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△96時間/リベンジ 2013年2本目『セガールに負けないニーソアクション炸裂?!』△57点

「この映画、車の運転が鍵を握っている。」

$『A Little his REDEMPTION.』自称映画オタクの映画感想部~season 7~-96時間リベンジ
アメリカ2012年アメリカ フランス映画フランス

製作、脚本
リュック・ベッソン
(『ロックアウト』『パリより愛をこめて』『96時間』『トランスポーター』シリーズ、『タクシー』シリーズ)
監督
オリヴィエ・メガトン
(『コロンビアーナ』『トランスポーター3』)
出演
リーアム・ニーソン
(『特攻野郎Aチーム』『96時間』『ダークマン』『シンドラーのリスト』『バットマン ビギンズ』『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』)
マギー・グレイス
(『96時間』海外ドラマ『LOST』『ロックアウト』)
ファムケ・ヤンセン
(『Xメン』シリーズ)
予告編

あらすじ
前作の娘が娼婦として売られる事件を止めるべく大暴れした父親こと元CIA工作員のブライアン(リーアム・ニーソン)。
しかし前作の事件の加害者の遺族は、報復をすべく誓いを立ててしまった。
そんなこととは知らず、愛する娘の自動車運転免許証の試験の為に運転の指導をしようとする親バカのブライアン。約束時間に別れた妻の家に行くと、なんと娘ことキム(マギー・グレイス)は初めてのボーイフレンドとイチャイチャしているだとか。いても立ってもいられないブライアンだったが、逆に別れた妻が現在の夫と関係が悪く、離婚間近だとか。元妻だろうと愛することは変わらない、懸命に話しを聞くブライアンに心揺れる妻のレノア(ファムケ・ヤンセン)。
キムと彼氏を牽制したブライアンは、仕事でイスタンブールへ行くことになっているが、気晴らしに一緒に旅行をしないかと誘う。
そんで来ちゃった元家族一行。バカンスを楽しむ一行だったが、ブライアンへの復讐の為、犯罪組織が迫っていた。
2013年1月12日鑑賞
感想
2008年に製作された『96時間』内容的にもこの邦題はぴったりでね。なんせ本編では4日寝ないで娘を捜索して、ノンストップに犯罪者をぶち殺すクソ危ない親父だったのよ。
そんで続編になったら小綺麗にリベンジってつけてごまかして、なかなか頑張ったね配給。
まぁーでもあれから何年経ったとか一切言及されてない本作。その中途半端なところがさすがベッソン印のヨーロッパアメリカ映画。
そもそもなんで続編作る気になったのかさっぱり不明な本作。歌姫にでも娘はなったかな?と思ったら、普通に初めて恋人が出来て運転免許を取るとか、驚愕な内容。
そして今作では、妻も一緒に誘拐されて、前作は助けられる側だったキムがお父さんを救い出す、ありきたりと言えばそうだが、そういう展開。
『ロックアウト』でもヒロインを演じたマギー・グレイスは、リュック・ベッソンになかなか重宝されておるな。ビッチ好きだったベッソンだけども、ちょっと落ち着いたのかしら?その分、フェニックスことファムケ・ヤンセンは手堅い魔性の年齢不詳妻だけど。
そうそう前作から何年経ったか知らんが元妻は現旦那と夫婦生活終了という怒濤の展開。
そして別れた妻を陰ながら支えてたのが功を奏したのか、ついに再婚の可能性が!!
いや、正直それはそれでおかしいご都合主義だし、ニーソの異常者感がレベルアップしている!!
とここまでグダグダと人間関係について語ったが、何故そんなにそこを紹介するかというと、なんとその無駄なグダグダな人間関係の描写結構長いのよ。
前作はそこもう少し短かったけど、今回そこが長くてね。こっちはだいたい想像通りの展開にグロッキーだったりするわけ。むしろ結構真面目に描いているけど、むしろ笑えたりする。
「パパの魔法でママは恋に落ちたのよ」
とか爆笑。なんせ二人今は離婚してますから。おかしいだろこの映画。
だが会場はとてもクールで、むしろ笑わせようとベッソンこんなクソドラマ書いてるんじゃないか?と思い終始一人で笑ってた。(声に出さずに)
なので鑑賞する際は好きなアルコールを片手に見るともっと面白いと思います。
おれ正直ベッソンの映画好物なんだと思う。
さてさて、問題なく誘拐されたわけですが、やはりこなれてるベッソンの脚本。
正直一気に話しの方向性をシフトして手堅いアクション映画にチェンジ。
ちょっとしたスパイ描写も多く、普通に見ていて楽しい。
そしてまさかのドライブシーンがあるのだが、そこがさりげなく映画冒頭につながっており、更にそこがラストシーンにもかかっている。
だが、残念なことにここが映画の一番盛り上がるシーン。
途中ニーソがセガールばりに警棒などで戦ったりするのだが、所詮は老いた俳優。
ラストバトルは何故か『アジョシ』の如くボスと肉弾戦で一騎打ちを披露するが、『ザ・レイド』などに比べれば褒める箇所などない。
最終的にちょっとしたカタルシスを披露し、映画はエピローグで幕を閉じる。
むしろ一番テンションが上がったのがエンドロールの楽曲がおれの好きな『too close』だったこかな。でも音響の悪さが露呈して、この映画館は立地以外はクソだなと再確認。早く建て直せ。
でも近辺の映画館はかなり減りましたね。
つまり前作に比べるとかなりスケールダウン。笑えるドラマが若干強化されたもののアクションが物足りないものになっている。
なんせ前作は96時間もニーソ戦ってたけど、今回は半日程度。邦題もがっかりな感じにまとまってしまっている。
あとは悪役が低脳なのも忘れられない。確実にニーソを仕留められるのにうっかり寝てしまったり、うっかりニーソのいない所で銃を撃ったりと。
いや相手がCIAの凄腕で身内殺されて復讐しに来たというのに、明らかに準備不足というか、死にに行ったようなものじゃないですか?まず参加するなよお前達。
そしてマギー・グレイスことキムは一体何歳なんだろうか?
色々問題点の多い映画だが、正直言って楽しかった。
映画としては問題があるが、ベッソンは明確に映画を書いている。
自分の理想的な映画をちゃんと書いている。
ちゃんとメリハリもつけたり、カーチェイスなども見応えたっぷりで、ちょっと驚かせてくれるし、冒頭とエピローグもちゃんと親ばかエピソードが昇華されており、バカ映画として理想的な一本に仕上がっている。
しかしリーアム・ニーソンも老けたな。ちょっとアクションがキツそうだった。とてもいい味出てるのだが、健康的に不安そうなので、今作で終了を望む。
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