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◎ビッグ・アイズ「ティム・バートンの10年ぶりの人間ドラマ」 78点◎

「ティム・バートンとクリストフ・ヴァルツのコラボが最高だった。」

ビッグ・アイズ
アメリカ2014年アメリカ映画アメリカ

監督
ティム・バートン
(『シザーハンズ』『エド・ウッド』『バットマン リターンズ』)
ティム・バートン監督の『ビッグ・フィッシュ』以来の人間ドラマ映画!!
ファンタジー要素が主題でない、作品は10年以上ぶり!!
ただビッグ・フィッシュも回想シーンなどにファンタジー要素が含まれているので、ここまで地に足がついた人間ドラマを主題に置いていた作品はかなりお目にかかっていない。
ティム・バートンは人間ドラマ映画も撮れる!!
本当に珍しく、人間ドラマメインの映画で、びっくりしている。
特に俳優のクリストフ・ヴァルツがたまらなく笑える。
内容は、ゴーストペインター事件を1時間40分という短めの尺に収めたため、とてもテンポよく映画は進み、合間合間には、ティム・バートンの『シザーハンズ』を彷彿させる彩り豊かを超えたけばけばしい60年代50年代の建物が映える。
ただCG部分も目についていた印象。
とりあえず際物俳優のクリストフ・ヴァルツさん。
終盤の裁判劇は必見。
中盤のテレビが意外な伏線になっており、目を疑う大立ち回りを見せてくれる。
また食われ気味のエイミー・アダムスだが、すごくハマっている。
なんというか、俳優として無理してい感じがない。
それっぽい人にしか見えない。
また自分の絵を取り戻す件が、新興宗教なあたり、滑稽でティム・バートンっぽい。
どこかコーウェン兄弟っぽい作風だが、そこに絵の具をぶちまけてしまったようなオドロドロしい映像の輝きが、まさしくティム・バートン。
ティム・バートンは内面の葛藤を芸術的のようにファンタジー溢れて描く作風が奇抜すぎるが、『ビッグ・フィッシュ』同様に地に足がついた作品も全然撮れるので、素晴らしい映画監督。
ティム・バートンの監督の評価を見直させる一品。
ちなみに自分はティム・バートンの『ビッグ・フィッシュ』が一番好きです。
あとダニー・エルフマンの音楽は印象的でした。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 8.6/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 8/10
キャラクターの魅力 8.8/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 6.5/10
音楽 7/10
俺の趣味 8/10

78
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