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☆ヘッドハンター 2012年度106本目☆「これは映画ファン必見な映画!!」

ヘッドハンター

「これは皆見てほしいよ!!」

ドイツ2011年ノルウェードイツ共同映画ノルウェー国旗

あらすじ
ロジャーはノルウェーで最も成功したヘッドハンター
(求められる人材を見つけ、勧誘する仕事)だ。
自分は身長が168センチしか無いが、
妻のダイアナは画廊を営んでおり美人で身長も高く、
大豪邸に住んでおり何不自由なく暮らしている。
妻のダイアナは、子供を欲しがっているのだが
ロジャーはそれには興味はない。

だがそんな金のかかる妻を援助出来て
豪勢な暮らしが出来るのには理由があった。

それは妻や職場の人には内緒だがロジャーは
副業として警備会社に務めるオヴと協力して
高値のつく絵画を盗む絵画泥棒だったのだ。

ロジャーはダイアナの個展ダイアナの協力者
クラスと出会う。
クラスは現在求職中で昔著名なGPS会社の
エリートなのだ。

ロジャーは彼を今扱っている
パスファインダー社に推薦しようと思い
クラスと親しくなるのだが、
ダイアナからクラスが有名な絵画を
所持していることを知り、彼から盗むことを企てる。

しかし自体は悪い方向に動くのだった。
ロジャーと子作りに関して口論をしたダイアナ。
ダイアナは衝動に駆られ
クラスと関係を持ってしまう。

ロジャーはクラスの家に侵入し絵画を盗み、
その最中に妻のことをよぎり
彼女の携帯電話に電話をすると
その音はクラスの寝室から聞こえるのだった…。

イケメンで高身長なクラスに
激しく憤慨したロジャーは、
クラスをパスファインダー社への紹介を
ないがしろにし、彼に仕返しを企み、
妻にも辛くあたるのだった。

そして絵画を早く売りさばこうと考える
ロジャーだったのだが、
翌朝車庫に行くとオヴが
車内で死んでいたのだった。
激しく動揺したロジャー。
もしやクラスが絵画泥棒を気づいたのかもしれない。
とりあえずオヴの死体を始末しなくては…。
そう思い付近の湖に行くのだが…。

2012年11月25日鑑賞

感想
2011年のノルウェー映画なのだが、
これが2012年でいう日本で大ヒットした
『最強のふたり』のように
ノルウェー国内で非常に大成功した
ノルウェーノワールなのだ。
知らなかったというか、公開も知っていたし、
映画好きとしては見たかったが公開規模が非常に小さく、
期間も短くツィッター上でも話題に上がることが全く無く、
結局見ないままTSUTAYA独占レンタルということで、
レンタルが開始されていたので、ソッコーレンタル。

これは調べて知ったのだが、
『最強のふたり』のようにノルウェー国内で
非常に成功したらしく、
特にノルウェーの映画ファンたちが非常に期待しており週末の興行成績は歴代2位の成績だったようだ。

そんな最高に素晴らしい映画が日本では、
ひっそりと公開されてしまっていたとは、
すごく変な気分だ。
『最強のふたり』はあんなに大成功したのかよ!!

というわけで、内容に対しての感想。
2012年に見た映画の中で上位に食い込む最高の映画。
もうそれがまず第一声ですよ。
ハリウッドでもリメイクが確定しているが、
役柄的にはトム・クルーズが適任だけども、
個人的にはジョージ・クルーニーが最適。

映画のラストの後味の良さは
『オーシャンズ13』に並ぶ程の歯切れの良さ。

しかし映画の中身は、
予想を覆す展開の数々や、
これどっかで見た。
そうだ『死霊のはらわた』だ!!
みたいな一瞬があったり。
うおおおおおおおおお。
そんなことしちゃうのかぁーー。
うおおおおおおおおお。
お前ー実は××だったのかー。
先が読めない映画としては
屈指のスリラー兼ノワール。

小気味良いワンシーンが
ラストへの布石になったり。

あれとあれが意外とああなっていたり。
見ていて二転三転する
人間関係に久しぶりに大興奮!!

主人公がスティーブ・ブシェミに
似ているともあるが、
確かに『マイティー・ソー』のロキに
ブシェミを足したような感じ。

そんな彼が最初に『自分は身長以外は完璧だ』
と言った後に高身長の男に妻を寝取られる件などは、
妙に洒落ており、
そのナレーションが最後にまたかちっと
ハマるのがまたまた上手いんだなぁーこれが!!

とりあえず自称イケテル主人公が
想像を超える窮地に遭遇しどん底に成って行く様、
みじめになりながらも最後にばくちを撃つ姿。
元は小説だとしても、その姿がとてもとても良い。
タランティーノ風でもありながら
『ダイ・ハード』級のみじめっぷり。

ネタとしてもデブの双子の警官ってなんだよ!!って
突っ込んだらその10分後に
彼らが重要なことになってしまったり!!
すごーーーーーーいよ。

てか監督と主演の人はコンビとも言えてるし、
二人はノルウェーではかなりファン層多いんだね。

ダイアナ役がグウィネス・パルトローっぽい。(笑)
低予算でありながらストーリーテーリングが
非常に素晴らしい映画で、
アメリカ映画が面白かった時期の映画みたいだったー。

しかも子供が欲しくない理由が
また子供っぽくてすごく良い。
こいつは愛すべき主人公だぁ!!

近年の韓国映画『哀しき獣』を
マイルドにしてテンポとてもよくして
短くした映画みたいだったよ。

メモ得点メモ
10
キマした久しぶりの満点ですよ!!!
満点ですよ!!!満点ですよ!!

もう色々とオススメしたいです。

皆さんも見てください。
レンタルはTSUTAYA独占らしいので注意。

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