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☆【映画レビュー ネタバレ】スター・ウォーズ/フォースの覚醒 【90点】☆

フォースの覚醒
アメリカ2015年アメリカ映画アメリカ

新しい伝説の幕開けだ!!
期待していなかったわけではないが、不安と期待が交錯して、そこまで超見たい!どうしよどうしよ!と思うことができなかったし、宣伝を利用した12月18日の平日の18時公開という社会人の映画ファンを殺しにきたディズニーの手法に不満もあったわけで、さらにはIMAXで撮影されているのに、公開3日間の上映会は特別なパンフが買えるけど、IMAX版は除外とか、もう何が正義かわからないし、呆れ始めたわけだが、映画の蓋を開けてみれば、紛れもない32年の月日を経て、スター・ウォーズの続編が生み出されていた!!
もうね。それだけで最高なんです。偽物でもなく、本物のルークたちの後日談があったんです。
年老いたハン・ソロもレイアも出てくる。
その子供たちの出てくる。そして戦争はまだ終わってなかった。(それはなんか辛いけどもね。)
新3部作という知っていることの映像化ではなく、全く知らない映画、全く知らない冒険が始まった。
新たな主人公として、ストームトルーパーとして育てられた少年のフィン(FN)と父の帰りを待ち続ける凄まじいフォースを使えるレイ。そしてルークの弟子だったのに、才能がないからか離反してダークサイドに落ちてしまったカイロ・レン。この3名の若者とハン・ソロたちが出てくる。
しかし映画は、あくまでも新たな若者たちに託された。それは映画の終盤の衝撃的な展開でわかる。
新たな時代が始まったのだ。
映画としては、論理性などを度外視して、テンションでもっていくとこもある。
特にミレニアムファルコン号でのレイとのやりとりなどは、いまいち意味がわかりづらいし、よくもそこまで治せるなと。
あとフィンとレイがワーキャー騒ぐ展開が中盤まで多め。
これは正直、子供が見ても楽しめる映画であるとして、個人的には評価したい。
スター・ウォーズはマニアの映画ではなく、家族揃って銀河の彼方へ誘う。そういう映画であることに間違いはないわけです。
賛否両論だと思う、カイロ・レン。
個人的にはかなり好きだし、魅力的だと思う。
ネタバレするが、原作のスター・ウォーズの続編の小説では、ハン・ソロとレイアの子がダークサイドに堕ちるというのがあって、今作はその設定を下敷きにしているようで、やっぱりカイロ・レンさんはハン・ソロの息子。
ただ仮面をかぶっているのに、本作では仮面を何度も取る。
その姿が若きアナキンにハン・ソロを足したような面影で笑える。
しかもレイアの息子だからか、そこまでフォースの才能が遺伝されなかったよう。また偉大な叔父のルーク。
そしてアナキンという祖父がいながらも、自分の弱さに対峙して、グレちゃった、近年の『ガンダムUC』のリディのような立ち回りで、基本的にブレブレ。
ちなみにそれに相反するルークの娘のように思えるレイは、オードリーとバナージを足したような存在か。
じゃあフィンはバナージの純粋さだけを体現したような存在。笑
とりあえずスター・ウォーズの続編は、ガチガチの才覚で功をなした家系の骨肉の争い系のドロドロな人間模様が描かれた映画です。貴族系のお家もの系の映画。
そういうものをスター・ウォーズに持ち込んだのがいいなぁと。カイロ・レンのキャラは当然といえば当然ですが、出来損ないのアナキン感がかわいそうで好きです。同情してしまう。
このままダークサイドの深みにはまるのか。リディのようにレイに手を出しては断られて、最後には説得されて一緒に戦うのか、その場合本当にフォースの安定をもたらす重要な存在になりそうですけども。
カイロ・レンの事は応援します。仮面をつけた後ろ姿が結構好き。
J・J・エイブラムスの個性は?
これ、結構考えると、見えない。
作風としてはJJって色付いた光を反射させるの結構好きだけど、さすがに伝説の映画の続編には、それはやらなかった。むしろやらなくて正解。
そうなると個性っていうと、なかなか見えてこない。結局続編映画やテレビドラマの映画化、『E.T.』を独自リメイク。みたいにオリジナルな映画は監督していない。そういうオリジナリティに乏しいが、映像センスは非常に高い。特に広角の映像がずば抜けて気持ちいい。
今作もIMAXカメラを使用したシーンが複数あって、ミレニアムファルコンとタイファイターとの空中戦などはすごい面白いし、スターデストロイヤーが画面を横切るシーンはまぶたに焼きつくぐらい印象的。
やはりプロデュース業で培ってきた見る側を興奮させるという客観性においては、ずば抜けているのかもしれない。
その分、オリジナリティに欠けてはいるが、むしろどんな映画でも魅力的なシーンを広角で描かせたら彼よりは若い監督はいないかも。アイデア勝負じゃなくて、あくまで迫力で攻めてる。
むしろそういう力をカメレオンと評するのかもしれない。
ライトセイバーの戦いも面白かったな。レイは突きをベースに戦うタイプなのですね。
『ザ・レイド』組の無駄使いには笑った。
あとカメオでダニエル・クレイグがトルーパー007で出てるとか絶対わからん。
キャプテン・ファズマが宣伝の割に全く活躍しないし、初日の限定パンフの表紙とか、マジなんじゃこりゃ!!絶対フィギュアとか売れんだろ。
フィンバージョンのファースト・オーダートルーパーのフィギュア欲しいな。
あとサイモン・ペッグも出てるようだが、どれだかわからん。
ビル・ヘイダーがBB8の声とかどんなだよ。
BB8の構造が素敵。
C3POの腕はなんで、元に戻った?
これも『ロード・オブ・ザ・リング』みたいにエクステンデッド版がBlu-rayで出たらいいなぁー。
ムービーネックスは反対だな。てかBlu-ray戦争ありそうだな。こりゃ。
ちなみに12月20日に一回IMAXで見て、1月1日の元旦にIMAXでまたみました。4DXは今回は見ないでおこう。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 8/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 9/10
キャラクターの魅力 9/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 10/10
音楽 9/10
俺の趣味 9/10

90
フィンの出生も含めて、まだまだ気になることが山ほどある。
マーベルシリーズもいいけど、スターウォーズもいいね。
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レイ可愛かった。フィンも良かった。カイロ・レンも良かった。

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