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☆Disney's クリスマス・キャロル【IMAX3D版】 2009年度130本目☆

「ディズニー映画の古典的回帰と3Dという新たな演出とアイマックスの包容力。」
2009年米
監督
ロバート・ゼメキス
(バック・トゥ・ザ・フューチャー)
出演
ジム・キャリー
(エターナル・サンシャイン)
ゲイリー・オールドマン
(ダークナイト)
story
1843年のロンドンでのお話。ケチで怖く、歪んだ性格の老人スクルージ(ジム・キャリー)は、ロンドン住の人間に恐れられていた。
クリスマス・イヴに部下のフレッドを脅し家に帰宅すると、何やら不気味な気配を感じ、そこに7年前に死んだ共同経営者のマーレイ(ゲイリー・オールドマン)の霊が現れる。
マーレイは生きてる時に、人に善意などを怠ったため、また自分の欲を最優先にしたため、世界をひたすら彷徨い続ける身になってしまったのだ。
そしてスクルージにも自分と同じ運命になることを伝えるが、今日現れる過去と現代と未来の精霊なら未来を変えられるかもしれないと言われ、マレーイは行ってしまった。
怯えるスクルージの前に、過去の精霊がやって来たのだった。
2009年11月15日鑑賞
感想
3Dで見なかった人は、いったい何を勘違いしてこの映画を見たのだろうか、実際3Dでなかったらこの映画はとても面白く無い、話も微妙だし、やたら映像の構成が微妙だし。いや逆に言ってしまえば、この映画は3Dで見ることを前提に作った一本であり、3Dを演出として使い、映画として調和の取れた、意欲作であるのだ。
しかし冒頭はテンポが悪く長々しく、結構退屈。だが、それも演出かもしれず、冒頭にテンポを悪くすることによって、物事を重々見せようと言う魂胆なのか?それに相まって、短いシーンでも濃厚に楽しむことが出来た。テンポの悪さもテクニックなのかもしれないな。この映画の面白いとこは、あくまでも古典的なままの話をそのまま使っていることだとも個人的には思いたい、どこか距離もあり説教的でありながら、自分の生き方は良いのか?のような。
まぁーでも原作が100年前らしいから、そこに文句を言うのはおかど違いである。ただ、近年のディズニー映画としては、本当に堅苦しいが、小さい頃に見たディズニー映画を見てて思い出した。
なんというか、音楽の奥行きや物語の単調さなどが心にしみてくるのだ。人間一年に一度くらい嬉しい気持ちでいっぱいになったて良いじゃないか。そういう映画。クリスマス前に見て、クリスマスなんてカップルの日だろ?とか言ってるあなた違うんですよ。クリスマスと大晦日は「せっかく」だからはっちゃけような日なんですよ。
相変わらず多種多様な演技をしてくれるジム・キャリー。
ジムキャリー好きの自分としては、嬉しい限りですが、過去の精霊がまんまジム・キャリーの時は笑いが止まりませんでした。
偏屈なじじいの役のジムキャリーだけどラストはいつものジムキャリーで、良いんだか悪いんだか。(笑)
ただこの映画のキャストの流用さとかの製作費のけづり具合はなんか良いと思う。フルGCな一本ですが、リアルさは絶大です。そのCGできるカメラの自由度が、半端無いのが現実。
さてここからは、IMAXシアターのやばさを綴りたいと。
冒頭からのろうそくの斜めさが半端な差過ぎるのがやばい。もうすっごい違和感無く飛び出てる。ろうそくやばい。
もともと3D用に作っただけあって、演出の一部だけあってやばいんだけど、迫力が違いすぎる。
雪が顔に当たってるみたい。
怖いシーンが本当に怖い。
一番ヤバいのはIMAX用の映画だと、音が本当にすごい。
音に包まれていて、映画に包まれている感覚が半端無い。
その映画との一体感が凄過ぎる。
映画館では感じられない何かが相変わらず半端無い。
ただちょっと横の角度に字幕が弱いのが難点。
一度IMAXで見るとリピーターになることうけ合い。
以前ボルトを通常の3Dで見た時はCGに奥行きが生まれていただけで、そんなに何かを感じなかったけど、こっちだと迫力が上がる感じ。
得点
9点
そういえばロバート・ゼメキスの映画って結構自分の中のベスト映画の監督だったりするんだけどなー。でもこの人大学教授みたいな真面目さがあってうける。

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