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◯【73点】恐怖のセンセイ【解説 考察:恐ろしい映画なのにオフビートで笑えて心地良い】○

これはなかなかのシュールな良作

製作

2019年アメリカ映画

強者の生み出した悪魔のシステムを壊すのは??

キャスト

キャスト一覧
ジェシー・アイゼンバーグ
ソーシャル・ネットワーク
ゾンビランド
・イカとクジラ
嗤う分身

イモージェン・プーツ
28週後…
グリーンルーム
・ビバリウム
・聖杯たちの騎士

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
現代のアメリカの郊外
多分中東部の州。
キャシー
(ジェシー・アイゼンバーグ)は
人付き合いが苦手で
内向的で臆病な会計士。
30代をすぎて
一人暮らしだが、
子犬を飼って慎ましく暮らしていた。

しかしある日、
子犬の餌が切れてしまったため、
夜に一人街に徒歩で餌を買いに行くが、
道中で暴漢に襲われて、
重傷を負ってしまう。

目覚めた彼は心に傷を負ってしまい
自衛策として拳銃の購入を検討するが、
すぐには手に入らなかった。
その帰り道、
街の空手道場にて体験入学を
見かけた彼は、参加をしてみる。
そこには武士道を独特に解釈した
カリスマ性のある師範のセンセイに
キャシーは魅了され、
銃を購入するのを止めて、
空手道場に通うことを決める。

熱心に空手の稽古に取り込む
ケイシーに目をつけたセンセイは、
実力のないケイシーに
黄帯を与え、
ケイシーはのめり込んでいく、
そしてセンセイは、
ケイシーに弱々しい立ち振舞いや
考え方を直すように矯正し、
優しかったケイシーの人格は歪み始め
復帰した会社でも問題を起こし、
解雇されてしまう。

変化していくケイシーに
センセイは、夜の部の授業に招く。
夜の部ではより危険な
指導を行い、
怪我人も出るほどだった。
そしてそこに紛れ込んだ、
ケイシーの知人のヘンリーは
センセイに肘を折られてしまう。
さらには謎の身体接触などもあり
困惑するケイシーは、
徐々に異常な状況を理解するが、
センセイに恐怖を抱く。

そこに目をつけたセンセイは
ケイシーを経理として雇い、
ケイシーを彼の手下として
抜けられない状況を作り始め
ていることに徐々に気づき始める。

しかしある夜
ケイシーはセンセイに呼び出され、
自分を襲撃した犯人を見つけたと
呼び出される。
センセイにより彼に復讐を強いられた
ケイシーは仕方なく彼に重傷を
追わせてしまう。
センセイはそれをビデオカメラで収め
犯罪に加担させられてしまう。
そしてその犯人は完全に
人違いであった。
しかし現場には自分を襲撃した人が
乗るバイクが確実にあり、
ケイシーのじっと感じていた
嫌な予感は確信に変わるのだが、
ケイシーはセンセイの
魔の手から逃れられない。

そしてある夜の授業にて。。。

2021年7月22日自宅Netflix鑑賞
2021年42本目



悪趣味で陰湿でそして笑える

ジェシー・アイゼンバーグ
主演の映画を鑑賞した。

via GIPHY

2019年の映画だが、
ビデオスルーとも違う
衛星放送での放送スルー作品。
でもNetflixにて配信開始。

監督等は知らない人だが、
2019年のアメリカテキサス州の
サウス・バイ・サウスウエスト
の映画祭部門にて公開された
低予算映画。

邦題は恐怖のセンセイ。
原題はThe Art of Self-Defense
直訳すれば護衛術の極意。

暴漢に襲われた内気な主人公が、
謎の空手道場にて
護身術を学び始めたことがきっかけに
謎の師範のセンセイの魔の手にかかり
人生を狂わされていくという

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サイコロジカルホラーなのだが、
主演がジェシー・アイゼンバーグで
素っ頓狂な感じがして
変にオフビートでユーモアがあって
笑えるので、ホラーっぽいけど
悪趣味過ぎるブラックコメディ

シナリオ的には相当悪質で
極悪人のセンセイが
生み出す悪魔のPDCAで
ビジネスを成り立たせるという

マジで最悪

Dirty_deeds_done_dirt_cheap
いともたやすく行われるえげつない行為
D4Cだ。

あの魔の道場や、
センセイの師匠の話など、
狂ってる度合いが異常。

もはや
近隣にこじんまりとした
格闘技道場があれば、
全部このようなPDCAが
行われて門下生が
増えてしまっているのではないか?
と思ってしまう。

via GIPHY

めちゃくちゃ胸糞悪く
そして恐ろしい、
そんな世界に足を踏み入れた
生真面目で不器用で
可愛げたっぷりなキャシー。
その存在がまさにセンセイにとっては、
誤算だったことが映画への
笑いという救いなのかもしれない。

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窮鼠猫を噛むので注意が必要

支配者たるセンセイは
絶対的な雑魚のキャシーを
男にするとかウンタラカンタラ
して精神的に追い詰めていくが、
やはり追い詰められた人間は
何をするかはわからない。

現に日本でも問題に
なっていることだと思う。

精神を破壊しつつも
利用できるスキルがあると
侮ったセンセイが
キャシーを精神や
社会的危機、経済面でも
囲ってしまおうとするが、
本当に生真面目で
孤独な善人を追い詰めては
いけない。

しかし本来ならスカッと
するはずなのに
なぜか煮え切らない
ゆるい感じでオフビートなのが、
やはりクセになる。

低予算映画の脚本の
本質的な面白さというものを
久しぶりに味わったような気がした。

そしてジェシー・アイゼンバーグ
無限に根暗な青年を演じられて
ずっと
『ソーシャル・ネットワーク』の
演技のままなの本当に笑える。

ありがたい

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.5/10
・映像のアプローチ 7.5/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

73点

悪趣味な映画でとても良かったなぁ。

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his0809
3日に1回更新を予定してます。また来てください!

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