Multiplex広告:記事は下部から

△J・エドガー 2011年度142本目△

「敗因:日本人はジョン・エドガーを知らない。」

$A Little his REDEMPTION.~season Ⅵ~-J・エドガー

アメリカ2011年アメリカ制作アメリカ
監督
クリント・イーストウッド
(ヒアアフター、許されざるもの、ミリオンダラー・ベイビー)
出演
レオナルド・ディカプリオ
(インセプション、レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで、タイタニック、シャッターアイランド)
ジュディ・デンチ
(007)
ナオミ・ワッツ
(キング・コング、マルホランド・ドライブ)
予告編

本あらすじ本
年老いたジョン・エドガー・フーバー(レオナルド・デカプリオ)は、FBIの長官だ。彼は自分の自伝を作るべく、スタッフを雇い過ぎた日々のことを語り始めるのだった。
1919年、当時のアメリカはソ連の共産主義の台頭により民主主義を掲げるアメリカ政府は共産主義の過激派により役人たちはテロ行為により危険に直面していた。
その危機は司法省に務めていた24歳のジョン・エドガーの上司であるパーマー長官にも迫っており、彼の家が爆破テロにあったのだ。そこに駆けつけたエドガーは警察のズボラ過ぎる操作に嫌悪を抱き、自ら陣頭指揮を取ってテロ撲滅を誓った。
そして長官直々にエドガーは特別捜査チームの責任者を依頼され、エドガーは私的にチームを創立したのだった。
そんなエドガーの家庭では、アルツハイマーな父親と支配力の強い母親(ジュディ・デンチ)がおり、エドガーは母親を敬愛していた。
そしてエドガーは秘書のヘレン(ナオミ・ワッツ)にプロポーズをするが、仕事を大事にしたいと断られてしまう。
しかしエドガーはその場で、彼女に直属の秘書になることを依頼。ヘレンはそれを承諾する。
そしてエドガーは捜査チームに新メンバーを募集するそこで、彼はハンサムで異性に興味のないトルソンと出会い、彼を自身の直属の部下として重宝するのだった。
ある日、全米で有名な人の赤ちゃんが誘拐される事件が起き、それをエドガーたちの捜査チームは捜査することになるのだった…。
2012年2月2日鑑賞
本感想本
アメリカの初代FBI長官ジョン・エドガー・フーバーの知られざる姿を描いた作品。
監督は、熱狂的なファンが結構多いクリント・イーストウッド。
出演は、特殊メイクを用いて若き日と年老いたエドガー・フーバーを演じきった謎の俳優レオナルド・デカプリオ。
きっとイーストウッドの映画の主演と聞いて多いにモチベーションが上がったんだと思う。
まぁー全体の感想を一言。
こんな映画だとは誰も思わなかっただろう。
クリント・イーストウッドの新作としても描かれるのがアメリカの映画やテレビドラマで頻繁に出てくるFBIこの誰しも知る警察の上位組織の誕生秘話と聞いて、多くの人々が一級のクライム・サスペンスを期待したのではないか?
だがしかし鑑賞中に思い出したのだ。「この映画は『ヒアアフター』を監督したイーストウッドの新作だぞ。」と。
つまりこの映画は全く以て「クライム・サスペンス」とは程遠かったのだ。
また期待していた要素を超えてやたら静寂が続き、絶妙に愛せないむしろキモい「エドガー・フーバー」が黙々と生活している風景が続いたりするのだ。
よく考えれば『ヒアアフター』を見た時も、一級の感動巨編を期待したのだが、冒頭の津波から死に対しての傷を負った人間たちと超能力が使えるマット・デイモンという異色なキャラクターが湿っぽく、それでいてダーティーな生活を描き、最終的には盛り上がりもなく、普通に終わるというかなり異色なドラマで終わった。(笑)
その近年のイーストウッドのルーティンワークの新作となれば、そういう自体も別に普通ではない。
映画の冒頭に爆破現場が描かれ、それ以降も同様の展開があると思ったら、あくまでもエドガーの交友関係が中心になっている。
しかも彼のマイノリティが驚くことにマザコンや吃音という、こんな『英国王のスピーチ』からの個性を奪ってきたような設定。
挙げ句に潔癖症だったり、コミニュケーション不全だったり『ソーシャル・ネットワーク』から設定持ってこないで良いのに。
