決闘という
めちゃめちゃ美味しい存在。
また映画の邦題に相応しい「報い」ということが人生や選択に関わる
意外と深みを感じさせる物語でした
驚愕の上映時間2時間49分
プロデューサー側の利益のための
上映時間を削減して上映回数を
増やして興行成績を高める狙いが
VOD配信独占に流れて
本編を超長くしても良いという
条件にされてしまうと
映画興行ができなくなってしまう。
そのせいかプロデューサー側も
好きに作って良いから
映画館で映画掛けてという
作り手側優位の時代が到来してしまった。
直近では
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
2時間43分と
娯楽アクション映画としては
同じく大長編でしかも前編という
狂っぷり。
そして共通しているのことに
どちらも自分たちのやりたい
アクションを映画内でやりたい放題。
ランニングタイムなんて関係ねぇ
面白いと思ったことは
全て挑戦するんだ!
という狂った上映時間も
観客の疲れも関係ない
今考えられる
面白いを全て詰め込もうとした
キアヌ・リーブスたちの
アクション映画が
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
なのだ!
正直な感想としては
2時間49分は長すぎです。
エンドロール後に
前半でケインがアキラに言った
セリフに連なる恐ろしい予兆が
描かれてるし、最初に2分ぐらいの
これまでの『ジョン・ウィック』の
総集編が描かれたりと
3時間以上劇場にいるわけで
そして相変わらず最高といえば
最高な画面のカラコレのこだわりと
ネオン系の照明のこだわり。
過去作に回帰した
クラブでのバトルも描かれ
眼精疲労が異常
初日に見たくて
仕事終わりのレイトショーで見ましたが
帰宅した深夜1時。
翌日は眼精疲労からくる疲れと
低気圧でぐったりでした。
深夜3時ぐらいから見るのおすすめ
と深夜に見ると眼精疲労で
死ぬと言っているにも関わらず
個人的にはミッドナイト上映などで
見ると最高の映画体験できるのでは?
と思うのです。
今作の終わりが
夜明けで終わる映画でして
そこまでの道中で
映画内での日付こそ変わるものの
終盤は夜明けまでの一連の流れで
アクションしつつ大移動。
その前も夜間のクラブで
大音量の音楽で低音が
ずんずん響く中での死闘。
最初の大阪での死闘も
夜ということもあって
見ている時間帯と
YOASOBIで映画見て夜更かし
している感じがめちゃめちゃ
シンクロしてくる。
そして映画は前述の通り
夜明けで完結するわけで
映画館を出て朝焼けが拝めたら
過酷な上映時間も含めて
やり切った感が一層出てくるのでは
ないかと個人的に思うのです。
ドニー・イェンやっぱり最高だった
あんまり情報入れずに鑑賞して
「真田さんも出るのか
今作の強敵はドニー・イェンか。」
ぐらいしか知らずに鑑賞したわけですが
見初めてびっくりなのが
ドニー・イェンがまさかの盲目キャラ。
いやぁそれじゃあジョン・ウィックに
勝てないだろと思ったわけですが
普通につよい。そして
盲目を生かした謎のアイテムを駆使した殺陣もある
赤外線センサーを設置させて
雑魚を駆逐する(殺さず)。
また戦闘時の姿勢も
手の感覚や耳を意識したというのを
体全体で表現する
猫背気味で腕ぶんぶん型。
現在60歳とは思えない
素早すぎる腕の動き。
途中で詠春拳の猫パンチも
披露してきたりと
アクション映画ファンの心を
終始揺さぶり続けるし
終盤まで癖強親友キャラとして
戦ったり仲良くしたりと
往年の『男たちの挽歌』とか
そういう香港娯楽活劇の特異な
世界から出てきたような存在で
まじで見応えたっぷり
『トリプルX:再起動』とかも癖強だったわ。
ジョン・ウィックというかキアヌは
デカくてパワーもあって
柔術したり殴られまくっても
頑丈さがあるが
ドニーさんは細身で素早くて
予測不能な感じの対比もあって
最高だし途中で
白い鳩が空舞いそうな感じ
あってたまらなかった。
それに映画完結まで結局死なないし
びっくりするほど愛された
存在として描かれていた。
魅力的な登場人物の数々
とドニーさんもそうだが
真田さんも『ブレット・トレイン』
でも大活躍していた。
まぁちょっとその服装じゃぁ
ちょっと戦いずらいだろうとも思った。
女性キャラでは
日本生まれの歌手のリナ・サワヤマが
真田さんの娘として活躍。
謎の弓使いとして
銃使いに立ち向かう。
そしてデブキャラながらも
キレのある動きを披露する
