「時を経る度に新たな魅力が付加される作品」
1977年アメリカ映画作品
監督
ジョージ・ルーカス
(『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』)
出演
マーク・ハミル
ハリソン・フォード
(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』)
キャリー・フィッシャー
STORY
遥か彼方、遠い昔の物語。
エピソード3から15年程経った世界でのお話。
世界は帝国の支配されていた。反乱軍に所属するレイア姫は、帝国の新兵器デススターの設計図を入手したのだが、それが帝国にばれてしまい、捕まってしまう、だがレイア姫はその情報をR2D2というロボットに隠しとC3POという翻訳ロボットと共に、脱出させた。
辺境の惑星タトゥーインに住むルークは、この星に残る数少ない若者だった。養父と養母がこの星から彼を出すことを許さなかったのだった。
だがその星に二体が落下してしまい、二体はルーク達の家に引き取られるのだった。
整備中のルークの前にR2のデータが投影され、そこには、ケノービという人物へのSOSがあった、何の因果かこの星にはケノービという老人がひっそりと暮らしているのだった。
ある日R2は独断でケノービを探しにルークたちの家を脱走してしまい、ルークとC3POは彼を探しに行くが、そこで盗賊に襲われてしまうのだが、ケノービに助けられたのだった。
ケノービと交流をするルークだが、帝国の追っ手は既にこの星までやってきていたのだった。
ルークの養父たちは帝国の手によって葬られていた。
残されたルークはレイア姫を助ける為、ケノービたちと宇宙に行くしかなかったのだった。
2010年11月19日鑑賞
2016年11月18日再鑑賞
感想
結構久しぶりの鑑賞になるな。
スターウォーズ第一本目。
映画史におけるところの、キャラクタービジネスの発祥に繋がる実写映画という奴です。
とても重要だし、そのビジネスの成功のおかげで、これまでに7本もの映画が作られ今でも全米では、CGアニメが放映されているみたいです。
日本ではというと、一部の世代は鷲づかみだと思いますが、現在の高校生、つまり1995年ぐらいに生まれた人達は見たことが無いかもしれない映画になっているみたいです。
自分の小中の時は地上波で頻繁に放映していたけど現在では、全く放映されてないよな。
おれが小中の時がだいたい14年前ぐらいにあたるから、大部時代は変わってしまったな。
そういう意味で現在の映画と比べると恐ろしい程、劣化した映画ではあります。
現在だとありふれた内容になりますが、当時の現状が書かれた文献を見ると、スター・ウォーズの世界は画期的だったみたいで、皆が何度でも足を運んでいたらしい。
今の時代で言うと3D映画の時代を切り開いた、アバター並みと言っても良いかも。
もっと深いこと書いてみたいし、色々踏み込んだこと書いてみたいけど、それはもっと文章力と社会的地位でも獲得することができたらにしようと思います。
とりあえず本作は、衝撃的で時代を変えた素晴らしい映画であったが、日本の現在では、若者も知らない、エピソード3も公開してCGアニメが日本で大コケしテレビシリーズはレンタルビデオ店にひっそりとある話題性の無いカルト映画となっているかもしれないな。
さて内容の方は、いたってシンプルで、青年が旅に出るが、実は彼は大いなる運命の持ち主だったと言う感じでしょうか?
自分が見たのは、リニューアル版のエピソード4なんですがね、まぁーそれは問題無いでしょう。
実際はそこまで面白くないかな。
現在の映画例えばエピソード2に比べるとその時代より先を描いているけど古くさい。
また映画内のネタは、既に知っているため、いまいち驚きが無い。
強いて言うなら、R2とC3POの中に人が入っていることが信じられないのと、帝国軍がまじ半端無く悪い奴。
あと本作では銀河皇帝も出てないんだなー。
本作の欠点と言えば、いまいち見せ場が無いとこ。はっきりとして凄いシーンは無く、衝撃的な世界観が全編を通して描かれている。今のSF映画の基礎がここにあると言っても過言では無いはず。
終盤が何故か宇宙戦になるのは、シリーズ構成など無かったからだと思うが、シリーズ的に見ると変だが、映画的に考えると、結構面白いかも。だって普通の青年が、完全な英雄になってしまうのだから。
物語の基礎を感じさせる偉大な一本だな。
6年ぶりにBlu-rayで鑑賞
印象は強く残っているが、見るのもう6年ぶりか。
その間に新作のフォースの覚醒だったり、来月には本作の前日譚の『ローグ・ワン』が日本公開。
本作の冒頭で「デス・スターの設計図を手にいれて弱点がわかるから、これを反乱軍の本拠地に持っていかなきゃ!」というオープニングのシークエンスがあるが、その直前までを描く作品ということで、スター・ウォーズ史上『帝国の逆襲』ぐらいの痛みが描かれる作品なのではないか?と期待している。
特に本作を観ると、なんだかしみじみする。
Blu-rayということで1080Pな訳だが、さすがに70年代の作品なので、広角の撮影はかなり画質が荒く思えた。アップのショットなどはかなり綺麗で、今まで意識してなかったがR2とC3はかなり汚れている。
特に金ピカのイメージが強かったC3が実はかなりメッキが剥げている点には驚いた。
ダースベイダーも今の黒光りのイメージよりもゴム質な感じで作ったダサさを感じる。
ただ古いハリウッド映画は俳優をわざと綺麗に見せる独特な照明を当てたショットもあるので、それのせいもあるかもしれない。
もっとフィルムを再スキャンしたなどのこだわりがあればもっと綺麗になるんだろなと思う。
ブルーレイに当たっていくつか変更点があったようだが、DVD用に合成した部分のCGが妙に浮いてしまって、過去作では感じなかったツギハギ感もあるのが惜しい。
作品としては、意外とグロ要素強いんだな
と再確認、腕をチョンパしてちがグチャとか、ヒーロー側なのに敵を無残に惨殺などなど、意外と容赦ない面々。
ルークが、終盤ファイター乗りで大活躍するが、もともと運転スキルが高かったのが、最後に生きていたのかとちょっと納得。
あと新三部作の登場で、どうしても『スター・ウォーズ』=宇宙チャンバラアクション!!
のように思っていたんだけど、『ローグ・ワン』の存在で、本作の終盤にとりあえず敵の基地兼兵器倒しました万歳!!な安いプロットが多くの死んでいった仲間たちの復讐をようやく果たしたという意味がより強くなっているなと、このスター・ウォーズという存在は年を経るごとにただの宇宙活劇だった異世界の物語にどんどん新たな面白さを付加させていて、すごいなと思う。
まぁでも結局はフォースでどうにでもなる!!!
というそれでいいのかよ?という作品になっていたので、脚本としてはまぁあれなんだろうな。
得点
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.5/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 10/10
・上映時間と個人的趣味 6.5/10
75点
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