エクステ版を再鑑賞
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2018年アメリカイギリス映画
監督
デヴィッド・イェーツ
・ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
・ターザン:REBORN
・ハリー・ポッターと謎のプリンス
※ハリー・ポッターシリーズの
5から8とファンタビ
キャスト
ネタバレ あらすじ
2018年11月23日IMAX3D劇場鑑賞2018年118本目
2022年4月10日自宅Blu-ray
エクステンデッド版鑑賞
2022年16本目
ハリー・ポッターシリーズのプリクエル第2弾が劇場公開!!
2011年に完結した
『ハリー・ポッター』の映画化ですが、
その5年後にたった1冊の外伝の幻獣の
ガイドブックをもとに
ハリー・ポッターから
70年ぐらい前の1926年を舞台にした
オリジナル映画が2016年に公開。
その名も
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
↓感想↓
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
舞台をイギリスからアメリカに移し
当時の町並みや服装を
上手く映画の世界観に調和させ
またヴォルデモートの生誕前の
悪い魔法使いの陰謀が描かれる。
その続編である本作
『黒い魔法使いの誕生』が日本でも公開!
脚本のテコ入れがすごい!!
すっごくびっくりしたが、
前作の続きなのだが、
シリーズ化に向けてなのか、
シナリオのテコ入れがすごい。
前作のラストで死んでしまった
クリーデンスが実は生きていた!
というその時点で硬い映画ファンや
批評家は文句を言いそうな展開。
そして同様に記憶をオブリビオされた
ジェイコブも普通に
クイニと一緒に物語に介入。
さらに前作では
ハリー・ポッターの世界観の
幻獣たちを主とした
美しさや面白さなどの
情感溢れる豊かな映画だったのに対して
ファンタスティック・ビーストの存在は
映画の舞台装置の一つに格下げされて
主題は大きな陰謀を描く
ドラマ映画へとシフトしてしまった。
謎のプリンスのようなミステリー要素と炎のゴブレットの最後のような衝撃と陰謀が渦巻く映画
前述の通り、全然前作のテイストをなくし
前作終盤に登場した
グリンデルバルドを悪の親玉とし
彼の大きな陰謀を描く。
グリンデルバルドを描くには
切っても切れないホグワーツにいる
ダンブルドアが介入してくるという
もはやファンタスティック・ビーストが
どうとかどうでもいい
ヴォルデモート誕生前の
最大の闇の魔法使いと魔法省たちの
戦いへの動機付けのような作品
になってしまっており
そこに前作の登場人物全てが
キーマンとして絡み
それぞれの立ち位置が明確に変化していく。
小説家のシナリオを映画化した一級の人間の変化に焦点をおいた丁寧なドラマ映画
正直かなりの情報量と登場人物の多さに
かなり困惑するが
個人的には結構楽しめた。
子供は本作を楽しむことができるのだろうか?
前作が『ハリー・ポッター』シリーズの
前半のような魔法の楽しさを感じさせる
情感豊かな作品だったのに対し、
今作はまさにヴォルデモート復活直前から
復活後の暗躍のような
シリアスな作品に一変。
『ハリー・ポッター』の
後期の重苦しさを彷彿させる。
それが小学生やそれより下の
子供たちに楽しむことができるのだろうか
終盤の衝撃的な展開には、
前作を楽しんだ自分としても
かなり辛い気持ちになった。
5部作が製作決定しているためか
その終着点に向けての
プロットのリライトの影響か?
前作で変化の終えたキャラクターたちが
さらなる大いなる試練に
巻き込まれ変化を強いられる。
またそのゴールに向けての
途中の作品として
未完の作品であるためか
評判は前作よりも良くない。
スター・ウォーズのエピソード1と比べるとすっごく面白いと思うけど
俳優の演技力すげぇ!
アカデミー賞受賞俳優
エディ・レッドメイン率いる
ファンタスティック・ビーストですが
やっぱり演技力がそもそも高く、
特にニュートのキャラクター描写には
びっくりする。
過剰のような気がするが
人見知りが激しすぎる感じの
演技はピカイチで
それでもCG動物との交流も魅力的だし
前作の人気キャラはちゃんと出てくるし。
初恋の人のリタとの交流や、
現思いびとで将来の妻の
ティナとのやりとりも見事。
また新キャラのダンブルドアの
ジュード・ロウのかっこよさしかり
新たなはまり役を得たグリンデルバルドを
演じたジョニ・デップは
すっごいかっこよかった。
終盤の指揮描写はキャラ崩壊してたから
やめた方がよかったけど
ジョニー・デップらしさがあり良かった。
クリーデンスの気持ち悪さが
異常のエズラ・ミラーの好演も見事。
クイニーにも新たな葛藤。
ティナの恋する女性としての姿など
過去作の俳優未経験者で
固めた映画とは違う映画としての
魅力が今作にもある。
ゾーイ・クラビッツは
レニー・クラービッツでした。
ロック歌手の娘あるある。