スタントマン出身の
スコット・アドキンスさんも
ジョン・ウィックと死闘を披露。
ローレンス・フィッシュバーンと
イアン・マクシェーンも相変わらずの
存在感。
そして2023年に亡くなってしまった
ランス・レディックさんも
今作で卒業とシリーズのキャラも登場。
新キャラでは名前がない
ノーバディという犬使いが登場。
こいつがなぜかジョン・ウィックの
場所を把握してたり謎の手帳を
所持していたりと
ジョン・ウィックの秘密を知ってそうな
謎の存在。
まぁ犬好きキャラが映画的な
通例のネタとして必要だったと考えれば
それはそれで納得なのだが
ちょっと出し過ぎな気もする。
まだまだアイデアの尽きないアクション
キアヌ・リーブスは
生粋の肉弾戦オタだし
武器オタなんだなぁと感じる
作りが盛り込まれまくってて
相変わらず面白いわけです。
今作では日本を舞台にして
刀アクションや弓矢アクションを盛り込み
謎のヌンチャクアクションも披露。
さらに前々から登場していた
ジョン・ウィック御用達の
防弾スーツというありえねぇ代物を
敵側の中核が普通に装備。
前作で登場した全身防弾特殊部隊も
登場し雑魚を一掃する力も跳ね上がる
しかも前作より軽装になってて
おまけにお面も装着し
強化っぷりが良い。
もちろんそこには
ドニーさんの華奢な体で繰り出す
トリッキーなカンフーガンアクション
もあったし序盤から最高潮。
ドニーさんもペンを武器にしてたしね。
そして前作のハル・ベリーの使う
犬のように
犬を使うキャラが登場し
犬アクションもあるし
謎のポーカーシーンからの
何も武器がない状態から
カードを武器しにて戦う
ジョン・ウィック。
1作目を呼び起こす
クラブでの無数の人の中での
洗練された肉弾戦。
フランスでの屋内での
ドラゴンブレス弾を駆使した
ド派手な戦い。
雑魚が一瞬焼かれる衝撃。
それを天井ぶち抜きの
真上からのドローンでの
見下ろし一連長回しアクションという
個性強強で見応えたっぷり。
まだ見ぬ肉弾戦アクション映画は世の中にはいっぱいある
凱旋門での謎の
大量の車が通ってる中での
アクション。
途中で車に轢かれるやつ続出という
相変わらずのネタっぷり。
そして寺院直前での
超長い階段で待ち受ける刺客たち。
一番上付近から投げ飛ばされて
一番下まで落ちるという
今まで見たことのない距離の階段を
転げ落ちる謎ネタもあってやばい。
そしてシリーズ相変わらずの謎ルールでの
カードでの戦い方の選定と
ラストの決闘シーン。
映画というかゲームのような
もはや魔境のような世界的犯罪組織の
闇に立ち向かうジョン・ウィックさん。
その本流はただ生きて
妻との愛した日々を実感したいという
サバイバル野郎。
今作でついに旧友登場と
どこの『龍が如く』ですか?
という感じですが
攻略するステージや
登場する敵もどんどん強化され
まじで映画ってより
ゲームを体感しているような
内容でゲームファンとしても
最高に好きなんですよね。
凝った中2感がまじで
好き過ぎるし
今作に向けて過去作を
1日1本見直したが
めちゃめちゃ面白かった。
ラストは変な感じで終わったが
過去を描いたと思われる
『バレリーナ』とかいう
『アンダーワールド』シリーズの
監督とアナ・デ・アルマスが主役で
ジョン・ウィックも出てくる
スピンオフが来年公開予定という
状況なので
そこでチャプター5への伏線が
あるんだろうなぁと思う。
おそらく今作のラストで殺した
甘ちゃんの父親が出てきて
組織そのものが壊滅するか?
組織全体が敵とか
SF化しだすのではないか?
そろそろジョン・ウィックの
片腕が銀の義手とかに
ならないか心配です。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7/10
・映像のアプローチ 8.8/10
・映画の美術面 8.6/10
・キャラクターの魅力 8.8/10
・音楽 8.3/10
・上映時間と個人的趣味 7/10
78点
バトルシーンの
EDM音楽がぶち上がりました。
あと同じ人何回か出てきて
ジョン・ウィック先生に
ヘッドショットされてましたよね?
まじシチュで殺りまくるんで
そんなにスタントマンもいないでしょ?
と納得せざるおえない。
自分としては
映画館で見る
映画は104分くらいが至福と
思っているタイプなので
むしろ途中で休憩入れてくれても
良いんだよって感じです。
まぁ絶対UHDは購入するけどね。
ただあまりにも長いので
あまり人には勧めないかな。