と思ったら終盤では『ミルク』の要素から設定奪ってきて、まじで笑える。
とどめには「あなたは自分を偽っている、本当のあなたはいつだってただ見ていただけだ。」的なこと言われて、いやきっと予定調和な展開なんだろうけど、おれたち日本人って彼がこんなメディアや漫画を通して活躍した存在だって知らなかったわけで、むしろ映画で初めて知ったようなものだから、なんだろ一日にして成功と挫折を味わった男としか思えないぐらいでした。
FBIを作った理由がこの映画のハイライトになるかな?と思ったらそれもなんだかニュアンスが違くて、淡々としていて、FBIの成功の軌跡もなんだか淡々としていて、科学捜査の発端とかはそれなりに面白いと思うんだけど、なんだか手応えの無い感じでしか無かった。
てかとことんエドガーさんが如何に変な奴でしかないか?というような内容の映画だったので、むしろ終盤のバレバレな展開はとても笑える。
また全ての年齢をレオナルド・デカプリオが演じてくれるのですが、結構笑えます。
だって前述の映画賞にノミネートした役柄を足したような役柄を彼が演じるんですよ。終盤の『ミルク』展開は笑えるし、もう少しこの映画がそっち系であったことを詳しく知っていれば良かった。
でもイーストウッドに『ミルク』は無茶しかないよ。(苦笑)
また一番笑えたのが老人になったデカプリオの声が凄まじく高い。
いやもう少ししゃがれるのではないかい?
コスプレしているだけにしか思えないしょぼさ。
いや本当にアホだこの映画出来悪い。(笑)
またデカプリオの生涯の友として、FBI副長官のトルソンを『ソーシャル・ネットワーク』でジェシー・アイゼンバーグを訴える双子のボート乗りが演じたのだが、彼はなかなか良かったと思う。
終盤もぷるぷる震えていて良かったよ。デカプリオが謎だったけど。
またヒロインとしてナオミ・ワッツが出ているのだが、「この人誰?」感が凄い。
ほとんど特殊メイクだったり、そもそもヒロインはトルソンというとんでも映画だったので、終盤活躍するぐらい。
とりあえず人間関係が異色過ぎるので、映画としてより奇を狙ったとしては結構楽しい映画だった。
上映時間は長いけどね。
でも一応実話を基にしているんだよねー。
うーん。でも脚色が足りな過ぎるのかな?
そもそもFBIの描きが薄くて、エドガーを描いて、しかも自伝の為にフラッシュバック方式にしている点もまたなんとも言えない。
エドガーが変な奴でしかないのが逆に変な映画感が更に強いと思うわけです。
またラスト付近ではデカプリオが女装をするのだけど、これは普通に良いシーン。
まぁー変態性は更に増しますけど。
そんなデカプリオがフィリップ・シーモア・ホフマンのような体型で裸で死んでしまうシーンとかもう観客との距離しか無い。
唖然
まぁーイーストウッド前作「ヒアアフター」で命の尊さ描くかと思ったら超能力を持った人を描いたりしていたし、今回はきっと同性愛について考えたんだろうね。
そういうジャンル映画を多分手がけたくなったんだと思うよ。でもいずれも彼の個性にふさわしいとは思わないし、やはりそういうのは監督自身のマイノリティーが映画の評価に繋がると思うのよ。
ちょっとそういう意味で中身の薄い、変態映画にしかなってないわけで、非常に残念な映画だったと思う。
だけど映画的には色々おかしいけど、普通に見ていられるぐらいの出来ではある。
音楽もイーストウッド本人が手がけていて妙に柔らかいし。(じじいだしね。)
次回作はどんな映画を撮るのでしょね?
とりあえず本作は予備知識が大部必要だったと思いますよ。
メモ得点メモ
6
違う意味では面白かったけど、オススメはしない。
デカプリオも頑張り過ぎだったよ。絶対報われないようなパワーが足りない映画だったから、デカプリオが痛々しくて可哀想。(笑)
正直違う監督が撮るべきだったのでは?その方がみんなが楽しめる映画になったはず。
この感想もあまり上手くかけていないな。
ブログパーツ
今知ったけど脚本『ミルク』の人か!!だったらこの内容で納得だ!!(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA